吹奏学部コンクール学科

吹奏学部コンクール学科

2006年の記事まではアカデミックな視点から、吹奏楽コンクールで金賞を取る方法を考えていました。
2024年以降は吹奏楽の楽しみ方を書いていきます!

誤解しやすいので、できれば最初から読んでいただけるとありがたいです。


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音質と音色についてのメモ

 

丸ブルー定義

《音質》

楽器が良く響くかどうか、楽器の基礎的な奏法によるもの。

 

《音色》

美しい音、力強い音、やさしい音、など楽器の基礎的な奏法から応用して作り出し、奏者の表現によるもの。

 

→音色は比較的客観的好みの差が大きいが、音質は音色に比べ好みの客観的好みの差が小さい。

 

音質が良いと、音色がより柔軟に変えられたり、音量や音程のコントロールも容易になる。

音質は演奏する上での土台となります。

ケーキで言うとスポンジ部分が音質、デコレーションが音色のイメージです。

 

丸ブルー音質向上のメリット

・音色の良さがさらに引き立ち、リスナーの心まで音色が届くことで感動させることができる。

・音量幅や音程コントロールが簡単になる。

・フレーズを繋げて吹くことが容易になり自然な音楽になる。

・演奏にストレスがなくなり、難しいテクニカルな譜面が吹けるようになる。

などなど

 

丸ブルー音質向上のゴール

・主観的感覚としては、太く、ストレスがない音が出ればOKです。少し”ビー”とか”シャー”と雑音のような音が聴こえます。また脱力した状態で無理に息をいれなくても大きな音量がでます。

・正確な表現だと、倍音をたくさん含んだ音が出せること。
・楽器や身体(唇、口の中、頭蓋骨など)が振動します。

 

丸ブルー音質の向上方法

原理的には振動部(リードや唇)が適切に振動するさせることを考える作業になります。

基礎練習である、ロングトーン、スケール、リップスラー、エチュードなどで磨くものになります。

 

コツとしては振動部(リードや唇)が振動しているかを自分で確認できるようになることです。

例えばリード楽器だとリードが振動している状態を唇で確認することができます。

口に余計な力が入っていたり、リードを必要以上に噛んでいたりすると、唇が振動しません。

 

初級者はまず大きな音を出すことで確認作業を体験できます。

 

丸ブルー注意点

ハマるポイントなのが、音質を良くするために、音程や音色が一度悪くなることが多いです。

最悪の場合「下手になったね」と一時的に言われたりしてしまいます。

そのため、

・本番直前には音質改善はおすすめしない。

・従来のアンブシュアと、音質改善用アンブシュアを使い分けて両方できるように練習する。

・焦らず音質改善を長い期間をかけて少しずつ行う。

 

音楽大学など専門教育では音質が悪いと、最優先で音質改善を求められ、今までの奏法を捨て0からスタートとなるパターンも多いのですが、そこで楽器演奏が苦しくなる学生が多いと聞きます。

なので、楽しく演奏できれば良い目的のアマチュアには、プロの先生は音質を教えないことにしている方が多い状況です。

逆に言うと音質が良いかどうかが、初級者と中・上級者の一番の差になります。

 

丸ブルー音質改善後

音質の土台ができれば、あとは音色や音程を作ります。

音質がしっかりしていれば、あとは整えていく、

DIYの最後のヤスリがけで整えるイメージです。

 

音質が整っていれば、

音色は、道具を変えたり、頭の中のイメージを変えるアプローチ、つまり自分がどういう音を出したいかを考える作業のみになります。

音程も気にしなくても大きくズレることがなくなり、チューニングや替え指の微調整で合うようになります。

 

丸ブルーアマチュア吹奏楽の課題

音程音色だけにこだわりすぎる人は、なかなか音質が良くなりません。

よく見るのが、音色がキレイで音程も悪くないのですが、楽器が鳴っておらず、印象が薄い演奏で、

指揮者から「もっと(大きな音で)吹いて!」と注意される方です。

 

楽器の響きを抑え込むことで、一見きれい風な音色が作れたり、チューナーだけに音程が合う音作りが可能です。そのため一部のアマチュアには評価されることも多いのが現実です。

 

しかし、チューナーにあっている音程も、合奏では音が混ざらず、コンクールなどプロの方には厳しい評価を受けてしまいます。

 

丸ブルーまとめ

音質改善は大変ですが、もう一段楽器技術レベルアップすることで、いろんな曲を上手に楽しく演奏できるようになると、音楽ライフがさらに楽しくなります!

