ロングアイアンとユーティリティ | 酔竜の館 新館

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5番アイアン以上の距離を打ちたい時の選択としてはフェアウェイウッド(FW)、ユーティリティ(UT)、ロングアイアンが挙げられます。一般的には3番/4番アイアンの置き換えとしてはUT、それ以上の距離はFWを使いますがこれは言うまでもありませんね。

ロングアイアンはUTで置き換えた方がミスショットが少なくなる、というのは常識ですが、100%正しいことではありません。UTで曲がりやプッシュアウト/引っ掛けが多い場合はロングアイアンで打った方がましという場合もあります。特にPAR3のティショット(ショートしたら厳しい場合は除く)ではロングアイアンの出番があると思います。

ロングアイアンが過小評価されてきたのは、やはり設定が長すぎて振りにくいことが原因の一つです。他のアイアンと振り心地が同じ(もしくは近く)なるようにセッティングしてUTと打ち比べないと不利になるのは明らかです。スイートエリアが狭いのは事実でしょうけども、現状は比較の対象にすらなっていません。

ロングアイアンと同じ長さ、同じ総重量、同じバランス、同じシャフトでユーティリティを組んだら同じくらい振りにくいクラブになると思います。その状況でテストしたらスイートエリアの狭いクラブの方がぐぐっと結果が悪くなることは容易に想像できます。そうではなくて一番いい条件、つまり無理しなくても振り心地がよいセッティングで比較しないといけません。

この数年数多くのユーティリティをテストしてきて、どうしても振り心地がうまく揃いませんでした。アイアンと同じシャフト(NS950系)を入れても、長さや鉛の量を微調整しても、どうにもうまくいきませんでした。その実験の繰り返しからそんな考えになってきました。

もしかしたら今テストしているキャロウェイユニフレックススチールで一発解決、となってくれたら一番いいのですが、それでも練習用とかPAR3のティショット用とかでロングアイアンは残すと思います。100叩きでドライバーのヘッドスピード40以下の私でも練習場で気持ちよく打てますので、それ以上のレベルの人が打てないわけがありません。