SteamでMuse Dashという音ゲーを見つけ、やってみたのでちょっとレビューしてみます。

高評価のわりに基本価格が安く、基本パッケージが300円そこそこ。追加コンテンツが3000円なので、こちらで元を取る戦略でしょうか。
基本パッケージだけでも30曲以上あるというので、アーケードの音ゲー3クレジット分の価格で30曲分遊べればそれだけでもお得かと思い、試しに購入しました。
実際のところ、無料楽曲もわずかずつながら追加されているので、2020年5月現在で50曲くらいは基本パッケージでプレイ可能になっています。
また、追加コンテンツの有料楽曲も1曲ずつ週替わりで無料開放されているので、たまに起動して遊ぶと未プレイ楽曲が遊べたりします。
スマホだとCytusやDeemoなどの音ゲーがありますが、PCで遊べる音ゲーは少ないので、それだけでも貴重かも。
〇ゲームシステム
スクリーンショットを撮って眺めると、凄く横スクロールアクションっぽい絵面なんですが、

実際のゲームシステムとしては純粋な音ゲー。
判定が2ラインのみという、例を見ないほど単純な作りながら、しっかり音ゲーとして遊べるというのが凄い。
2ラインしかないのに高難易度でも普通に遊べるゲームシステムになっているのは、同じラインの判定に使えるキーが複数(タッチパネルだと複数指)あって連打が可能なのと、逆側のキーを押すことで回避できる回避オブジェクトの存在があるのでしょう。
実際、なかなかよくできていると思います。
途中から奇襲してくるオブジェクトなんかもあって所見殺しな譜面も時々あるけれど、Groove Coasterあたりと比べればまだ対処しやすい印象。
操作キャラクターの体力がなくなるとゲームオーバーになる途中終了ありのシステムで、キャラクター/衣装の能力、エルフと呼ばれるサポートキャラの能力で完走やスコアのサポートが可能。

他の音ゲと比較すると、CHUNITHMのスキルと似ているかもしれない。
完走が難しい譜面では防御や回復系、達成率を上げたいときは判定補助系、ハイスコアを目指すときはスコア上昇系…と目的に応じて選べるほか、組み合わせて効率的に機能するものもいくつかありそう。
譜面によって最大スコアの出せるキャラ×エルフの組み合わせが違ったりするようで、このあたりも攻略要素になっていそうです。
この操作キャラ・エルフと、おまけの画像はLv上昇で解放される解禁要素。少しプレイするだけでレベルはサクサク上がるので、基本パッケージの全譜面を一通りプレイする頃にはだいぶ解放される。

ちなみに、Lv100くらいになるとオートプレイのキャラも解禁される(当然、スコアは記録されない)。
動画サイトに頼らずに難譜面の予習ができるよう配慮されている。

クリア時にはキャラ選択時とは別のイラストが用意されているのもご褒美要素かも。
ちなみにこの小悪魔は常時HPが減り続けるのでリリスとの組み合わせ必須、それでも密度の薄い譜面だと自滅確定のハイリスクハイリターンキャラ。
また、収録楽曲は、BOFUの楽曲やオリジナル曲が多めでメジャーな版権物はほとんどなく、インスト曲と日本語ボーカル、中国語ボーカル、英語ボーカル曲が混在している感じ。
まあ音ゲで歌詞を気にすることもあまりないと思うので、この辺はあまり気にならないと思う。
BOFU楽曲が結構入っているので、色々な音ゲをやっている人ならば知っている曲があるだろうけど、もともと音ゲをやらない人にとっては知らない曲ばかりにはなるのかもしれない。
全体的に、音ゲーとしてしっかり遊べる良い完成度になっている印象。
そもそも自宅でPCで遊べる音ゲー自体貴重なので…。
〇インターフェース
中国産のゲームなんですが、完成度はかなり高く、設定画面も含めて全体的に何ら問題なく遊べるようになっています。
私のようなPCキーボードプレイヤーにとっては、ショートカットキーを一度覚えてしまえば設定も非常にサクサク操作できて結構いい感じ。
開発元がPeropero gamesという日本語っぽい名前で、日本語のみフルボイス、日本語楽曲も多数…ということで、企画開発もある程度日本でやってるのかと思ったんですが、プレイに支障のないフレーバーテキストなどで、一部日本語ローカライズが適当なところがちょっとあります。

プレイ自体に支障がないフレーバーテキストなので問題ないんですが、気になる人は気になるかもしれない。
日本人スタッフが絶対いると思うんですが、チェックかけなかったんでしょうか。
あと、一部のキャラクター衣装がけっこう性的なので、人によっては気になるかも。好きな人は楽しめると思う。

…あざとい。
また、設定画面やプレイ終了時のジングルにMusmusなどの無料素材が使われていたりしていて、コストカットが図られている印象。
インディーズ・同人ゲームのプレイ歴が多かったり、ネット音楽巡りをしている人には聞き覚えのある音が流れてくるかも。
とはいえ、上手に使われているので、原曲を知らなければ全く違和感を覚えない仕上がり。
このあたり、経費を節約しつつうまく作っている感じがします。
〇総括
私の評価としては、10点満点中9点くらい。
Google PlayやApp Store、Steamのような基本パッケージと追加コンテンツが別売りのサイトでの購入の場合、基本パッケージは凄く安いわりにシステムはしっかりしていて遊べるので、かなりお得だと思います。
基本パッケージのみでも結構遊べるので買って損はしないと思う。
追加楽曲に関しては、とりあえず基本パッケージで気に入るか判断…という感じで。
Switch版だと追加コンテンツも含めた一括買い切り価格なので、ちょっと初期投資としてのハードルは高いかも。
〇その他
公式ツイッターのアカウント(@MuseDashtheGame)が、「Muse Dash(本物だから疑わないで)」ってなってるんですけど、何かあったんでしょうか…?