佐藤静香
『お前はもう寝ろ。』

佐藤結時
『寝ないね。』

佐藤静香
『だったら勉強しろ。』

佐藤結時
『やっと落ち着いたんだぜ。
やってられっか。』

佐藤雫
『それな。
俺も落ち着いた。
疲れも出てるけど寝たくない。
自分の時間がなかったからな。
静香母さんだけだよ。
呑気に自分の時間があるのはね。』

佐藤結時
『寝て起きたらまた始まるんだよ。
いつものように。』

多田一直
『だな。
もうなんか来てんよな。』

佐藤結時
『またもう始まってんだよ。
きりがねえ。』

佐藤愛
『それなんだよね。
すぐに何か企んでるよ。
裏の組織はね。』

佐藤結時
『日本の神様が情けねえからな。
がっかりだよ。』

加藤三奈子
『あいつがまたしてんのか?』

佐藤静香
『それか?』

佐藤結時
『気づかねえのかよ。
いつも、いつもさあ。』

佐藤静香
『知ったけどな。
みんな疲れてる。』

佐藤愛
『意味ないよ。
みんなが思ってるほど簡単には終わらないよ。』

橘慎悟
『俺にもわからない。』

佐藤彌生
『わたしにもわからない。
なんで?』

佐藤静香
『利用しに来てんのか?』

佐藤愛
『それだよ。
金儲けだね。』

佐藤結時
『腐る程金が入っても意味がない。
金の亡者。
たいしたもんなんか食っちゃいないだろ。
あいつらはね。』

上海エイリザ
『わたしにはわかる。』

佐藤静香
『あいつか。
敵のやつか。』

佐藤愛
『そうだよ。』

佐藤結時
『通称、自来也な。
俺は好きじゃない。』

青柳康仁
『俺も。』

佐藤静香
『なんであいつはあんな目つき危ねえのな。』

佐藤結時
『殺戮兵器だからな。』

髙田葵
『わたしはあんなとこに行かなくてよかった。
関わり合いたくない。』

佐藤静香
『だよね。
佐藤彌生は殺された。
佐藤結時も殺されかけた。
わたしも殺されかけた。
なんであいつらは平和な気持ちがないのかな。』

髙田葵
『モテねえからだろ。』

佐藤うじゃたい
『俺も覗き見に盗撮されてた。
姿を消しといたけどな。』

佐藤愛
『きりがねえよな。
加藤三奈子。
狙われてんぞ。』

加藤三奈子
『それね。』

佐藤雫
『もうね。
殺戮兵器なんか造るからだよ。』

佐藤結時
『敢えて言うなら自来也じゃねえな。
たちの悪いブラック・ジャックだな。』

加藤三奈子
『そうかもね。
伯仍水紅が落ち着いてきたのに今度はあいつか。
いい年してね。』

佐藤静香
『気取ってんよな。』

羽野悠理
『羽野もあいつは苦手じゃな。』

小林宏行
『わしはもう寝る。
じゃあのお。』

濱田優
『永遠に。』

小林篤
『永遠に。』

和田香堂
『香堂も寝る。
永遠にじゃねえよ。』

佐藤結時
『まだ朝の7時33分だぞ。』

佐藤雫
『宏がなんかやられてる。
あいつは縁起悪いなもう。
なんでいつもこうなるの。
いつまでも悪い名前を使ってさ。』

佐藤静香
『あいつか?』

佐藤雫
『そうです。』

羽野悠理
『なんかさ。
次から次へと支配したがるやつらがいるけど、なにがしたいのかな?』

佐藤愛
『犯罪を犯してまでね。』

佐藤静香
『ほっとくか。』

佐藤結時
『僕は買い溜めといた漫画を全然読んでなかったから静香と読もうぜ。』

佐藤静香
『だな。
またな。』

佐藤愛詩
『またね。』

佐藤愛
『またな。』