HPにて、お仕事を手伝ってくれるアシスタントさんを募集してました。


こないだのブログでも書いたとおり、アシスタントさんとは
すごーく濃いお付き合いになるし、
お仕事的に発想の豊かさ、客観性、社交性など色々と必要とされるし、
かなりこだわって選ばせていただいてました。


その中で、すごくグッとくる方が1人いましたひらめき電球


送っていただいた履歴書&お手紙から
その情熱があふれんばかりに伝わってきてキラキラ


関西在住の25歳の女性だったのですが
東京にいらっしゃる機会があるので、
会って下さいとのこと。


一度会って、かなり長時間お話しました。


話せば話すほど、情熱的かつクレバーな方で
東京在住の方だったら
「今日から一緒にお仕事しませんか?」と
言いたくなってしまったほどドキドキ


ただ、現在、関西のご実家在住で、
まったく異業種のOLさんをなされてて
東京行きは、ご両親が反対されてるとのこと

一人の人間の人生を大きく左右してしまうから

責任重大です!!
私はかなり慎重になり、ネガティブ要素を提示しました。


けれど、何を言っても彼女は
「アシスタンの条件を見たとき、コレ私だ!って思ったんです!
とにかく今、佳恵さんのアシスタントにならないと
そっちのほうが後悔するから!
どうしても一緒に仕事がしたいんです」


人は情熱があればなんとでもなる!!

と思ってるので、
「わかりました。ただ、情熱も十分伝わったし
性格的に向いてることもわかりました。
ただ、実際にお仕事がどれくらいお出来になるのか知りたいので
こんな企画書をメールで送ってください」と
最後のハードルを提示しました。


そして5日後。

感動するほどすばらしい企画書が送られてきました手紙


私はすぐに
「いや、むしろ、私がお仕事手伝ってくれませんか?
ってお願いしたいです。よろしくお願いします」と
お返事をしましたラブレター


それから、私なりに彼女が東京に来たときの準備を始め
先日の元アシスタント大集合忘年会でも
「あなたたちの妹が決まったのよー」と
彼女のことを紹介したりして
もう、すっかり一緒に仕事する気でいました。


しかし、また一週間後。彼女から連絡が…


「親に話したら
大学を出して、少し働き、
あとは嫁がせるだけだと思ってるのに。
家族バラバラになって、家族を不幸にしてまで
自分のエゴを通すのか?
…東京に行くなら父は勘当だというし
母は心労で倒れてしまった。
一生できる仕事がしたかった。

私じゃなきゃダメな仕事がしたかった。

だから、佳恵さんの元でアシスタントして

色々学んで何かをみつけたかったけど
親を悲しませることはできない」と。


さんざん話し合った結果
彼女は、親を説得することはあきらめ
「やりがいを感じない」といっていたOL生活に
戻る道を選びました。


私もいちお人の親。
親御さんの心配する気持ちはよくわかります


でも、結婚=幸せ
家族=いっしょにいること=幸せ
という価値観の押し付けは、むしろ親のエゴじゃない?
子供は所有物じゃない爆弾
愛情って、押し付けることじゃなく
認めてあげることじゃない?
ベタベタくっついてることじゃなく、
どんなに離れてても、応援し続けてあげること
辛いときこそ応援してあげることじゃない?

子供を最も幸せにしてあげるべき存在である親が
自分のエゴにより自ら苦しめてることになぜ気がつかないの?

あんなに有能な人が、親の身勝手なエゴにより
才能を伸ばすことなく閉じ込められてしまうショック!


私の娘が大きくなり、彼女のようにやりたいことを見つけて
イキイキとしだしたらむしろ、嬉しく、誇りに思うのにっ!


失望、怒り、疑問…色々な感情が沸きました。


私は「愛情」って、相手を認めてあげて、
どんな時でも何があっても

味方でい続けてあげることだと思ってるのですが
間違ってるのでしょうか?


かなり考えさせられた出来事でした…