 姿勢を良くすることのメリットはたくさんあります。

その中で直接音楽に繋がらないかも知れませんが大切なこととして、


「長時間練習しても、身体が疲れにくい、身体に負担がかかりにくい」


吹奏楽はどの楽器も重かったり持ちにくかったりで、集中して長時間練習してしまうと身体を壊しかねません。

良い姿勢は最初は余計に疲れてしまいますが、姿勢を保つ最低限の力以外を脱力することをマスターすれば、だいぶ疲れが減らせます。


プロ演奏家がソロリサイタルで、1時間吹いているのに、疲れないところには、正しい姿勢と脱力に秘密があると思います。


姿勢を治しても短期的には音が良くならないため、優先順位下げがちですが、たくさん練習するとうまくなるので、姿勢良く演奏することは、音も良くなる第一歩になります。


まずは良い姿勢をキープして、楽しくたくさん練習して上手くなって、演奏を楽しみましょう。

人前で話すことが苦手な方におすすめなのが、手や足で好きなテンポでリズムを取りながら話すと、スムーズに話せます。人前で手足を一定のテンポで動かすと、聞き手から不思議に思われてしまうので、最初は電話越しや、見えないように小さく動かすと良いかもしれません。

よく漫才師から「話のリズム感、テンポ感、間が悪い」という話を聞きますが、手足など身体でリズムを取って話すとスムーズに話せたり、言い間違えも減ります。

これは演奏も同じで、自分の中でリズム感を持っていると、スムーズな演奏になり、一見リズムと関係ないと思われる音ミスや音程、音色が安定します。

練習では足踏みでテンポを取ってみるのも良いと思います。メトロノームを鳴らすと自分の意思でリズムを取らなくなる傾向があるので、メトロノームをかけない練習も有効です。

意識して欲しいのは、リズム練習としてリズムやテンポだけに意識が向きがちですが、音色や音程、フレーズが、リズムと連動している意識を持って練習することです。リズムと共に他の要素が上達します。

例えば、音色だけ、音程だけ、リズムだけ、と一つに特化する練習を行いがちですが、実は連動しているので、エチュードや好きなメロディの練習など、総合的な曲の練習をするのも大切なのです。



先生や他人からのアドバイスは、本人ができるようになった後の、後日にならないと理解できないことが多かったりします。

いくら良いアドバイスを聞いても、自分で実際に練習するという努力を踏まない習得できないからです。

自転車が乗れるようになることに似ていて、自転車のコツや知識や運転理論を言われても、実際に練習してみないと乗れるようにはなりませんよね。

アドバイスなどの知識は、練習してできるようになって初めて「アドバイスで言われたことがわかった!」と答え合わせみたいに理解できることが多いのです。


指導者は、問題点や知識を一方的に教えた後に

「言ったのになんでできないの?」

は生徒にとっては厳しい。。。

なので、良い指導者は、教え方が凄いことよりも、一人一人が練習を楽しく頑張れる雰囲気を作ることも上手い場合が多いです。

趣味で楽器や吹奏楽をやっていて、週1回3時間程度でしか楽器で音を出せない、練習できない方対象です。

前回、譜面などに注意を書くことで、週1回の練習でも積み重なり、上達の近道になるとご紹介しました。今回は譜面に書くことをさらに効率化についてです。


なるべく早い段階で譜面を製本する

大人の吹奏楽あるあるで「譜面を整理しないでバラバラになっている」があります。

譜面のページ順もバラバラで、さらに練習中に譜面台からバラバラに落としてしまう。そんな練習どころではない方もいらっしゃるのでは?

どうせ、演奏会直前に製本しなければならないので、パートやカットなど決まったら早く製本しましょう。

私の場合は、紙の譜面と譜面をマスキングテープで繋げて「お品書き」スタイルにします。譜めくりの場所を計算して白紙を挟みながら作成します。最後に厚紙で外側を固定して完成です。


恥ずかしがらずに譜面に♯♭を書く

恥ずかしがらずに譜面に♯♭を書くことをオススメします。♯♭を書くのは恥ずかしいですが、週に1回だと、調性やフレーズを忘れてしまうことも発生することも考えられます。特にたくさんの曲を演奏するコンサートがある場合は書いておくと、ポカミスが防げます。


音楽用語を調べて書いておく

製本作業に加えて、音楽用語などを調べておくことも、ついでにできます。音楽用語を調べると、表現のヒントや、勉強になり、長期的にも上達につながります。


書くものを準備

書くものは私の場合6Bなどの濃い鉛筆にしています。紙に鉛筆を押し付けないで濃い字が書けることや、押し付けることで紙が破れないようにするためです。


最後に

これで譜面に書くことための準備が完了したと思います。合奏などで練習して注意事項や気づきを言語化して記録して、練習成果を積み上げていきましょう。

週1回3時間程度でしか楽器で音を出せない、練習できないという方、上達して楽しむために大切なことを紹介します。


注意を譜面に書く、気づきを記録する

週に1回の練習だと、次週の練習では、ほぼほぼ全部やったことを忘れます。

そこで、注意事項を譜面に書くことや、気づきを記録をすると、毎回の練習が積み重なります。

プロの方は譜面に書くことが少なかったり、譜面を汚さない方が良いという文化もありますが、私の場合は可能であれば書くことをオススメします。

どんなに印象的な気づきでも、大きなミスでも、どんな人間でも忘れてしまうのです。

実際の私の譜面の書き方、記録内容をご紹介します。

譜面

ミスをしたところに二重丸◎
時間があるときに練習しないとできない箇所に星マーク★
ブレスの位置にカンマ
何かあれば丸で囲む
技術的な内容は音楽記号で記載

気づきを記録

練習での気づきは、練習からの帰りの電車でスマホのメモアプリに記載しています。

かなり具体的に文字にします。

(これは絶対忘れないでしょ!と思うことも忘れると思って書いています。)

