「ポップス・ユニットのパフュームが世界進出・・・」
などというニュースを聞いても、以前(インターネット環境が整うより前)よりインパクトが少なくなりましたね。
YouTubeやUstreamなどの動画配信では既に世界的に有名だったわけですから。

アメリカのハードロックバンド「Journey」の新ボーカリストに、フィリピン出身のアーネル・ピネダが招かれたのは、
アーネルがカヴァー演奏している映像を、ニール・ショーンがYouTubeで見かけたことがきっかけという話が、それほどの意外性を感じさせない今日この頃です。

そんな情報社会におけるモノの価値というものを、動画配信サイト「ニコニコ動画」の「振り込めない詐欺」というタグが端的に示していたりします。
(振り込めない詐欺・・・自発的にお金を払いたくなるほど素晴らしい動画やツールを、あえて無償で公開している場合に、このタグが使用されることが多い)
そのような、ある種「お布施」的な流通経済を、50年前の人類学者・梅棹忠夫は「情報の文明学」の中で予見していました。

小倉駅前のラフォーレ跡の再開発では、「漫画ミュージアム」以外にも劇場構想やインターネットによる情報発信もメインに考えられているようですし。


しかし・・・、仮想現実でのアクセスばかりでなく、実際に人と会うことも大切です。
というわけで、今夜はどこに行こうかな・・・と考えたときなど、こんなフリーペーパーが参考になるのではないでしょうか?

 


「今夜の街」

今夜の小倉・紺屋町で(h)を見かけたら、お気軽に声をかけてください(笑)



音楽研究誌「あんだんて」2月号が完成しました。

今月号の特集は「音楽人類学とは?」です。
意外と知られていない人類学の研究分野の概説から、20世紀後半以降の動向、そして音楽との関わりについてまとめました。

そして、好評だった音楽系大学院・小論文入試対策講座も引き続き掲載しています。

いつものように、北九州市立大・北方キャンパス本館地下掲示板にて頒布しています。
どうぞ、ご高覧ください。
 



2011/12/18(sun)、北九州ソレイユホールで北九州市立大学吹奏楽団の定期演奏会が催されました。
マーチング・ステージとポップス・ステージの合間に、パーカッション奏者たちによる打楽器四重奏曲が披露されていて、興味深かったです。

ヤニス・クセナキスを彷彿とさせる曲調でした。
今回のパンフレットには作曲者名も曲名も記載されていなかったのですが、12/24(sat)に開かれる「福岡県アンサンブルコンテスト」にも出場されるそうなので、もう一度聴きに行こうかと思います。


そういえば、クセナキスは建築家としても有名ですね。
ル・コルビュジエの事務所に在籍中、ブリュッセル万国博覧会(1958年)でのフィリップス館の建設に携わり、
このフィリップス館でのエドガー・ヴァレーズの電子音楽「ポエム・エレクトロニーク」の演奏が、
後にクセナキス自身の電子音楽を大規模施設で上演する際の参考となったそうです・・・
 




その後、小倉堺町のJazzBar「BIRD」に。
今日はJazzではなく、70年代のハードロック(オジーオズボーン、レッドツェッペリン、モントローズ、マイケルシェンカーetc)が大音量で演奏されてました。
ノリのいいベースのほうを見ると、そこにはベーシスト柿原正洋さんの姿が!
なぜか気になるイベントに出かけると、柿原さんに会うことが多いのです。
 



満員状態で混み合った店内で、可愛い女の子が振り向く。
「(h)さん、こんばんわ!」
・・・あ、MusicBar「SinCity」のユウコさんじゃないですか!

ライブ終了後、Bar「蝸牛(かたつむり)」に。
ここのマスターの吉田さんは、北九大の軽音ウインド・フォールズでハードロック系のギターを弾きながら、部長も務められていた方なのです。
今日のライブでもマイケルシェンカーのカバー曲を演奏されていて、その完成度の高さは必聴モノです。

そして、そんな音楽好きな人たちが集まって作ったフリーペーパーが「DownTownShuffle」
 



小倉のいろんな店先や北九大の掲示板前(本館、一号館etc)にて頒布中。
興味のある方は、ぜひ手に取ってみてください・・・