ちょっと用事があって
久しぶりに吉祥寺にでかけた。
吉祥寺は娘が生まれてから10歳になるまで
一緒に暮らした街。
思い出がありすぎて、
街を通り過ぎるだけで涙が溢れてくる街。
昔住んでた家の前にも行ってみた。
この壁のある一軒家。
昔ながらの造りの一軒家で
結婚したばかりで住むには
ちょっと古めかしくて
当時はちょっと不満だったけれど、
今思うといいお家だった。
今住んでるマンションも
来年取り壊しが決まってる
ヴィンテージマンションで
古いマンションや古い家のよさが
この歳になって
ようやくわかるようになってきた。
家のほかにも、
旗振り当番をした交差点、
誕生日には必ず買いに行ったケーキ屋、
毎日の買い物にでかけたスーパー、
一番通ったコンビニ、、、
あの頃の「日常」をめぐった。
特別じゃない場所こそが
愛おしすぎた。
週に1度は訪れてた花屋にも行ってみた。
花屋のおじさんは
8年ぶりだというのに
覚えていてくれて
「最近顔出さないね。忙しいのかい?」だって。
もうね、涙が出てきちゃったわけですよ。
この気持ちを誰かに伝えたくて
いや、伝えるなら
この人しかいない、と
娘に
「今ね、吉祥寺にいるの。
ママ、なおのこと本当に愛してる!!!」って
ラインしたら
「は? 酔っ払ってる?」と
返事が来てしまったけれど笑
江東区南砂町という東京の下町で生まれ
48年。
いろんな場所に住んだけれど、
私の中で
吉祥寺は永遠不滅にNO1愛おしい街。
人生において、
そういう場所が
あるって幸せだなあ、って
前にもこんなこと一度ブログで書いた気もするのですが
今日もまたしみじみ思ったのでした。