「奥歯と奥歯の間を少し開けると、息がスムーズに入った。」

「左手の手首を下げると指が回るようになる。」

「右から5番目のリードは吹きやすかった。」

「ご飯食べ過ぎた後に練習したらお腹痛くなった。本番前の食事の量に注意しよう。」

「音間違えが多いので♯♭臨時記号を譜面に書いておく。」

技術を磨く上で言語化をすると技術が定着しやすくなるので、積極的に文字に残しましょう。


まとめ

ちょっとしたことなんですが、継続してやると上達します。

まずは、なんでも良いので書く、記録してみましょう。

「俯瞰の目」

例えば一流のサッカー選手は、自分の目から見える視点と、放送されるTVカメラで撮っているような上から見た視点を持っている(脳内で作っている)とききます。

このTV視点で上から見た視点を「俯瞰の目」といいます。

 

音楽の一流のプロは言葉を借りると「俯瞰の耳」を持っています。

自分の位置から聞こえる音を、お客様がどのように聞こえているのかイメージできる力になります。

 

「俯瞰の耳」を持っているとお客様視点で演奏の修正をできるのでお客様が喜ぶ演奏が実現できます。

また、先生や指導者不在でも修正をおこなえるため、自力での技術向上が可能になるのです。

 

今回は「俯瞰の耳」の言葉を紹介しました。

今後「俯瞰の耳」のトレーニング方法を解説していきますのでお楽しみに。

自分が変えられることと変えられないことがあります。


自己啓発本によくある話で、例えば天気は自分の力で変えられない。だから、晴れの時にできること、雨の時できることを考えて、「雨だから失敗した」みたいな天気のせいにしても成功には結びつかないということ。


吹奏楽でありがちなのが「言い訳」

「隣の人ミスしたからミスした」

「練習時間が足りなかったからできなかった」

「楽器が壊れたので失敗した」

これらは、隣の人や練習時間、楽器のせいにしており、自分の向上に関係しません。


対策例は例えばですが、

「隣の人がミスしても間違えないように暗譜するくらい練習しよう。」

「練習時間を効率的に使うため、事前に練習する箇所を決めておこう。」

「楽器が壊れないように頻繁にメンテナンスをしよう。」

など自分が可能なアクションまでを言えるようにしたいです。自分ごとにすると上達スピードが格段に上がります!

書籍『スタンフォード式 疲れない体』

こちらで取り上げられている呼吸法の《IAP呼吸法》は、まさに吹奏楽でも有効です。

IAP呼吸法は日本語では《腹圧呼吸》と呼ばれ、息を吸う時に膨らましたお腹を、吐く時にはへこまさないという方法です。


IAP呼吸法は、当然演奏技術全般が向上しますが、練習で疲れにくなったり、本番緊張しにくくなるなどなどたくさんメリットあります。


特に本番緊張してパフォーマンス出ない人がよくいますが、そんな人はまずは呼吸から見直すところにヒントがあります。

良い音が出た時、悪い音が出た時、アンブシュアや自分の身体はどうなっているか意識的に把握・認識できますか?


例えば口の中は目で見えないので、舌の位置など明確に認識するのは難しいのです。

逆に認識できれば良い音を何度も再現できるのです。


自分の身体を認識するには、まず自分の身体を観察することが必要です。

自分の身体に意識を向けるというマインドフルネスの考え方が役に立ちます。


例えばご飯を食べる時にYouTubeを観ながら食べていると、ご飯の味、食感、喉越しなど無感覚になっていると思います。

一度食べることに集中してみて下さい。

味だけでなく、食べ物が歯で噛まれて、喉を通り、胃に入るなど感じられる感覚を全て感じてください。

何度もやってみると感じる箇所が増えたり、感覚がより鮮明になっていきます。


楽器を演奏している時にも自分を観察してください。

出ている音や、周りで聴いている人を気にしないで自分の感覚に集中します。

口の中はどうなっているか?舌はどうなっているか?

続けていると少しずつ自分の身体の感じられる感覚が増えてきます。上級者は舌の位置などがレントゲンを撮った絵が思い浮かぶようになります。

自分の演奏時の状態を認識することで、どうすれば良い音が出るか明確になります。


これができると、本番の緊張を緩和したり、長時間の演奏でも疲れないようにする、などなどたくさんの応用ができます。今後紹介していきます。