12/5 煌めき☆アンフォレントxPimm's合同リリースイベント@越谷レイクタウン | もうね。なにがなんやら

12/5 煌めき☆アンフォレントxPimm's合同リリースイベント@越谷レイクタウン

今回は煌めき☆アンフォレントxPimm's合同リリースイベント ミニライブ・特典会@越谷レイクタウンをレポートしていきたいと思います。

 

○イベント概要

今回のイベントはタイトルの通り、煌めき☆アンフォレントとPimm's、2組のアイドルグループによる合同リリースイベントとなっています。まずはそれぞれのグループについてまとめていきたいと思います。最初に登場した煌めき☆アンフォレントは2015年結成のアイドルグループ。当初は「三重のご当地アイドル」として結成されたようですが、現在は東京での活動がメインのようです。というかキャッチコピーが「アジア経由宇宙行き 銀河に煌めく七つ星」なので、宇宙一活動域が広いアイドルグループですね。現在のメンバー構成は6人。2020年~2021年にかけてメンバーががらっと入れ替わり、新体制となっております。私も以前からグループの存在は知っており見に行きたいなと思っていましたが、会場に到着したらイベントが終わっていたなんてこともあり、今回イベントを見させていただくのは初めてになります。なお今回は1/26発売3rdE.P.「新宇宙±ワープドライブⅢ」のリリース記念イベントとなっておりました。

一方のPimm'sは2012年結成、2013年デビューのアイドルグループ。こちらも来年で結成10年というグループですから、私も名前は知っていましたし恐らくどこかで見たような気がしますが、しっかり見たのは初めてになります。この活動期間の間、メンバーの交代やコンセプトの変更などがあったようで、以前見ていたとしてもそれはそれと考えた方が良さそうですね。現在はミクスチャーロックを楽曲のコンセプトとされているようです。こちらPimm'sの方は11/9発売のアルバム「URBAN WARFARE」がイベント対象商品となっておりました。


イベントは12:30からの1回のみだったようです。会場となったのは越谷レイクタウン内にあるヴィレッジヴァンガードPLUS イオンレイクタウンmori店内のイベントスペース。当地は毎週土日に何かしらイベントが開催されていますね。今回もカイジューバイミーのCDの受取に行ったところ、リハーサルが行われていたので参加した次第です。会場内には丸椅子が置かれており、その数はおよそ70ほど。両グループどちらかのCDを購入もしくは予約をすると優先観覧券が貰えるになっていましたが、フリー観覧も可だったようです。ただ優先観覧でほぼ椅子席は満席、立ち見も出ていたのでフリー観覧できたとしても、かなり見難かったかなと思います。コールはもちろん不可でしたが、ステージ最前部に透明ビニールシートはありませんでした。徐々に以前の通りに戻りつつありますね。リハーサルは11時30頃に行われていましたが、非公開でした。

○煌めき☆アンフォレント

イベントは予定時間通りにスタートしました。まずは煌めき☆アンフォレントのミニライブから、オーバーチュアにのって6人が登場します。今回の衣装は青のチェックの衣装。どこかにメンバーカラーが入っていて分かりやすいですね。色だけ覚えていれば、後で気になったメンバーのことも調べやすいです。また1曲目を除いて曲のタイトルコールをしてから曲に入っていたので、気になった曲も後でチェックしやすかったです。ではまずセットリストから。

煌めき☆アンフォレントxPimm's合同リリースイベント ミニライブ・特典会
@越谷レイクタウン 煌めき☆アンフォレント セットリスト

01.新宇宙±ワープドライブ
02.輪廻×レインカーネーション
MC
03.奇跡≒スターチューン
04.太陽系◉ワンダーラスト

いきなり登場しての1曲目は「新宇宙±ワープドライブ」。ここでおっと思ったのはセンターを頂点にして末広がりの三角形のフォーメーションが取られたこと。メンバーは6人なので普通なら一番前に二人を並べそうなのですが、ここは敢えての一人センター。必然的に左右非対称になりますが、それでもというところに強いこだわりを感じます。そのセンターを務めるのは赤の達家真姫宝ちゃん。彼女は身長がありスタイルも良く、フォーメーションとしても収まりが良い感じ。ビジュアル面では彼女がグループの柱といった感じがしました。さて初めて聞いた煌めき☆アンフォレント「新宇宙±ワープドライブ」は曲調はユーロビートっぽいダンスミュージック。8つカウントすると次々に変わっていくフォーメーションが特徴的ですね。常に変化しているので見ていて飽きがこず、ステージ上がとても華やかな感じでした。ただ歌・ダンスそのものは気合のりが今一つといった感じ。イントロ中に正拳突きっぽい振りがあるのですが、ふわっとしていて切れを求めていく感じではない様子。ボーカルもお腹から声を出すといった感じではなく、こちらもふわっとした感じ。その分可愛いらしさを前面に押し立てているように思いました。

