今年の夏もお墓参りに倶知安に行って来ました。
お盆よりも少し早い平日に行って来ました。
中山峠を通って。
道の駅望洋中山は休憩に必ず立ち寄ります。
あげいもが有名です。
今から40年以上前、私の父は除雪車に乗り中山峠の喜茂別側を除雪をする仕事をしていました。
冬季間の数ヶ月を泊まり込んで仕事をしていた年もありました。
写真は新しくなった除雪センターです。
今は分かりませんが、この場所に除雪職員が宿泊する施設がありました。
真夜中に吹雪で見通しの悪い日の作業も幾度となくあったでしょう。
道内でも有数の豪雪地帯のこの峠の交通を、父は守っていたのだな、と感慨深い気持ちになります。
望洋中山という名の通り、ここから見る羊蹄山はとてもきれいです。
私が子どもの頃、ドライブがてら父に何度かこの場所に連れて来てもらいました。
京極町から見る羊蹄山は形がとてもきれいです。
新幹線開通に向け工事が始まっている倶知安駅。
この駅が無くなるのかと思うと、寂しいです。
駅のホームは、新幹線開通に向けての工事が始まっています。
倶知安に帰ったら、必ず見に行く父の実家跡。
大好きだった、思い出深い祖父母の家。
数十年前に父の実家は取り壊されましたが、跡地には建物は建たず、草木が生い茂ったままです。
その中に橙色の百合の咲いているのが、見えました。
オニユリでしょうか。
祖父母の家の前庭に同じ百合が咲いていました。
何十年も咲き続けることってあるのでしょうか？
今回のお宿は初めて泊まるホテルでした。
こじんまりとした快適なホテルでした。
夕食は外で食べることにし、雨の中、ニセコ道の駅近くの中華食堂に入りました。
店は満席で賑わっていました。
程よくざわめいて、活気のある店内で食事を待っていたら、ラジオから「オリビア・ニュートン・ジョンさんが先日お亡くなりになりましたね」というDJの方の声が聞こえ、驚き、ショックを受けました。
そしてオリビアさんの数々のヒットソングがラジオから流れてきました。
私が中学生の頃に好きだった「そよ風の誘惑」を聴くと当時の出来事と感情が鮮やかに蘇ってきました。
今回の旅で一番印象に残った場面でした。
翌朝ホテルの周りを散策すると羊蹄山に光が差し込んでいました。
