5/5 miao石田萌依生誕・卒業公演〜いつまでも君のにゃんこでいれますように〜 | もうね。なにがなんやら

5/5 miao石田萌依生誕・卒業公演〜いつまでも君のにゃんこでいれますように〜

今回は5/5に行われた miao石田萌依生誕・卒業公演〜いつまでも君のにゃんこでいれますように〜@渋谷VIDENTについてレポートしたいと思います。




◯ライブ概要

 今回の主役、石田萌依ちゃん(もえにゃ)はイベント開催時点でアイドルグループmiaoのメンバーでした。miaoは2021年結成のアイドルグループで石田萌依ちゃんは初期メンバーでした。誕生日は4/14、1ヶ月近く遅れてになりますが今回のイベントはその生誕イベントとして企画されていました。しかしその後miaoからの卒業が発表され、生誕・卒業公演となりました。会場となったのは渋谷VIDENT。最大275名収容のライブハウスでステージは奥行きがあるものの、幅は狭めな感じ。客席エリアは3段になっており後方でも比較的見やすかったです。チケットはS、A、紙チケットの3種があり当日券も出ていましたが、ほぼ満員でした。




◯ライブ

ライブは18:30スタート予定でしたが少し遅れて18:42にスタートしました。最近miaoのライブを見れていなかったので判断がつきませんが、おそらくイベント用として特別に作られたオーバーチュアにのせて、もえにゃの影ナレが入り、その後もえにゃを先頭に全員登場します。イベントスタート時の衣装はもえにゃのみ去年の生誕衣装を、他メンバーは生誕Tシャツでした。ビジュアル面でのもう一つの特徴が全員高い位置のツインテールだったこと。内藤桃子ちゃんは以前、ツインテールは二度としないと宣言されていたので、もえにゃからのリクエストだったと思われます。それではまずセットリストから。

 

5/5 miao石田萌依生誕・卒業公演〜いつまでも君のにゃんこでいれますように〜

@渋谷VIDENT

01.miao!

02.sweet bite

03.トゥインクル to winkる?

MC

04.ツインテールは20歳まで♡

MC

05.グリズリーに襲われたら♡

06.エゴイスティックdeケットシー
07.初恋UFO

MC

08.ちゅ、多様性。

MC

09.星空バースデー

10.逃げ水

11.夢の途中

 

終了は19:54でしたので1時間12分のライブでした。なおアンコールはありませんでした。以降は特典会が行われ、多くの方がもえにゃとの最後の別れを惜しんでいました。全体では11曲の構成となっておりました。11曲中miaoのオリジナル曲が7曲、カバー曲が4曲。ライブ中は4曲目と5曲目のみカバー曲をいれるのかなと思いきや、10曲目までカバー曲が入っており驚きました。1曲目は「miao!」。グループ名を冠しており代表曲といっていい曲でしょう。これが1曲目だったというのは象徴的でなるほどと思いました。ただし1番のサビで歌詞が乱れていました。らしくない場面だったと思います。この他でもソロだったのか5人でのパフォーマンスだったのか、混乱していた場面もありました。それだけ企画盛りだくさんだったのかなと思います。2曲目が「sweet bite」、3曲目「トゥインクル to winkる?」と第一ブロックはすべてmiaoのオリジナル曲で固められていました。「トゥインクル to winkる?」は非常に甘い声で歌われていたのが印象的。可愛い楽曲が多いmiaoですが、それに輪をかけて甘く、可愛らしい仕上がりでした。今垣さんと花守さんのソロによるサビから始まるのですが、花守さんは色々な表現が出来る人で、この「トゥインクル to winkる?」でも小悪魔っぽいイメージでまた新しい一面を見せていただきました。

 

3曲目のあとはMC、自己紹介でした。進行は主役のもえにゃが担当。まずは去年の生誕衣装で登場したことなどに触れられていました。またカバー曲とMC中は撮影可能、「星空バースデー」は動画も撮影可能との説明もあったのですが、厳密には守られていなかったようで、途中のMCでも改めて告知されていました。MC後、4曲目は「ツインテールは20歳まで」、こちらはもえにゃのソロでのパフォーマンスでした。オリジナルはアイドルグループきゅるりんってしてみて、で作詞作曲編曲は清竜人。もえにゃは確か、X上で清竜人や佐々木喫茶の曲がお気に入りな旨、ポストされていた覚えがあります。この曲もそういうこだわりからの1曲かなと思いました。実際パフォーマンスとしてはグループで歌われている曲をソロで歌う上に、音程も上がったり下がったりが頻繁で正直かなり大変そうでした。加えて喉の調子も万全といった感じではないようで、上の方はちょっと苦しそうでした。しかしそんな状況でも、好きなことに挑戦していく姿勢が見れたというのがとても良かったです。