2曲目「輪廻×レインカーネーション」はソロパートが多めでメンバー個々の声の違いが何となく伝わってきました。立ち振る舞いからして白瀬乃愛ちゃんと神谷美玲ちゃんがグループのボーカルのリーダーっぽいように感じですね。2曲目を終えたところでMC、自己紹介となりますが先に進みます。3曲目は「奇跡≒スターチューン」。A、Bメロはソロ、サビは全員でのユニゾンといった構成。メンバー個々の見せ場であるソロパートが多めになっていますが、2曲目では存在感が際立っていた白瀬乃愛ちゃんと神谷美玲ちゃんでさえも、この曲ではあまり目立たない印象を受けました。グループとして、曲調に合わせて個性を強めに出したり、統一感を持たせたりと使い分けをされているように思いました。逆を言えば、高い実力があるからこそ白瀬乃愛ちゃんと神谷美玲ちゃんも、歌い分けが出来るということなのかなと思いました。最後4曲目は「太陽系◉ワンダーラスト」。この曲はダンスが印象的ですね。全体的に動きが大きく、特にサビは大きく腕を回し、足を延ばしてのダイナミックなダンスがとても良かったです。この中では。やはり達家真姫宝ちゃんが身長が高くて見栄えがしますね。もう一点、間奏明けにクラップを求める場面がありましたが、目立って客を煽っていたのは今回のミニライブ中でもここだけだったような気がします。あまり客をあおることはしないようですね。

○煌めき☆アンフォレント 感想

ミニライブは4曲の構成。12:52までだったので、およそ20分ほどのミニライブでした。今回初めて見させていただいてまず思ったのは、総じて曲が良いこと。あまり突飛なこともなく、メロディラインもとても綺麗だなと思いました。好みがあるので聞き手によるのですが、好きとまではいかなくとも、誰が聞いても良い曲という感想を持つと思います。スケール感の大きな歌詞も特徴的ですね。またそれをあっけらかんとして軽い雰囲気で歌っているのが、印象に残りました。この空気感は独特のものを感じます。とても良かったなと思いました。反対に元は三重のローカルアイドルだったわけですが、そういった地域性は全く感じませんでした。またこれも一つの特徴だと思いますが、ライブ・生感は薄い印象ですね。ところどころでマイクが口元から離れているのに、声は変わらず出ているという場面がありました。ここは聞き手によって評価が分かれるところかなと思います。やっぱり生歌でなくては、という人には受け付けられないでしょう。私は絶対に生歌という訳でもないので、抵抗はありませんでした。2曲目のように声の個性が際立つ場面も見られましたし、グループとして使い分けがされていると思いました。個性を消し、強めに被せることで曲のイメージとして統一感を出したいのかなと思いました。真意は計りかねますが、おそらく意図あってのものだと思われるので、これはこれで良いかなと思いました。 そして何よりビジュアルが良いですね。メンバーが皆さん可愛いのはもちろん、その見せ方が良かったと思います。例えば最初に書いた通り、左右非対称としてでもセンターを固定した見栄え重視の姿勢。またスタイルの良い達家真姫宝ちゃんをセンターに固定する、そういった部分ですね。初めて見たのですが、達家真姫宝ちゃんだけ、ちょっと扱いが違う感じがしました。他のメンバーも可愛いので、特に黄色の羽純凜ちゃんなんてとても可愛いのに、なんとなく不公平のように感じましたが、そういう割り切った見せ方に作り手の美意識を感じます。歌もそうですが、グループとして向いている方向がはっきりしていたので、全体的に良い印象を持ちました。

○Pimm's

12:55からはPimm'sのミニライブとなります。オーバーチュアにのって6人が登場、こちらは濃い紺色をベースにチェック柄を組み合わせた衣装でした。一応メンバーカラーがあるようですが、衣装には特にそういったカラーは無かったように思います。さて登場してまずPimm'sは煽りから入っていきます。煌めき☆アンフォレントがあまり客席を煽るようなことをしなかったのとは対照的ですね。それではまずセットリストから。

煌めき☆アンフォレントxPimm's合同リリースイベント ミニライブ・特典会
@越谷レイクタウン
Pimm's セットリスト
01.BE ALL RIGHT
02.JUST GO MY WAY
03.Moo!
04.YES
05.SUNDAY MORNING
MC

MCを最後にし、一気に5曲を歌いきる構成でした。ちなみにMCも自己紹介はなく、短い時間の中でなるべく歌を、そういった感じのミニライブでした。曲と曲の間もなるべく短く切り詰められ、全体的にテンポが凄く良かったです。


