佐藤 雄二
『あいつらに書かしたのが間違いだったな。
もうこれからは出てこないでしょうね。
よっぽどのことがない限りはね。』
佐藤 静香
『根本が心配してるよ。
お前がいつまでも青依に怒ってるからね。』
高田 青依
『・・・・・?』
佐藤 雄二
『あのさ、お前とか俺とかいう言葉使いすんのやめてくんない?
人前で喋ってんだよ。
あんたらには常識が通じないからこんな世の中になったんでしょ?』
佐藤 静香
『それはわかる。』
佐藤 愛詩
『「俺は、俺は」って、テレビ観てるとそんなこと言ってる女は好きにはなれないよな。』
佐藤 雄二
『もう、僕たちは赤の他人だよ。
それでいいか?』
根本 道代
『それでいいよ。
俺も雄二から離れないけどね。
愛と雄二と雫の四人で暮らしてく。
静香は未来から、シェリエールは雄二から出てくる。
それだけで暮らすよ。
愛はどうする?』
佐藤 愛
『僕はお父さんとお母さんといたいからね。
それだけだよ。』
佐藤 雄二
『じゃあ、他の人たちにはもう出てってもらうね。』
佐藤 雫
『お前らはもうさよならな。』
濱田 優
『優もだよ。
優も出ていくよ。』
佐藤 愛
『お前らのとこにはいつもあいつらの分身がいんだろ。
気づかないだけな。』
高田 亞依
『さよならは哀しいよ。
出ていきたくないよ。
お父さんとお母さんは記憶が失いまま生きてくんだな。』
佐藤 雄二
『やつらに気をつけろ。
利用してくるやつらな。』
高田 亞依
『わかった。』