ある日夫が


「子供たちの死亡保険を契約したいねん」


と言ってきました。


私は子供にそんな保険をかけるなんて
全く頭になかったし


そんな事考えたくもなかったから


え?なんで?あんぐり


となりました。


聞いてみると


最近免許の更新に行ったのですが
その時に見させられる
ビデオみたいなので


幼い息子を交通事故で亡くした
お母さんのドキュメンタリーみたいな
インタビューもあるようなのを
見たらしく。


その時に思ったそうなんです。


もし自分の子供に最悪な事があったとしたら
俺は何もできなくなる。
仕事なんか絶対できなくなる。


でも子供は2人いるからもう1人も
ちゃんと育てなあかん。


やから俺が動けなくなったとしても
ちょっとでも生活回るように
むしろ俺らの死亡保険より必要
やと思った。



と。


なるほどです。
ごもっとも。


うちの夫は要領が良くて
仕事はできる方だけど
仕事人間ではない。


仕事が嫌いではないけど
仕事を生き甲斐にしてるなんて事は
なくて、


「家族がおらんかったら俺
何のために働くんやろうなぁ」
みたいな事をたまに言ってます。


子供がめちゃくちゃ好きなんです。


そんな夫だから死亡保険の考えも


なるほど…


と妙に納得しました。


長音記号1長音記号1長音記号1長音記号1長音記号1長音記号1

そして後日…

 
保険の相談窓口みたいなところに



「子供の死亡保険とかってありますか?」



と聞きに行ったところ
たんとうのおばさまに



「え?不安


とめちゃくちゃ怪訝な顔をされた
らしいです。



まぁそうなるでしょうね。



さっき言ったような説明をした
らしいんですが
それでも


「はぁ…」


と終始なんともいえない空気
が流れていたらしいです笑い泣き


「完全にやばいやつ来たって思われてたわ」


イヒ





夫はそんな人間じゃないですよ〜。