1曲目の「BE ALL RIGHT」で印象に残ったのは、小山星奈ちゃんがBメロのソロを一人で歌いきっていたことです。しかも1番2番とも一人で担当していました。ここまで徹底して任されているというのは、ちょっと他では見ないですね。一般的に言ってBメロは、曲の中で一番の山場となるサビにつなぐ非常に重要なところ。ここでいかに聞き手の感情を高ぶらせることが出来るか、歌い手の力量の見せどころかなと思います。そこを全て任されているということは、小山星奈ちゃんの歌唱力がいかに期待されているかということだと思います。実際、小山星奈ちゃんの声はとても張りがあって、声量も豊か。聞いている側も背筋がしゃんとなるような、こちらに迫る迫力があります。1曲目からして、なるほどこれは凄いなと思いました。アイドル界でも相当高いレベルにある方だと思いました。曲自体もとっても良いですね。特にサビで繰り返される「BE ALL RIGHT」の語感、アクセントの置き方は秀逸で聞いていて心地よく、耳に残りやすいように思いました。

1曲目もそうでしたが、2曲目「JUST GO MY WAY」でもサビ前にラップパートが入っていました。ロック+ラップ、ミクスチャーロックをコンセプトにしているというのはこういうところかなと思いました。3曲目「Moo!」はハードコアパンクというのでしょうか、それっぽいアレンジをされていますが、歌詞をよくよく聞いているといかにもアイドルソングといった感じ。特にサビの「もうどうにかなりそう」のあたりが、いかにも可愛かったです。こういった部分もミクスチャーロックなのかなと思います。ロック調のリズム、音、アレンジにアイドルソングらしい可愛い歌詞、メロディラインを乗せるのはよくありますが、Pimm'sが秀逸だなと思ったのは、そのバランスですね。聞き手の感性に拠ってしまいますが、私はとても絶妙に感じました。イントロからしばらくはロック、でも段々曲が進んでいくとアイドルソング、1曲を聞いている中でも、段々とそして自然に印象が変化していく感じ、これがとても面白かったです。ダンスも歌詞の内容に合わせて可愛いかったですね。大きな動きで、切れよりも見た目を重視した感じ、もう一度見てみたいなと思いました。残念なのは、この曲今回のE.P「URBAN WARFARE」〈型式-弍〉にのみ収録されているんですね。私は知らずに〈型式-壱〉を買ってしまいました。

ミニライブ後半となる4曲目、5曲目も勢いはまったく衰えません。昨日までツアーを行っていてからの埼玉ですが、疲れ知らずといった感じですね。4曲目「YES」の間奏ではヘドバンまで行っていました。ダンスも切れを保ったままでした。特に最後5曲目「SUNDAY MORNING」の間奏のダンスは非常に凝っていて印象に残りました。ステージ中央にメンバー4人を1列にし、結んだ手の下をくぐるフォーメーションはとても格好良かったです。歌・ダンスともにレベルが高いな、そんな印象を受けました。そしていかに自分たちの空気を作っていくか、そこが巧みでしたね。今回は合同イベントということで、煌めき☆アンフォレントのファンもたくさんいました。そんな状況を鑑みてか、かなり頻繁にそして強く客を煽っていているように思いました。その結果なのか最後にはPimm'sの単独イベントかなと思うくらいの、空気が出来上がっていたように思います。20分ほどのミニライブでもこんなに盛り上がりを作られるのですから、ワンマンライブはかなり楽しいんじゃないかな、そんなように思いました。もう一点、面白いなと思ったのはビジュアルはバラバラ感です。普通、コンセプトであったり運営の好みもあったりで、ゆるやかながら統一感がありますが、Pimm'sのメンバーは綺麗系であったり可愛い系であったり、身長差もかなりあって、系統だったものは感じなかったです。とにかくパフォーマンス重視なのでしょうかね。ただ早川渚紗ちゃんは相当可愛いのに端のことが多く、なんだか少しもったいない、そんなように思いました。

○まとめ

今回、2組合同リリースイベントということで、優先観覧券を得るためどちらかのCDを購入もしくは予約する必要がありました。私は両組ともほぼ初見ということで、どちらを購入するか迷いましたが、結局Pimm'sの方にしました。決め手となったのはリハーサル中に漏れてきた音。どちらのグループか確証はなかったのですが、おそらくそれはPimm'sで何だか歌が凄そうだと思ったからでした。ふたをあけてみると、煌めき☆アンフォレントとPimm's、どちらも良かったですね。どちらでも正解だったかなと思いますが、Pimm'sの方は予約ではなく、現物を手にできたので、それは良かったと思います。また煌めき☆アンフォレントもどこかで予約もしくは購入出来ればと思います。こうしてレポートを書いてみると、全然タイプの違う二組ですが、その二組を続けてみることでお互いの良さがより際立っていたと思います。たまたまですが見ることが出来て良かったです。合同イベントも良いですが、機会があればそれぞれ単独のライブも見てみたいですね。以上です。