今週はワールドカップ日本-ポーランド戦がありました。ここまでの好条件を予測した人はほとんどいないと思いますが、9つある各試合勝敗の組み合わせのうち7つまでは日本は決勝にいけるというものでした。
だから、失点をしない(あるいは失点後同点にする)というのがプランだと思いますが、相手もワールドカップに出てくる国ですからプラン通りには進まず日本はセットプレーでレバンドフスキー選手に気を使いすぎて、他の選手に走りこまれての失点を喫します。その後の攻撃は前半と違って、どこか心理的な焦りがあるのか上手く回らず、ボールロストからカウンターをくらい、フリーで走り込む選手に撃たれるシーンもありました。セネガルと日本が同じ勝ち点、同じ得失点差、同じ対戦成績、でわずか貰ったイエローカードの数で日本が上回っての暫定2位の状態でした。
そこでの西野監督の時間稼ぎプランは、私は如何なものか?と思います。結果的にサッカーの女神に微笑んでもらえたので、たくさん感謝と反省のお祈りをしないといけないでしょう。今回のW杯で残り5分以後に得点があった試合が20試合、試合中セネガルは決勝にいけるはずが、失点して一点敗退の危機、コロンビア、セネガル、日本の誰かが椅子から落ちてしまうピリピリした展開になりました。
当然セネガルもコロンビアも必死です。日本として失点やカードを貰うリスクを軽減するというのは良いのですが、その攻めずに時間だけ稼ぐ方法が、セネガルが頑張って得点して日本を敗退させる可能性も十二分にありました。つまり、それだって自分たちで触れない大きなリスクです。自分たちで切り開く可能性を捨てて時間稼ぎを選んだ日本、どうなのか?もちろん、ビジネスだって運とか他力もあります。日本も勝ち点4があったからこの状況だけど、セネガルだって同じ。うーん。私は、他力だけでは無理なので必死になって最後まで走ります。
というより浦和レッズ的には柏木選手の海外からのオファーで人材流出にビビっています。(ガセのようですが)
今回はワードからJPG画像の電子書籍カバーの変換動画を初挑戦していたのですが、テロップが出来て、変換のレクチャーをする時点で重大な欠陥が見つかりました。スミマセン m(_ _)m
一時的に電子書籍カバーテンプレートの販売を停止しますが、明日、明後日には再開します。
ということで、急遽、ヒント集コラムの転載です。1回で終わらないので、来週に続けます。
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コンペ落選作品を無駄にしない為に。
(2017年3月)
1. 現在のコンペ方式の明暗(2017年)
まず依頼者側からみると、オンライン公募コンペは僅かなコストを投じて数十のアイディアサンプル、デザインサンプルが集まる事があります。これは小さな企業などでは感動すら覚えることでしょう。広告代理店でビックリする見積もりを出され断念せざるを得ない事例だったなら、起死回生、ようやく自社の案件に人が集まったと誇らしいでしょう。
受注者のメリットは何でしょうか?今まで新規の仕事がまるでなかった地方で、介護や育児、療養などで外に出て働けない人がオンラインのコンペに応募する。あるいは、デザイン業だけど会社の仕事はジャンルが偏っているので違う分野にチャレンジしたくて応募する。そういう「チャレンジ欲求」を満たす意味では機能しています。
ただ、確実に労働して収益を得る生産活動になっているわけではありません。一部のみが生産活動、商取引になる仕組みです。
逆にコンペ方式のデメリットは何でしょうか?
依頼者側視点では、オンラインの場合(公募ガイドなどでも)、応募者がプロと限らない、素人作りの制作会社の社内チェックをクリアできるレベルにもない物も提案されます。また、作品の質以外に取引の営業的な対応、サービス体制の質も様々で、普通のビジネス取引では考えられないような常識のない参加者もいます。著作権、薬事、景品表示、様々な法律をしっかり理解して提案している応募者かは確認出来ません。
そして一番の懸念事項は、ダンピングと当選確率の低下に対向するための「効率化優先」「ネタの使い回し」で誤摩化す応募者もいます。さらに、質が高く相応の料金をもらってデザイン等を固定客に提供しているような優秀なクリエイターからすれば、わざわざ「低価格で受注の可能性の薄いコンペ方式に労務をつぎ込む意味が見出せない」、つまり本当の企画力のある優秀なクリエイターへの依頼はかなり難しいという事です。
結果、数は集まっても満足いく提案がなかったというケースもありえます。
応募者視点のデメリットとしては、優秀なクリエイター程「プレゼンテーションを大事」にしますが、オンラインコンペ方式などは、十二分な打ち合わせと納得できるプレゼンテーションがそもそもありません。これでは、依頼者の「好き、嫌い」みたいな企業のマーケティング戦略とかけ離れた要因に左右されて採用決定される事になりかねません。
オンラインコンペに限らず、広告代理店も同じなのですが、「コンペを勝ち抜かないと収益にならない」という方式の場合、「顧客のセールスを向上させる」というような至上命題は二の次にされ、何より「案件落札」に照準がセットされてしまい、酷い場合はキーマンの好みだけに媚びてエンドユーザーへの戦略を無視した提案になりかねません。「顧客製品が売れなくても案件が取れて自社の売上になればいい」という短絡的な思考に陥りがちです。
またオンラインコンペの場合は、後だしジャンケン方式で先行提案者のアイディアの盗用も出て来ますし、グローバル展開の場合は単なるダンピング合戦でなく、物価の安い国の競争力に制覇されるという事が考えられます。
中には悪質な依頼者による詐欺まがい、個人情報奪取目的、労基法で社員を酷使できない逃げ道としての低報酬で過酷な業務を強要するような依頼もあります。
本来、一番最初のプレゼンテーションが、企業の事、製品の事、資料や聞き取った情報を何度も咀嚼し、ストーリーを組み立て、デザインアイディアをいくつも考え、ブラッシュアップしと、止まっているエンジンをかけるがごときパワーを必要としています。しかし現状は、この大変な作業に僅かな公開コンペ当選フィー(全員に配当される参加フィーではありません)だけで、落選者は多大な労力と作品と時間を無駄にする「生産性向上の方針とは逆回転」のベクトルのワーキングスタイルがコンペ方式なのです。
依頼者、応募者ともに「脱コンペ方式」を目指さないと発展は見込めないと考えています。

つづきを読む(来週以降にお待ちください)→
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では、本日もがんばります!( ・∀・)メルシーボク!
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