【創作童話】星くずの魔法の王子さま | 「楽」を一緒に探しに行こう✰すいの『星をみつけた人生』

「楽」を一緒に探しに行こう✰すいの『星をみつけた人生』

14歳のときスタ☆レビに出逢い、当時から根本要さんを師匠と仰いでました。人生いろいろ経験して、スタ☆レビと自分の在り方を重ね合わせ、書き留めておこうと始めたブログです。
本音と臨場感がモットーです。



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こんにちは、すいです🙂

このブログに出逢ってくれた方々、

いつもありがとうございます飛び出すハート





ブギウギワンダー☆レビューツアー

『今夜だけきっと』のラストシーンを見て、

インスピレーションを得たので、

久々に創作してみました。

即席なので完成されてませんが、

お好きな方はご覧ください😌




この物語はフィクションです。

登場する人物、背景等はすべて架空のものです。






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むかしむかし

「ブギウギ」というごきげんな王国に

星くずを操る太陽のような王子さまが

住んでいました










毎晩空を見上げては

遠くまで流れ星を飛ばして遊んでいました

王子さまが流れ星を飛ばすと

いつも最後には星くずになって

オレンジ色の太陽のような光が王国を包みました



この国の王家は代々

国民たちを幸せにする仕事につくことが

決まりとなっていました



お父さまである王さまは

星の魔法を使って国民たちの病を治す

お医者さんでした



しかし王子さまは

魔法の勉強が大嫌いでした



だけど王子さまは

王さまみたいに

国民たちを幸せにする仕事がしたいと

心の底では思っていました




王子さまはお話をするのが大好きで

星の魔法は使えないけど

お星さまとお話ができました



ある日

王子さまはお城の階段の上で

けんばん座のお星さまとお話をしていました



「国民たちを幸せにするのが王家の仕事なんだ

どうすれば僕は王さまみたいに人々を

幸せにできるのだろう?」



けんばん座のお星さまは答えました



「それにはまず君が幸せになることだよ

そして君にしかできないことをやるんだ

やり方は星のように幾千もあるのだから

君が流れ星を飛ばすと

太陽のようなオレンジ色の星くずが

あふれ出すことを僕は知ってるよ

星の魔法が使えないなら

その星くずの魔法を使うのはどうだい?

これはどこかの星で

僕がもらった楽器なんだけど…」



けんばん座のお星さまが光を放つと

大きなヒカリダマは星くずになって

真っ赤なコアの木をくり抜いた

ウクレビという楽器に変わりました



「星くずの魔法?

この楽器を使って人々を幸せにできるのかい?」



王子さまがおそるおそる弦を爪弾くと

柔らかい音に乗って

指先からオレンジ色のキラキラが 

空へ放たれました



それを見た王子さまは

なんだかワクワクして嬉しくなりました

その日から寝るのも忘れて

毎日毎日

夢中でウクレビを弾いていました



そのうち

楽しそうな王子さまをみつけて

森の動物たちが集まってくるようになりました



王子さまは不思議に思って

動物たちに聞きました



「君たちはどうしてそんなに

ニコニコ笑ってるんだい?」



「それは王子さまがニコニコ笑って

弾いてるからだよ」



ではもうひとつ

王子さまは聞きました



「どうして毎日来てくれるんだい?」



「それはここに来ると

心が幸せになるから毎日来たくなるんだよ」



王子さまは

ウクレビを弾けば毎日みんなと一緒に

いられるんだということを

とても幸せに感じました







そんなある日

王国を未知の病が襲いました

動物たちはみんなおうちへ引っ込んでしまい

みんなと会えなくなった王子さまは

とても寂しくなりました



王さまは星の魔法で煎じたお薬で

次々と国民たちの病を治していきました



でも

どうしてもお薬が効かない人たちがいました



それは

病で家族を亡くしたり

未知の病のことを不安に感じて

笑えなくなった人たちでした

いくらお薬を飲んでも

笑うことができませんでした



王子さまもいつのまにか

笑うことを忘れそうになりました

ウクレビから放たれるオレンジ色の星くずは

夕日色のオレンジに変わりました



それでも王子さまは

人々のために一生懸命考えることを

怠りませんでした



「どうすればあの人たちは笑えるんだろう」



あるとき

けんばん座のお星さまの言葉を思い出しました



「みんなを幸せにするには

まず王子さまが幸せになることだよ」



王子さまは涙が落ちそうになりながら

ウクレビを一音奏でると

夕日色の星くずがコロンと床へ落ちました



すると突然

空から流れるように美しい

チェンバロの音色が聴こえてきました



王子さまは驚きながら空を見上げ

その音色に合わせて

また一音奏でました



ニつの音色が重なると

王子さまは一人のときより

もっと楽しくなりました

指先からあふれ出す星くずは

夕日色から虹色に変わりました

王子さまは夢中になって

チェンバロの音と一緒に弾いていました



すると虹色のキラキラは

風に乗って空へ舞い上がり

人々の胸の真ん中へ

すーっと吸い込まれていきました



次第に人々の顔は幸せでいっぱいになり

心が軽くなっていきました

国民たちは王子さまに

ありがとうありがとうとお礼を言いにきて

笑顔で帰っていきました



王子さまは

国民たちを幸せにすることができたこと

そしてなにより

王さまのお手伝いができたことが

とても幸せでした



このとき

王子さまの夢中は自信に変わりました

すると今度は

世界中の人々に魔法を届けたいと

思うようになりました

そしてウクレビを持って

旅に出ることに決めました




どれだけ遠くまで歩いても

夜空にはいつも

けんばん座のお星さまがついてきてくれました

王子さまはクスッと笑ってうつむくと

「どこまでも行ける」と思いました




今日もきっとどこかの街で

王子さまは星くずの魔法を

奏でていることでしょう



世界中を

笑顔で満たすために



そして

王子さまが幸せになるために

 
















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スタ☆レビファン&ワーキングマザーのすいが、
スタ☆レビとキャリアを交えながら、
いろんな思いや記録を綴っています🌟

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