今日は朝からダニジェマの
2016SSの撮影でした。


写真は、インビテーションカードや
HPの中のこのコレクションのページに
使われるもの。
http://www.danigemma.com/collection.html

編集者時代もよく来た都内のハウススタジオで
撮影。

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うちのスタッフたちも
モデル、慣れたもので
こんなにいい感じに。
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定番人気の
「ヒールの色が違うプチヒール」も
こんなきれいなカラバリで
季節はこれから冬だけど
やっぱり春はおしゃれが楽しいよなあ、と。

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ダニジェマは決して大きなブランドじゃないので
撮影時は
私がクリエイティブディレクターでもあり
アートディレクターでもあり
スタイリストでもある。

でも、そんな「手づくり感」が
性分にあってるようで、
本当に楽しい。

ファッション編集者を15年くらいやっていたので
撮影は一番慣れた仕事だけど、
思い描いていた以上のクオリティの写真があがってきたときの
喜びは
編集者時代とはひと味もふた味も違う。

もちろん、あの頃も
「いかにこの服や靴を素敵に見せるか、
そのモデルを素敵に見せるか」
を120%頑張る、という姿勢は変わらないのだけど
やっぱり、
デザイナーさんと一緒に
シーズンコンセプト話し合い、絵型チェック、サンプルチェック
サンプル修正、、と
向き合い続けてきた靴だからこそ
ゼロからたち上げて苦労が多いブランドだからこそ
思い入れは格別で
だからこそ、
いい写真が撮れるとたまらなく嬉しい。

何の安定も約束もない仕事だけれど
こんなに愛せる仕事をやれていて
本当に幸せだなあって思います。

ダニエラ&ジェマ、スタートして2年、
みなさんの前にデビューして10ヶ月が経ちましたが
先日のルミネのポップアップショップも
予算の倍の売り上げで
繊研新聞に取り上げていただいたり、
多くの百貨店やショッピングビルから
ポップアップショップの出店依頼をいただいて
本当に手応えを感じてます。

予算が少なかったり、
納期通りに商品があがらなかったり
思い通りのサンプルにならなかったり、、
苦労が多い中
でも、ダニジェマをブランドにしたい!!!!
情熱だけでなんとか突っ走ってきた
この2年。

ようやく苦労が報われた気がしています。

でも、まだまだこれから。

もっと多くの人に愛してもらえる
ダニジェマを目指したい。

思えば、私の仕事への情熱の源はすべてこれ。

「自分もいい、と思えるものを
より多くの人に愛されるものにしたい」。

だから編集者時代も
パリコレに連れてってあげよ、といわれることよりも
「佳恵さんの巻頭の連載で紹介してくださった
うちのワンピースが3日で完売しました!」と
いわれることのほうが百倍嬉しかった。

おしゃれなことも
カッコいいことも嫌いじゃないけど
独りよがりのモードはいらない。

それよりは
多くの女性に共感されるものに関わっていたい、
でも、それは、もちろん
自分も素敵だな、と思える世界観のもので。

それが
その仕事を愛せるか愛せないかの指針になっている気がします。

15年いたCanCamをやめたときも
理由のひとつはそれだったな、と。

関わり始めた20代前半は
そのままずばりCanCamから抜け出たようなコでしたが
大人になるにつれ
当然、興味の対象ではなくなり、
「仕事が遊びで遊びが仕事」な私には苦しくなってしまったんですよね。

そうなると、
今はダニジェマは雑誌でいうと
20代後半から40代の女性誌にとりあげられていて
私自身も履きたい靴だらけですが
何年かしたら
志向が変わるのかもしれません。

そんなとき、ブランドが一緒に年を
とっていくのか
私がクリエイティブディレクターをおりて
もっと違う立場になり
クリエイティブディレクションを
適役の人に任せるのか、それはわからないけれど、
しばらくは
ダニジェマLOVEは
当分続きそうです。