8月15日----日本では終戦記念日、フランスでは Assomption (聖母被昇天祭) ですが----友人M子さんに誘われて Maison de Victor Hugo (ヴィクトルユーゴー記念館) に行ってきました。


実は今年10月3日に予定されている演奏会でヴィクトルユーゴーの詩による歌曲4曲を歌う予定で(またそれについてはウェブサイトで改めてお知らせします〜)何というグッドタイミング❣️


ところで、私のアパートの地下鉄最寄り駅は2つありますが、そのうちのひとつがなんと地下鉄Ⓜ️2号線の《ヴィクトルユーゴー駅》なのです。


私の悪い癖であまり色々な事に疑問を抱かない性格ゆえ,今まで何故この駅の名前がヴィクトルユーゴー駅で、この駅のある広場が何故ヴィクトルユーゴー広場と呼ばれ、この広場を突っ切っている通りが何故ヴィクトルユーゴー通りと呼ばれているのか全く疑問を持ったことがありませんでしたが😅今回ちょっとお勉強しました。


後半で詳しく説明していきますね〜


ともあれ今日は《ヴィクトルユーゴーDay》と勝手に決めました😆 徹底的に研究するぞ〜💪


偶然にもVH----以下ヴィクトルユーゴーを略してVHと致します----記念館に向かうには地下鉄2号線に乗る必要があり.....

今まで散々乗り降りしながら一度もやった事のない《ある事》をしました。




地下鉄のVH駅構内の写真です。

よく見たら胸像の両側には彼の詩か何かが刻まれています。電車が来たら飛び乗っちゃうので今まで気づきませんでした😅


さて待ち合わせのVH記念館の前に到着。

まずは記念館一階にある Café Mulot でランチです。


もうすぐ私の誕生日が近いと言う事でM子さんがご馳走してくれました。ありがとう❤️感謝❣️


実は今、常設展の他に《VHデッサン展》をやっています。詩作の合間の楽しみとして描いていたデッサン3500点の内、700点がここに収蔵されているそうです。

全く才能ある人はとことん色々な才能に恵まれるのですね.....(またその反対もあり😆不公平😅)。


今は便利なものがあり、入り口でQRコードを読み取るとこう言うアプリがインストールされます。

注:翌日の月曜日に写メしたので休館日となっていますがそこは飛ばしてください。

ちゃんと日本語で説明を読めるのです〜ヒャッホー🙆‍♀️


ここから得た知識で要約しますと.....


この館は1605年に建てられました。

VHはここに1832年〜1848年6月の二月革命までの間、館の3階に賃貸で住んでいました。

1902年、VH生誕100年に弟子であったポール・ムリスがパリ市に掛け合いこの館をVH記念館として創設し、1903年6月に正式に開館しました。


ヴォージュ広場(VHが住んでいた頃はここはロワイヤル広場と呼ばれていた)に面しています。


さて早速中に入って見ましょう。

大理石の床と木の腰壁が良いバランス!

歴史を感じさせる階段


2階の踊り場にあるこれは

ポール・ムリスが、記念館設立に当たりアンリ・クロに発注した、ペーストガラス6枚のパネルで出来た彫刻です。VHがペガサスに乗って曙の女神オーロラに向かっています。





デッサン展は後で見ることにしてまずはアパルトマン見学から始めます。


①控えの間

ここには彼の幼少期の思い出から亡命前までの展示品、また彼の詩人、小説家、劇作家としての名声を彼にもたらした作品にまつわる展示品があります。

あ!VH駅で見た胸像と同じ!こっちは白いけれどね。


妻のアデールさん

おや!もう一つのアデールさんの絵!この絵は7月16日に行ったリュクサンブール美術館の特別展で見たばかり。そうか〜いつもはここにあるんですね〜👍

リシュリューホールに於ける《エルナニ》初演の状況を再現したもの、アルベール・べナール作。

カジモト

これもノートルダムドパリから

カジモト

この部屋を後にして次の部屋へ


②赤いサロン

小さな小さなピアノ、蓋を開けて鍵盤の数を数えたい衝動に駆られました(笑)そのくらい小さい。

ピアノのペダルが一個😳❗️

ここにもまた胸像が!


VHと息子のフランソワ・ヴィクトル

オーギュスト・ド・シャティヨン作


赤いサロンの窓から見える景色

赤いサロンの次はちょっとビックリのお部屋へ!


③中国風サロン

1851年12月2日のクーデターの際、恋人のジュリエット・ドルーエに助けられて亡命、その後19年間亡命生活を送りました。

この部屋は亡命生活を過ごした恋人ジュリエットのガーンジー島の住まいを再現しています。

この超独創的な装飾はVHが考案したそうです。






ガーンジー島の貧しい子供たちの為のバザーをアデール夫人が企画、ジョルジュ・サンドやアレクサンドル・デュマなどそれぞれがインク壺を寄付。

妻のアデールと違い恋人のジュリエットはVHのこうした独特の装飾を面白がって受け入れていたとか.....


この部屋の次はダイニングルームですが、ブログがあまりにも長くなるので一旦ここでやめ続きは❷で書くことに致しましょう。


引き続きお楽しみに〜🥰