さて、プログラム1部で取り上げた女流作曲家セシル・シャミナード。

 

実は今回、シャミナードのたくさん存在する歌曲の中から『銀の指輪』『もしも貴方がそう言うのなら』を選んだのにはちょっとした理由があります。

 

『銀の指輪』はヴァンソンのお祖母様がいつも一家団欒の時に歌っていた曲だそうです。

初来日の日本に自分の大切な思い出も一緒に連れていきたい、と言うヴァンソンの気持ちを汲んで選曲しました。

 

この曲の作詞はロズモンド・ジェラールと言う女性によるものですが、この女性について調べるうちに彼女のお墓が我が家の近くにある《パッシー墓地》にあることがわかりました。



 ロスモンド・ジェラール https://g.co/kgs/jm4ACh3


この墓地については以前ブログでも書きましたが、歩いて行かれる興味深い名所(?)です。


そう言うことからロズモンド・ジェラールになんとなく《ご縁》を感じたので、日本でのコンサートには彼女の詩による歌曲を選びました。

 

早速彼女のお墓を訪ねてみようと思ったものの、冬のパリは大変日が短く日中でも薄暗い毎日、なかなか墓地には足が向きません。

 

3月になりようやく空気の中に春の兆しが感じられるようになった或る日、意を決して出かけてきました。

 





 



そしてなんと彼女のお墓は、去年の8月に見つけたビックリ仰天のお墓の直ぐ近くでした。

https://ameblo.jp/suizi/entry-12816775958.html


 

余談ですが、お墓を訪ねた日の少し前アレクセイ・ナワリヌイ氏が亡くなった事を追悼してトロカデロ広場にはこんな光景が見られました。













 つづく.......