 

4曲目が終わると再びMC、もえにゃ以外のメンバー4人でつなぎのトークとなります。もえにゃは一旦退場し、衣装チェンジに入ります。このMCではもえにゃグッズの紹介がされていましたが、開演間にほとんど売り切れという状態でした。その他今垣李華ちゃんの生誕イベント、miniTIFへの出演などが告知されていました。この後5曲目が「グリズリーに襲われたら♡」。オリジナルは神宿で、こちらも作詞・作曲は清竜人です。この辺りももえにゃこだわりの1曲かなと思います。曲の始まりと共に今年の生誕衣装にチェンジし、もえにゃが再登場。当初ソロかグループでのパフォーマンスかで混乱がありましたが、5人でのパフォーマンスでした。この曲も高い声が要求される場面があり、万全ではないもえにゃはやはり少し苦しい感じ。一方、内藤桃子ちゃんの1番のAメロの高い声はとても綺麗でした。また今垣李華ちゃんもあまり万全ではなさそうな感じでしたが、高い声のしっかり出せていたと思います。その後6曲目は「エゴイスティックdeケットシー」、こちらはオリコンデイリー1位を獲得した思い出の曲、7曲目は「初恋UFO」でこの辺りは安定したいつも通りのmiaoといった感じのパフォーマンスでした。

 

7曲目の後は再びMC、ここでは衣装のご紹介。本来もえにゃだけの予定だったようですが衣装破損のため、メンバーを呼び寄せつなぎトークをされていました。修理が完了したところで改めて今年の生誕衣装について。チャイナっぽい点、しっぽが付いている点などに触れられていましたが、後方だった私は全然気が付いていませんでした。その後ふたたびもえにゃ以外のメンバーは退場しての8曲目は「ちゅ、多様性。」こちらはanoの曲のカバー。歌詞にも中国語が混じっており、もえにゃにぴったりな曲でしたがかなり忙しく、のどの調子が万全でも歌いこなすのはなかなか大変そうな曲でした。この後再びMCとなり、ケーキと花束登場、記念撮影、手紙朗読などがありました。涙があったのはこのタイミングのみで、その手紙朗読でも緊張がほぐれる場面もあり、全体的には明るい生誕・卒業ライブだった印象です。続く9曲目が「星空バースデー」。この日喉の調子が万全ではなく、少しハスキー声なもえにゃでしたが、この曲はむしろ合っていたように思います。

 

続く10曲目が「逃げ水」、こちらは乃木坂46の曲ですね。今回挑戦したカバー曲4曲とも、変わり種というか個性の強い曲ばかりでしたが、この「逃げ水」だけはBメロとサビの間にブレイクが入るくらいで、最もオーソドックスな曲かなと思いました。パフォーマンスとしてはmiaoらしいとても可愛らしい仕上がりで、2番のもえにゃのソロパートも雰囲気が合っていて、とても良かったです。そして最後11曲目がmiaoオリジナルの「夢の途中」。大サビ前にもえにゃのソロパートがあるのですが、ここも喉の不調を感じさせないほどのパフォーマンスで、とても良かったです。最後のブロック3曲はどれも良かったと思いました。




○まとめ

今回石田萌依ちゃんは喉の調子が万全ではなく、パフォーマンスとしては普段通りとはいかない場面が多々あったかと思います。出来れば万全の状態で見たかったかなと思いますが、こればかりは仕方がないですね。しかし一方では彼女の挑戦的な姿勢が見られてとても良かったです。また彼女らしいこだわりもあって構成はとても良かったと思います。そしてとにかく可愛いという彼女の一番の特徴は今回もしっかり発揮されていたと思います。ビジュアルの可愛さというのは見る人それぞれで基準が異なりますので、彼女を世界一可愛いと言っても共感はされないと思います。しかし彼女の可愛さの追求、見る人全員に可愛いと思わせたいという気持ちの強さはアイドル界広しと言えども、ナンバーワンじゃないかなと思います。ステージの上にいる時は常に隙がなく、後列にいても私を見てという振る舞いは私がこれまで見た誰よりも凄かったです。私は、アイドルとは可愛いを表現することに特化したアーティストという持論をもっているのですが、彼女はそれを体現していたと思います。そんな彼女がもうアイドル界にはいないと思うと、とても残念です。またどこかのステージの上で見られることを期待したいですね。以上です。