画廊翠巒「全盲の彫刻家と言われる 三輪途道 展」ーかべとじめん+ーが始まります~12/17日 | すいらんぶろぐ

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もう12月、2023年もあっという間の1年でした。

今年の最後の展覧会は、画廊翠巒(すいらん)でもう25年以上前から

ご紹介を続ける三輪途道(みわ みちよ)展を開催致します。

 

 

 

今回は、詩人・谷川俊太郎氏と彫刻家・三輪途道の共作である

絵本「かべとじめん」に使用した三輪のレリーフ作品と、

脱乾漆による新作彫刻による個展です。

 

 

今回の個展は近年の三輪の活動母体となっている

一般社団法人メノキの協力で、絵本の朗読会も

別記の通り開催致します。

 

 

 

 

当画廊で発表を始めた頃、約25年前には、

上原三千代という名で作家活動を行い

木心乾漆(もくしんかんしつ)、寄木(よせぎ)による木造彫刻と言われる

1200年以上前から日本古来の木造彫刻として伝承され、

その多くは仏像彫刻として制作されてきた彫塑技術に、

独自の彩色を施し、

今日の現代アートな造形美を生み出してきた、

日本有数の木造彫刻家として活躍してきました。

なかでも東大寺の依頼で納めた菩提僊那像は圧巻です。

しかし、約20年前から「網膜色素変性症」という病気を発症し

視力がどんどん落ちてくる状態になって、

現在ではほぼ失明状態になってしまいました。

 

 

 

失明により木彫制作が叶わない現在は、

脱乾漆(だっかんしつ)と呼ばれる麻の一種のから

むし(紵)を漆で貼り重ねる技法や石膏心乾漆で、

「張子の虎」のように内部が空洞で、

1000年以上前から仏像制作などに用いられてきた伝統技法です。

 

 

当時三輪氏の木心乾漆による木造彫刻を観た人は、

そのあまりにも克明に刻み彩色された写実力に感嘆しつつも

“作家の凄さはこの写実力ではなく、

目で見えないところにあるその対象の本質を刻み、

写し取るところに凄さがあるのだ“といわれ、

多くの人々が共感してきました。

 

 

 

そして彼女がその視覚的写実力を失った今、

作家が表現しようとする、見えないものの本質を、

果たして私たちは感じ取ることが出来るのか、

彼女の作品を通して私たちの本質”見える“が見透

かされていくのでしょうか?

 

 

全盲という私たちには到底想像できない状況の中で

目が見えていたころに鍛え上げてきた、想像のプロセスと

手先の感覚、記憶の中にある空間認識とイメージのシンクロ技術

色彩の記憶と実践がこれほどまでにレリーフとして

顕在化出来るものかという驚きと共に、感動の領域まで

私たちを引き込む作品になっています。

 

 

 

また、彫刻家として立体制作も続け、

”本当に全盲なのか”と疑ってしまうほどの作品のリアリティー

既に全盲の彫刻家という領域をはるかに超えたところで

健常者、障がい者という枠の無意味さを感じさせる

すばらしい作品に、この作家の底深い実力を再認識させられます。

 

 

今回の個展では絵本「かべとじめん」の朗読会も

下記の通り開催します。

 

また開催期間中、来廊が可能でない方には

動画を準備し、YouTubeで配信いたしますので

実物の作品鑑賞のようにはいきませんが

展示された作品の雰囲気やイメージを楽しんで頂けます。

ネットからのご購入も 以下から手続き頂けますので

是非参考にしてご高覧いただけたら幸いです。

 

本展ではレリーフ作品18点と脱乾漆による立体作品数点を展示致します。

 

 

 

三輪途道展動画クリック👆

 

 

■全盲の彫刻家といわれる三輪途道 展 ーかべとじめん+ー 

 詩人・谷川俊太郎と彫刻家・三輪途道の詩画集・原画と彫刻展

■2023年12月9日[土]ー17日[日](12日火曜日休廊)

 10:30-19:00(最終日17:00迄)

■朗読会&お茶会:12月10日[日]14:00~(参加無料)

 協力:一般社団法人メノキ・立木寛子

音読の様子動画☚クリック

■画廊翠巒(株式会社すいらん)代表取締役 梅津宏規

■371-0801 群馬県前橋市文京町1-47-1  

■TEL:027-223-6312

■Eメール:suiran@suiran.com

■URL:画廊翠巒

 

 

三輪途道展の作品の購入は以下から👇

1)三輪途道作品販売リストページVol.1

2) 三輪途道作品販売リストページVol.2

3)  三輪途道作品販売リストページVol.3

4)  三輪途道作品販売リストページVol.4