昨日くらいから急に朝晩寒くなって、
体調壊している人もけっこういるんじゃないですか?
これだけ雨もしとしと降って昼間はジメジメ湿気もあって蒸し暑くて
夜になって寒くなると、体がついていけなくなるよね~。
皆様、くれぐれもご自愛あれ!
最近、スペインのボルハという街の教会の宗教画を
一人の自称、女性画家が、修復という名のものとに元の絵の上から
全面的に描き加えて、それがあまりにも下手なので
大騒ぎになったら、かえってそのことが世界中に報道されたことで
多くの観光客をその街に呼ぶことになって
町おこしとしては、大成功・・・なんていう話題で日本でもテレビで報道
ましてやその加筆した女性の個展の絵を見て、上手いとか上手くないとか
そんな議論が平然とされているけど・・・。
でも もともとの議論の「絵画修復」という世界を
たぶんほとんどの人がよく理解していないんだろうな~と・・・。
このスペイン女性がまず、全面的に元の絵の上に絵具で
元の絵を無視して描きなおしてしまった
と いうところからして、この女性の修復における知識はまるでない
と いうことが分かりますね。
そもそも修復は、元の絵(絵具の上)の絵具部分に加筆することはないから…。
もしこのスペインの宗教画がたとえばダビンチの絵だったら大問題
歴史的価値の損失になるんじゃないかな~と。
絵具はあくまで欠落した箇所のみの加筆。
絵具も当時使用したと想定される画材のみ。
素材も徹底的に吟味され、
その時代の画法や描写技術を習得した人のみが修復を請け負うことができるわけで
そういった意味では、このスペインの女性は
自分流で絵は描けるかもしれないけど、この宗教画が描かれた時代の
描写技術はまったく持ち合わせていない ということは
加筆された絵を見る限りは明らかだと思うんです。
絵を描ける人、画家であったとしても
趣味でちょっと見た目は上手に描ける人であったとしても
修復画家としては成立しないわけで
たとえばMとい画家の絵を修復するために、当の本人であるMという画家に
もし修復依頼したら、多分ほとんどの場合修復ではなく
加筆して描き直してしまうので、そんな場合でも、
専門の修復家に頼むものなんです。
ここで一番怖いのは、このスペイン画家の「修復」ということの意味が
世界的にあいまいになってしまって、町おこしという結果として
結局のところ 「よかった」 というところだけが注目されること。
修復ということの意味がまったく正確に認識されることなく
観光という客寄せパンダにすりかえられてしまったことは
「修復」という職業を生業にしている人たちにとって、学術的にも
はなはだ迷惑なことだと思うんです。
教会は、修復という行為が とても高額なために
適当に知り合いの画家に安くすませようと頼んでしまった というところが
真実なのでは・・・そんなことで起こった
大きな問題を、ほかのことにすり変えただけ なんだと思うんですよね~。
当社は、文化財級の作品を請け負うことはないけど
いわゆる一般的な近現代の国内の油絵の修復を手がけているけど
その一端をご紹介
その昔塗ったニスが酸化して、表面が黄ばんだ画面・・・。
そのニスをすこしづつ除去して、昔の絵具の色をよみがえらせます。
なんらかの理由で、絵具がはがれてしまったら、その部分だけを修復加筆
もしなんらかの問題があって、加筆した箇所だけを除去したいときは
除去できるような処置をしておくんです。(企業秘密です!)
それにどこをどういう理由で、どんな風に修復をしたのかなど、克明に診断書や
報告書も書くのが普通なんです。
ほんの修復作業の一端ですが・・。
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我が家の食卓で~す。
鶏肉のフリットウ(衣上げ)にズッキーニと
なすにヤギのチーズをのせてオーブン焼き
ほうれん草のパスタのジェノベーゼ、フレッシュトマトソテー乗せ
バルサミコソースで。
てんこ盛りの一皿で満足。
ご馳走様でした。






