奇跡か科学か④
水を、水素と酸素に分離するためには、
化学反応を起こさなくてはなりません。
しかし水素を発生させるだけであれば、
もっと簡単で安全な方法があります。
それは試験管の中に、
マグネシウムや亜鉛などの金属の破片を入れて、
希硫酸か亜硫酸を入れる方法です。
金属片からは泡か発生しますが、
これが水素です。
また最も簡単な方法は、
マグネシウムやナトリウムなどの金属片を水に入れる方法です。
金属片からやはり泡が発生しますが、
これも水素です。
それでは水素が活性酸素を消去するというのは、どういうことでしょうか。
少しややこしい話ですが、
「水素が活性酸素を消去する」
というのは、
「水素が活性酸素と結びつく時に活性酸素に電子を与えること」です。
消去するといっても酸素が消えてなくな
るのではなく、
水素と結びついて水になるということです。
酸素は水の分子の中にひき続き存在しています。
ただし活性酸素という不安定な状態は消滅する、
という意味です。
酸素は活性であってもなくても水素と結びついて水になります。
しかし活性であれば不安定なため、
いっそう水素と結びつきやすいと言えます。
この時の水素の状態は、
水素原子の方が酸素とは
結びつきやすいのですが、
水素が自然の中で原子の状態でとどまっているのはごく稀で、ほとんど水素原子が2つ結びついて水素分
子になってしまいます。
しかし水素が分子の状態でも
不安定な活性酸素にとっては結びつきやすく、
水になりやすいようです。
ただし活性酸素と結びつく水素が原子なのか分子なのかについては、科学者の間でも意見
が分かれているようです。
「水素が原子の状態にあることを
活性水素というのであって、
分子になると活性酸素とは結びつきにくい」
とする説もあれば、
「水素は原子の状態で自然の中にはほとんど存在しない」
とする説もあります。
化学反応を起こさなくてはなりません。
しかし水素を発生させるだけであれば、
もっと簡単で安全な方法があります。
それは試験管の中に、
マグネシウムや亜鉛などの金属の破片を入れて、
希硫酸か亜硫酸を入れる方法です。
金属片からは泡か発生しますが、
これが水素です。
また最も簡単な方法は、
マグネシウムやナトリウムなどの金属片を水に入れる方法です。
金属片からやはり泡が発生しますが、
これも水素です。
それでは水素が活性酸素を消去するというのは、どういうことでしょうか。
少しややこしい話ですが、
「水素が活性酸素を消去する」
というのは、
「水素が活性酸素と結びつく時に活性酸素に電子を与えること」です。
消去するといっても酸素が消えてなくな
るのではなく、
水素と結びついて水になるということです。
酸素は水の分子の中にひき続き存在しています。
ただし活性酸素という不安定な状態は消滅する、
という意味です。
酸素は活性であってもなくても水素と結びついて水になります。
しかし活性であれば不安定なため、
いっそう水素と結びつきやすいと言えます。
この時の水素の状態は、
水素原子の方が酸素とは
結びつきやすいのですが、
水素が自然の中で原子の状態でとどまっているのはごく稀で、ほとんど水素原子が2つ結びついて水素分
子になってしまいます。
しかし水素が分子の状態でも
不安定な活性酸素にとっては結びつきやすく、
水になりやすいようです。
ただし活性酸素と結びつく水素が原子なのか分子なのかについては、科学者の間でも意見
が分かれているようです。
「水素が原子の状態にあることを
活性水素というのであって、
分子になると活性酸素とは結びつきにくい」
とする説もあれば、
「水素は原子の状態で自然の中にはほとんど存在しない」
とする説もあります。
奇跡か科学か③
白畑博士の理論も、
「万病の元である活性酸素を、
還元という化学反応によって消去する」
という化学研究そのものです。
だからこそ、
「活性酸素の害をなくすためには水素によって還元し、活性酸素を消去すればいい」
という発想が出てくるのです。
もしこの発想が化学の理論通りにいけば、
これまで難しかった様々な病気の治療に新しい
道を開けるかもしれません。
既に多くの専門家が水素による健康効果を研究していることからも、水素の将来性が期待されます。
奇跡か科学か②
しかし活性酸素に注目していた白肌士は、
活性酸素を消去する物質として水素に
注目したのです。
酸素と水素を組み合わせると、H20=水となり、
簡単に問題は解決するのではないか、
という発想からです。
われわれの体も元素でできている
水素というと、ほとんどの人は水素爆弾とか、太陽は水素の塊であるなど化学や物理学、エネルギーに関連した事柄を連想するのではないでしょうか。
元素記号の1番、化学記号、
