仕事始め、
自宅に戻ってきました。



実家は埼玉で
そう遠くはないし、
実家にいれば、至れりつくせりなのですが
やっぱり、
自宅が一番落ち着くなあ、なんて
思ってしまいました。


実家にいた時に
一番感じたことが
「ああ、これがお茶の間受けする
TVってやつかあ」ってこと。


今の20代の子は
一人暮らしの家にTVがない人とか
多いようですけど、
私は、完全にTVがないと生きていけない派(笑)


とはいえ、
あんまりバラエティとかは
見ていなくて
とにかくドラマ好きなので
もっぱら、huluやApple TVで
昔のドラマや映画を見ているのですが。


実家にいるとそうもいかず、
まあ、TVを見に帰ったわけでもないので
父が合わせるチャンネルを
おとなしく見てるわけですが
「これ、家に一人でいたら
見ないよなあ」という番組も多く。


でも、チェックしてみると
そういう番組が
やっぱり数字をとっていたりします。


代表的なのが
お正月の名物番組ともなった
テレ朝の「格付けランキング」。

浜ちゃんと伊東四朗が司会して
GACKTがずっとパーフェクトの
あの番組ですね。



1億の盆栽と
お菓子で作った盆栽が出てきて
さて、どっちが1億の盆栽でしょう?
・・・そんな、
いってしまえば
「どっちでもいいよーぉ」なことを
延々とやってらっしゃるわけです。



家に一人でいたら
チャンネル変えてしまうところですが
家族が楽しそうに
「絶対Bだよね! 
あの幹の感じ、そうじゃない?」
「そうだね。あれ! でも、ピン子、Aを
選んだよ。ピン子詳しそうなのにね」
と会話してるのを見ると
「この番組を楽しむ、というより
この番組をネタに
家族の会話を楽しんでるから、むしろいっか」と
チャンネルはそのまま、なわけです。


そして
「ああ、これがお茶の間受けするTVってやつかあ」
としみじみ思ったりしました。



そう思ってみると
この番組、
じつによくできてるなあと。



「ピン子は舌が肥えてるでしょ」とか
「高嶋政伸は、おぼっちゃんだから
わかるんじゃない?」と
父や母が興味を持てる
タレントさんも出ていれば
「いやいや、峯岸には無理じゃね?」
と娘が興味を持てる
アイドルも出てれば
「観月ありさって、昔は
アイドルだったのに、
もうすっかりセレブ系になっちゃったなあ」と
私世代がしみじみしちゃうキャスティングも
されている。


親や子供と見ていて
ドギマギする
過激な発言があるわけでもないが
ゆるすぎて
見るに堪えないほどのグダグダ感でもなく、
いろんな世代や価値観が
集うお茶の間にぴったりの番組なんだなあ、と。


そういう
「お茶の間感覚」を
熟知してるからこその
日テレの3冠なのかなあ~、とか
思ったり。

だって、
先日ニュースになってましたけど
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6144181

日テレが最も強いとされる
日曜夜の時間帯
「笑点」⇒「バンキシャ!」⇒「鉄腕ダッシュ」⇒
「イッテQ」⇒「行列ができる~」⇒
「おしゃれイズム」⇒「有吉反省会」。


家に一人もしくは娘と二人だったら、
見るの、有吉反省会くらいだけど、
実家にいたら
おそらくずっとこのチャンネルに
合わせてそうだもん。


でも、どんどん
「お茶の間」が減ってるわけだから
TV作る人も
いろいろ考えなくちゃいけなくて
きっと大変なんだろうなあ。