このところ、パリの大気汚染の影響か喉の不調が続いていました。
そういう時は「沈黙療法」が一番良いのです。
とにかく声帯を休ませる。日頃酷使しているので休ませる、これしかないのです。
身体の他の部分はそれ程辛い訳でもないので出掛けようと思えば出掛けられますが、外に行くとどうしても「喋る」羽目になるのでとにかく家に引き籠っているのが最良の方法です。

家に引き籠っていると退屈なので自ずと向かう先はKindleです。

それも堅苦しい哲学書や悲惨なお話とかは免疫力を下げるのでダメ。

そこで、大好きな佐藤愛子さんや上坂冬子さんのエッセイをあれこれ読み漁りました。
そんな中でこのお二人の往復書簡形式のエッセイ本がある事が判明。
その名も「冬子の兵法 愛子の忍法」
早速Kindleで探したのですが、Kindleでは発売されていないようなので、これは日本に帰ってからのお楽しみにする事にして諦めます。

その代わりと言う訳でもないのですが、ふと目にとまったこの本「男の結び目」を読んでみる事にしました。
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田辺聖子さんも佐藤さんや上坂さんと同世代(つまり私の母親世代の女性たち)。
田辺さんのご本は今まで全く読んだ事がありませんでしたが、取り敢えずこの佐藤さんとの対談エッセイから始めてみようではないか!と言うことで早速読んでみました。

まあ、結論から言いますとこの対談形式のご本はそれ程面白くありませんでしたが😅💦
また余談ですが関西弁大好きの私ではありますがネイティヴスピーカーではないので文字として関西弁が並ぶと書物としては意外に読み難い事も判明して我ながらビックリでした。

そして、田辺さんを知った勢いで、この方の著書「女の長風呂」もついでに読んでみました。

この中には「カモカのおっちゃん」と言う著書のご主人様がモデルと思われる男性がしばしば登場するのです。
しかもこの方、佐藤さんや上坂さんのエッセイにはここまでは無いなあ〜〜と言うくらいセンシュアルな事柄にグッと踏み込んでいらっしゃる。
エッセイですから当然ご本人の体験に基づくものも多い訳でしょうし、ご主人様とおぼしき方も頻繁に登場するので、なんだかやたらと艶かしいのです。この世代の女性としてはすご〜い👍❗️(拍手)👏👏👏
でもここだけの話、正直に白状すると、読みながらついついご本人のご尊顔が浮かんでしまい……
ちょっと........🙄と言う感じでありました(笑)😜

作家はその著書が世に出るのであって、著者ご本人はあくまで黒子的存在でしょうが、小説ならいざ知らずエッセイとなると読むほうはご本人のお顔やらその時のシチュエーション等々頭に思い浮かべながら読むので、エッセイに限って言えば私はやはり美人女流作家さんの書かれたご本が好きと言う結論に達しました。

もちろん、きっと実際にお会いしたらとてもチャーミングな方なのだろうと言うことは重々承知してはいるのですが。(ごめんなさい🙏🙇)。