わたしたちの人生は、
特別な何かを成し遂げるために
あるのではないから、安心して。
わたしたちは、
特別な存在として選ばれる競争の中に
いるのではないから、ホッとして。
わたしたちには、
特別なルールも
守らなければいけない掟もないから、
どんなときも自分を許していて。
わたしたちは、
どこかへ向かっていくわけではないから、
武装という準備をしないで。
本当の旅は自由で、
出発もなければ到達もない。
生きているってそういうこと。
始まりもなければ、終わりもない。
わたしたちは、
どこまでも、自分を幸せにしていい。
どこまでもどこまでも、
自由であり、許されていて
なんの準備もしないで、
戦わないで、
どこかを目指さなくてもいい。
そういう精神状態であるときに、
誰かを幸せにするという純粋な役割を
果たしているのだと思う。
何気ない一言に、
優しさがこもり、
ただ目が合っただけなのに、
思いやりが溢れる。
それがわたしたちのあるべき世界
だと思う。
粋龍