ララちゃんの思い出
ブログネタ:今飼っている・昔飼っていたペットの名前
参加中私が花も18、番茶も出花のかわい~い高校生だった頃に飼っていたペットの名前は
「ララちゃん」です。
とくに理由はなく、なんとなくつけました。
以前もちょっと書いたことがあるんだけど(「ララちゃんと無駄に後ろ向きな想像力
」みてね♪)
今日は放浪犬の生活を経て実家で飼うことになったララちゃんのことを書こうと思います。
ララちゃんとはじめてあったのは私が高校生のとき
郵便局のポストの前でした
どこからともなく現れたララちゃんは
私を見て何の警戒もせずにしっぽをブンブン振って近づいてきた
私が自転車で立ち去ろうとすると
そのまま、タタタタッとついてきた
私の自宅へもためらうことなく入ってくる
しっぽをブンブン振って愛想をふりまくので
母と妹や私が牛乳やパンを食べさせたりしているうちに
しょっちゅううちに出入りするようになり
そしてとうとううちの犬になった
・・・あ、そうだ、唯一私の父は飼うことに反対してたっけ
「この犬をうちで飼いたいです」と言ったら父は大変不機嫌な顔をして
「ダメだ、捨ててくる」とララちゃんを連れて外へいったのだ
何の警戒心もなくうれしそうに父についていってしまったララちゃん
私と妹と母は「おとーさんは!」と、ララちゃんを捨てに行った父をなじったが
しばらくしてララちゃんはしっぽブンブンふりながら父と一緒に帰ってきた
父がいうには、ララちゃんは道が二手に分かれるところへくるたんびに
父のほうをふりむいて
と聞いたんだそうで、それを見たらどうにも捨てられなくって
連れて帰ってきたのだという
こうしてララちゃんは晴れて我が家の犬となった
ララちゃんは機敏な犬ではなかったし、
うちに来る前はどうやって生活していたのだろうと、高校生の私は不思議に思っていたが
謎はすぐにとけた
ララちゃんにはパトロンがいっぱいいたんである
ララちゃんを連れて散歩していると
建築現場のおじさんや植木剪定中のオジサンたちが
なんて話しかけてくる
ララちゃんも大喜びでブンブン尻尾振ってお愛想ふるまいている
機敏な犬ではなくても記憶力はよかったらしく、ある時は遠くから
ちりがみこうかんの声がきこえてくると
まるで自分の存在を示しているかのように突然おたけびをあげはじめたことがあった
しばらくするとそのちりがみ交換の軽トラックは我が家の前でとまり
おじさんが降りてきて
ちりがみ交換のおじさんとララちゃんは再会を果たしたようだった
ちなみにどのちりがみ交換ならなんでもいいのかというとそうではなく
ララちゃんはこのおじさんのトラックだけに反応しているようであった
ララちゃんはオジサン達のお弁当やおやつを少しづつわけてもらって
それで生きていたのである
小学生には「チャロ」と呼ばれて給食の残りのパンをもらったりしていたのである
おこぼれをちょうだいして生活していた要領のいい犬だったのである
幸せそうに犬ゴハン(残りの味噌汁をごはんにかけたもの)をたべて
たまにもらうチーズを小屋のすみに大事にしまっていたララちゃん
お腹をこわしたとき、自分のウ○チの音に驚いて
ジャンプしちゃったララちゃん
河原をダッシュしているときにみつけたつぶれたウシガエルを
得意気にみせてくれたララちゃん
そんなララちゃんは
我が家で5年ほどすごしたあと、フィラリアを発症してあっけなく死んでしまった
だけど
息をひきとる数日前のこと
動物病院で見てもらっていたけど全然よくならなくって
ゼイゼイしているばっかりの数日間をすごしていたララちゃんが
突然元気になった
しっぽをブンブン振って散歩に行こうとアピールした
いつものようにニコニコ散歩にでかけ、お手をしてから犬ゴハンを食べて
夜になって朝が来たら、冷たくなっていた
ララちゃんは自分がそろそろ遠くへいくとわかってたのかな、と思った
さてさて
あれから数十年が経過、私もいい年のオバサンになり、
ふたりの子供も「犬を飼いたい」と言いだすようになった
おかーさんはこれ以上生き物は飼えませんッ!
(コタローとミミコでいっぱいいっぱいですという意味)
と言ってはいるけど
本当は、うちに迷い込んできた犬を飼いたいんだよなぁ~って思っちゃう
このあたりじゃノラ犬もいなけりゃ
汁かけごはん食べてる犬なんていみたいたいだけど、ネ♪







