Love Actually♡vol.2〜にこっとうたはじめのかい〜 #2 | もうね。なにがなんやら

Love Actually♡vol.2〜にこっとうたはじめのかい〜 #2

Pinkishの中里春菜ちゃんのソロライブ、Love Actually♡vol.2~にこっとうたはじめのかい~のレポートの続きです。
 
○後半戦
5曲目後のMCからは後半戦になります。6曲目はaikoの「ボーイフレンド」、7曲目は平井堅の「POP STAR」、8曲目は槇原敬之の「北風」でした。5曲目の「恋」もそうでしたが、7曲目、8曲目も男性歌手の曲をカバー。いずれの曲も穏やかで、Pinkishの春菜ちゃんのイメージにぴったりでした。自らの声の特徴も把握されているんでしょうから、その特徴が活きる曲を選択されているんでしょう。本当はこういう曲の方が好きと、デスボイスをかましてくれば、またそれはそれで面白かったかもしれませんが、こういう穏やかな感じの方が安心ですね。一方6曲目の「ボーイフレンド」のみ、女性シンガーaikoさんの曲をカバー。この曲ではaikoさんのイメージに近い歌い方をされていました。どちらかというと喉から上を使って歌っている、そんな感じですね。音の輪郭がかなりはっきりしていましたが、普段の春菜ちゃんとは全然印象が異なりますね。春菜ちゃんの器用さも見られましたし、対比が出来たことで普段の春菜ちゃんの良さのようなものが再認識できて、とても良かったです。

 

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○お誕生日サプライズ
3曲連続歌った後は、再びMCとなります。ここでお誕生日のサプライズがありました。小学生からアイドルを続けてきたという春菜ちゃんも20代半ばに。ますます綺麗なお姉さんになりましたね。でも気持ちは17歳だそうですよ。この後、9曲目はこのライブ初めてPinkishの歌となる「はなむけの歌」でした。この曲は春菜ちゃんの実のお姉さん中里佳織さんが結婚するに際し、作られた曲です。春菜ちゃん、気持ちは17歳ですが、こういう曲が似合いますね。続いての10曲目がDreams Come Trueの「うれしい!たのしい!大好き!」でした。Dreams Come Trueのボーカル吉田美和さんの歌い方は特徴的ですが、それに似せることなく、春菜ちゃんらしさで歌い上げました。これも良かったですね。そして11曲目がメロン記念日の「赤いフリージア」。曲が始まった瞬間わかりました。「赤いフリージア」は久しぶりですね。まさかハロの曲を聴けるとは思いませんでした。オリジナルでは4人で歌われるのですが、ソロで歌うとなると忙しい曲ですね。しかしさすが春菜ちゃん、しっかりと歌い上げていました。この「赤いフリージア」、春菜ちゃん自身「また?って思われるかもしれませんが、これからも歌っていきたいです」とおしゃられていました。こういうコメントをされたのは「赤いフリージア」のみ。好きなんですね。この後MCが入り、12曲目がPinkishの「ふるさと」、本編はこれにていったん終了となります。
 

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○アンコール
この後、アンコールがありました。アンコールの1曲目は中島みゆきの「時代」でした。MCが入り、2曲目が「満月の夜に迎えにきて」でした。この曲のオリジナルは本田美奈子。シングルで発売された曲ではなく、MDへのダウンロードという形式でリリースされていた楽曲だそうです。この曲を知っているという人はなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。春菜ちゃんもよくご存じですね。本来はここで終了だったのですが、「満月の夜に迎えにきて」を聞いて、客席はちょっとぽかんとした感じ。ちょっと締まらない空気を察知したか、その場で、もう1曲歌いたいとのことでPinkishの「飛び出せ青春」を歌って終了となりました。この判断の早さ、柔軟性がPinkish運営の良さですね。1曲目の「時代」は私も好きな曲だったので、ステージを見ずに聞き入っていました。すると普段は音を外さない春菜ちゃんが、珍しく音を外します。どうしたのかなと思ったら、感極まって涙されていました。涙した背景は分かりませんが、本人いわく歌っていると泣いてしまうとのこと。アーティストらしい、感受性の高さですね。もう1曲、「飛び出せ青春」でも音を外したのですが、これは完全にミス。気持ちがのり過ぎてしまったか、自分でもどうにも収まらず「あーあーあー」なんて言ってました。春菜ちゃんのこういう部分も可愛いですね。
 

○感想

春菜ちゃんのソロイベントは2回目ということですが、私が参加したのはこれが初めてでした。どんな感じのイベントかなと思っていたんですが、Pikishの曲は3曲のみ。ほとんどがカバー曲という構成でした。ただカバー曲といっても突飛なものはなく、Pinkishの楽曲に通じるような穏やかな雰囲気の曲がほとんどで、安心感がありました。こういうのが見たかったという期待にぴったりなライブでした。一方でPinkishのリーダーとしてはあまり見られなかった、天然っぷりが見られて、この点はとても良かったです。春菜ちゃんのいつまでも変わらない可愛いところですね。変わらないという点では、歌唱力の高さも同様です。特に「赤いフリージア」は久しぶりに聞いたということもあって、ちょっと感動しましたね。そして時代。気持ちが入ったとても良いパフォーマンスだったと思います。決して大きなホールではありませんが、それでもいっぱい入ったお客さんも相変わらず。お手伝いの葵ちゃんも含めて、いろいろな意味で活動休止中ですが、Pinkishはまだまだ元気だな、そんなことを感じたライブでした。