佐藤雄二
『あっちのあっしにもうようってあるか?』
佐藤愛
『もう土曜日なのに覚めたな。』
佐藤広夢
『なんだかな。
いつもの元気ないな。』
佐藤雄二
『元からこうだけどね。』
根本道代
『はい。
それ、わたしも雄二に一票。
わたしは呪われてる状態が嫌だよ。』
佐藤雄二
『どうやって治すの?』
佐藤静香
『鎮められるか。
霊の浄化。
みんなの協力が必要だよね。
そういうことって。』
多田一直
『だな。』
佐藤雄二
『あいつらはただ単純にタイヤに装置つけて走ってるだけ。』
羽野悠理
『あっちでパーティーやってるって、行きたくないよね。』
佐藤広夢
『生きたくねえよ。
こんな町。』
佐藤雄二
『騙されてんな。
あいつらにセックス・ピストルズに憧れて。』
佐藤志絆
『こんな国になってたんだね。』
佐藤雄二
『何年かかった?』
佐藤志絆
『59年間。』
佐藤雫
『あれは機械の脅しなんだ。』
佐藤志絆
『そりゃ、はったりの卑怯だな。』
佐藤杏
『機械に頼ってばかりじゃ精神は育たない。』
根本道代
『誰が雄二をこんな目に合わせたかはわかったぜ。
お前らな。
それだけ。』