5/19 「Meet The AMEFURASSHI!!」in ららぽーと柏の葉 | もうね。なにがなんやら

5/19 「Meet The AMEFURASSHI!!」in ららぽーと柏の葉

今回は5/19に行われた「Meet The AMEFURASSHI!!」in ららぽーと柏の葉についてレポートしていきたいと思います。

 

 

◯イベント概要

AMEFURASSHIはスターダストプロモーションに所属する4人組アイドルグループです。ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学、超ときめき♡宣伝部などと共にSTARDUST PLANETというアイドル群を構成しています。結成は2018年11月で当初グループ名は「アメフラっシ」でしたが、2021年11月「AMEFURASSHI」に改名しました。2023年11月には結成5周年を迎え、自らのライブをより多くの方に見てもらいたいいという意図の下、企画されたのが今回の「5周年記念フリーライブツアー<Meet The AMEFURASSHI!!>」です。そのため特定のCDの販促イベントではなく、セット写真の購入で優先観覧券の配布を受けることができ、無料でも観覧することができました。

 

会場となったのはららぽーと柏の葉。ステージに高さは全くありませんが観覧エリアが階段状にせり上がっているため、どこからでも見やすかったです。お客さんは整理番号読みでおよそ500、当然抜けてはいましたが無料で観覧されている人もかなりいたため、ほぼ同数のお客さんがいたと思います。それだけのお客さんがいたもののスペースが広いため、余裕を持って見ることが出来ました。屋外でのイベントで当日は曇りからライブ中には雨がぱらついていましたが、その分気温も高くならず快適に見ることができました。

◯ミニライブ

ミニライブは予定時刻の14:00にスタート。オーバーチュアにのって登場する4人。ライブではダンスが一つの特徴になっていると思いますが、オープニングダンスはありません。衣装は青のトップスで統一されていました。それではまずセットリストから。

 

5/19 Meet The AMEFURASSHI!!

in ららぽーと柏の葉

01.Blow Your Mind

02.Tongue Twister

MC

03.Drama

04.Magic of love

05.ALIVE

 

終了は14:30でしたので約30分のミニライブでした。終了後は特典会も行われました。ミニライブは5曲による構成。1曲目「Blow Your Mind」からダンスミュージックを根本とし、生まれつき日本語を話す身としては違和感のあるイントネーションと言葉の区切り方で、定義はできませんがイメージとしていわゆるK-POPっぽい曲調。これが5曲とも続きました。特徴的なのは各曲ともどこかに見せ場がある点です。2曲目「Tongue Twister」は途中に早口言葉が入っています。今回市川優月ちゃんはあまり口が回らなかったようで、曲中愛来ちゃん「かんでんじゃーねよ」とお尻を蹴とばされてました。3曲目「Drama」は4人が固まってポーズを取りながら横に移動するカニダンスがあります。ただ横に移動するだけではなく、タイミング、移動の幅がきちっと合っているのが凄いですね。4曲目「Magic of love」の前ではサビの振り付け講座が行われ、振りコピが楽しくなる仕掛けが用意されていました。最後5曲目「ALIVE」ではメンバーもうちわを持ってのパフォーマンス。会場には自作のうちわを用意しているが多数いました。AMEFURASSHIは非常に高いダンススキルで見ていて本当に楽しいパフォーマンスを展開していますが、それに止まらず楽しい仕掛けを用意されていて、エンターテインメント性に溢れているいますね。

 

一方で当初はコール不可とされていたようですが、最初のMCでコールOKになり、メンバーもならばと積極的に会場を煽っていたのですが、盛り上がりは今ひとつな感じ。途中MCで客席からの反応に何点をつけるかと問われた市川優月ちゃんは、20点という点数を付けていました。それはさすがにせっかく来てくれたお客さんに対し、失礼と思いなおしたのか「20点満点中」と付け足しをされていましたが、正直なところ100点満点中の20点だったのではないかなと思います。他メンバーも撮影可能なのでカメラに夢中になっているからコールが入らないと話していましたが、それも確かにあるのかなと思います。しかし私その原因として一番に思うのは、AMEFURASSHIのパフォーマンスの完成度が高すぎてお客さんのコールを入れる余地が乏しいからじゃないかと思います。実際、私などもAMEFURASSHIのパフォーマンスを見ていると見入ってしまいます。下手にコールを入れてこの空間を台無しにしたくない思うのが普通なのではないかなと思います。それでいてメンバーとしては盛り上がる空気感も作りたいということで、煽りを入れていくのですが、この辺りはメンバーとお客さんとの思惑にちぐはぐしたものを感じました。

 

話が変わりますが市川さんが会場の盛り上がりを20点と評したものの、後に20点満点中と付け足したあたり、頭の回転の鋭さを感じました。この発言も他メンバーから「何点満点中?」という問いかけに対してのもので、グループ全体として、20点というのはグループの印象を悪くするという危険を察知したからだと思います。この場面以外でも、鈴木はなちゃんが「こんなにたくさんのお客さんが来てくれるとは…思ってたんですけど」と発言した際は他3人から「思ってたんかい」「グループの印象が悪くなるからやめて」とツッコミを入れられてました。一つはグループの印象が悪くなることを非常に気にされてるなということが一点、もう一つは頭の回転がとても早いと言うことが一点、そして誰が発言していてもよく話を聞いているな、と思いました。なのでこれらの場面以外でもトークが抜群に面白かったです。とかく歌やダンスに注目が集まりがちですが、トークの面白さもそれらに匹敵するほどの武器になっていると思いました。

 

しかし何と言ってもしっかりとしたダンスはとても見ごたえがありますね。AMEFURASSHIというと私の中では歌よりもダンスのイメージが強いです。その魅力の源泉はとにかく4人の動きがよく揃っていること。理屈ぬきで凄いなと思いますし、とても格好いいです。そんな統一された動きを堪能するにはある程度、離れた位置からの方が適しているように思います。もちろん近くで見るならば近くで見たなりの楽しみもあるでしょうし、少し離れたところから見るなら、離れた位置からなりの違った楽しみを、その両方を提供できるグループというのはなかなか無いと思います。一方で私はK-POPアイドルの定義は出来ませんが、AMEFURASSHIの志向しているものと同じ方向だと思います。ならば単純にK-POPを見れば良いのではないかなと思います。どうしても日本人の、スターダストのタレントによるK-POPが見たいとしても、MISS MERCYの方がよりK-POPアイドルに近いものを見れると思います。MISS MERCYと比較するとAMEFURASSHIは全体的に小柄で可愛いらしい感じですが、今後はどう住み分けされていくのかなと思いました。

 

 

◯まとめ

今回ミニライブを見て改めて思いましたがダンス、歌、トーク、エンターテイメント性、お客に対する向き合い方、全般的にレベルが高いですね。お客さんの多さも納得です。ただパフォーマンスも意図を持ってやられていると思いますが、メンバーの思惑通りの空気感にはなっていないようなところも見えました。しかしこれは悪いことではなく、現状もかなり高いレベルにありつつ、より良くなる余地がまだ残されているということだと思います。現状でも楽しいことには間違いないので、おすすめのグループです。以上です。