先日,
「CODE CONFERENCE TOKYO 2015」
http://code-conference.com/
という
イベントの中の

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次世代マーケッターを選ぶイベントの審査員として
参加してきました。

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簡単にいうと
レオパレス21の
「どうしたら女性入居者を増やせるか」
というお題を考え
コンテンツとPR施策をプレゼンするというもの。

ココまで勝ち抜いてきた
7社の広告代理店の女子チームが
競い,最終プレゼンを行うこの日,
私は大手代理店のクリエイティブディレクターとともに
審査員をつとめました。

みなさん、日々プレゼン百本ノックを
やってきただけあってお上手。

でも、なんかぐっとこない。。。
というのが正直な感想でした。

左脳で考えてる感じがすごくする、というか。

もちろん,戦略的に考えることも大事。

でも人の「心」を動かせなかったら
人は動かない。

せっかくターゲットが自分たちと同じ年代の女子だというのに
「わかりますよ、けど、
実際,そのコンテンツで
あなたは引っ越したくなりますか?」と
問いたくなってしまいました。

編集者をやめて10年
一般的な会社というものは
ユーザーに向けて作っているはずのものなのに
実は,その前の社内プレゼンを通すのに
一番必死にならなくちゃいけない、という
世間のルールも知りました。

ユーザー(読者)の
「かわいい」「かわいくない」
「欲しい」「欲しくない」
に常に向き合ってきた私にとっては
衝撃的な事実でした。

「誰のための商品なの?」って。

でも、確かに,日本はまだまだおじさんが偉い社会。
だから、感覚じゃなく数字でしか
説き伏せることの出来ない
その人たちを先ず納得させないといけないことも
編集者をやめて知りました。
だから、右脳じゃなく
左脳をぐわぐわん動かして仕事しちゃう気持ちも
わからなくない。

実際,「ほぼ右脳しか動いてない」私は
「絶対これがいい!超自信がある!」と思ってることを通すのに
偉いおじさんの理解が得られず
なんだかな~~~~~ってことも
しょっちゅうあります。

そういうとこ
もっと器用にすいすい泳げるようになったら
もっと大きな仕事やクライアントから
仕事が来るのかもしれない。

そのことに悩んだ時期もありました。

でも、そうそう人間は変わらない。

そんなわけで
いつしか
「私は,社内のおじさんを説得するためじゃなく
ユーザーに本当に刺さるものを作りたい。
それがわかってくれる人とだけ仕事すればいい!」と
我が道を決め込み,
心のままに愛する仕事だけを
やらせてもらってます。

それで失ったものもたくさんあるけれど、
逆に言えば
そのやり方を通してきたからこそ
守れてきたものもあるなあ、と。


世渡り上手のライバルたちの
成功する姿を見て
時折ずどーんと落ち込む夜もあるけれど
私の人生のモットーは
「自分の心にまっすぐに従い生きること」なので
きっと、この先も
なんだかとっても不器用で不格好なまま
日々穴に落ちたり,壁にぶつかったりしながら
進んでいくんだろう、と
ようやく、「ま、それが私の人生だからね」と
納得できるようになってきました。

もう46、、、遅いなあー笑