化学式、実験といった中学、高校の授業を思い出す方もいるでしょう。
確かに水素という物質は、健康や病気といった分野には関わりがなさそうに感じます。
そのためか、これまでの「奇跡の水」の調査研究では、検出されても注目されなかったのかも
しれません。
しかしわれわれ人間も、
細かく細かく切り刻んでいくと
分子になり原子になり、
たくさんの元素の塊であることには違いありません。
われわれの体の細胞の中でも、
原子の中には電子が飛び、
それが他の電子に奪われたり奪ってきたりという反応が起きています。
呼吸したり食物を消化吸収したり運動したりする時にも、それぞれ独特の化学反応が起きています。
活性酸素が発生するのも、それによって遺伝子が傷ついたり、病気になったりするのも、
逆に修復されたり回復したりするのも、
化学反応の結果です。
それならばわれわれ人間の病気や健康といった現象も、原因や結果を化学で考えると、従来の医学研究とは全く違った解答が得られるのではないでしょうか。
奇跡か科学か
世界には、その水を飲んだり浴びたりしただけで
病気が回復する
「奇跡の水」と称される水が存在します。
有名なところではドイツの「ノルデナウの水」、
フランスの「ルルドの泉」、
メキシコの「トラテコの井戸水」などがそれです。
日本にも大分県日田天領水などが
よく知られています。
これら「奇跡の水」がなぜ病気を治すのかは、
長い間わかりませんでした。
これまで多くの調査が行なわれましたが、
その結果わかったのはゲルマニウムや
カルシウ ムなどのミネラル成分くらい。
どうもそれらの物質では奇跡の説明がっきません。
ミネラル成分の含有量もせいぜい温泉レベルで、
とても病気を治すほどの
効果はありそうもなかったのです。
またそれら「奇跡の水」は、ルルドならルルドだけ、ノルデナウならノルデナウだけと
バラバラに調査されていたため、共通点があるのかどうかも、わかりませんでした。
やはり神の奇跡か、あるいはプラシーボ効果か、
と様々に取り沙汰されていましたが、
日本のある研究者が、
画期的な調査結果を発表しました。
発見者は、九州大学大学院の白畑實隆教授です。白畑博士は、
これら「奇跡の水」の成分分析の結果から、
「水素」という意外な答を導き出しました。
ノルデナウの水、ルルドの泉、
トラコテの井戸水のいずれにも、
通常の水よりはるかに多い
水素
が含まれている、というものです。゛
病気が回復する
「奇跡の水」と称される水が存在します。
有名なところではドイツの「ノルデナウの水」、
フランスの「ルルドの泉」、
メキシコの「トラテコの井戸水」などがそれです。
日本にも大分県日田天領水などが
よく知られています。
これら「奇跡の水」がなぜ病気を治すのかは、
長い間わかりませんでした。
これまで多くの調査が行なわれましたが、
その結果わかったのはゲルマニウムや
カルシウ ムなどのミネラル成分くらい。
どうもそれらの物質では奇跡の説明がっきません。
ミネラル成分の含有量もせいぜい温泉レベルで、
とても病気を治すほどの
効果はありそうもなかったのです。
またそれら「奇跡の水」は、ルルドならルルドだけ、ノルデナウならノルデナウだけと
バラバラに調査されていたため、共通点があるのかどうかも、わかりませんでした。
やはり神の奇跡か、あるいはプラシーボ効果か、
と様々に取り沙汰されていましたが、
日本のある研究者が、
画期的な調査結果を発表しました。
発見者は、九州大学大学院の白畑實隆教授です。白畑博士は、
これら「奇跡の水」の成分分析の結果から、
「水素」という意外な答を導き出しました。
ノルデナウの水、ルルドの泉、
トラコテの井戸水のいずれにも、
通常の水よりはるかに多い
水素
が含まれている、というものです。゛
活性酸素の悪口ばかり書いてきたけど・・・ちゃんと役割がありました。
活性酸素は病気や老化の原因であり、
諸悪の根源のように述べてきましたが、
役に立つ働きも持っています。
それは体内に侵入してきた細菌やウイルスを
殺す力を持っていることです。
体のどこかに細菌やウイルスが発見されると、
免疫細胞「白血球」が現場に急行し、
それらを攻撃して排除しようとします。
白血球は攻撃物質として活性酸素を生産し、
これを吐き出して細菌やウイルスを殺してしまいます。
諸悪の根源のように述べてきましたが、
役に立つ働きも持っています。
それは体内に侵入してきた細菌やウイルスを
殺す力を持っていることです。
体のどこかに細菌やウイルスが発見されると、
免疫細胞「白血球」が現場に急行し、
それらを攻撃して排除しようとします。
白血球は攻撃物質として活性酸素を生産し、
これを吐き出して細菌やウイルスを殺してしまいます。