【NPO法人オルケスタ8周年記念講演会 講演レポート「生きづらさ」を「生きやすさ」へ】
本日、「発達障害を考える~僕もみんなも大切にしたい。
生きづらさから生まれる二次障害を防ぐために~」という講演に参加しました。
講師の岩本裕敬氏(四天王寺和らぎ苑医療技術部部長)からは、発達障害のある方が日常生活や社会の中で感じる「生きづらさ」や、それが積み重なることで生じる二次障害(うつや不安障害など)について、わかりやすく解説がありました。
特に印象的だったのは、「子どもは必ず変わる」というお話。
発達障害の有無にかかわらず、誰もが自分を大切にし、周りもお互いを認め合うことの大切さを改めて感じました。
カギは「安心できるコミュニケーション」
子どもが「自分の気持ちをわかってもらえた」と実感できる関わりを積み重ねることが、
自己肯定感を育み不適切行動を減らす近道。
大人側の声かけを〈具体的で肯定的・選択肢を示す〉形に変えるだけで対話の質が大きく高まると学びました。
幼児期から大人が子どもの感情や行動に対して受容的な対応(共感や肯定)をすることで、
子ども自身に対する安心感と、自信、さらには自己肯定感が育まれる。
また、家庭や学校、地域社会ができる支援や、本人が安心して自分らしく生きられる環境づくりについても、具体的なアドバイスがあり、とても参考になりました。
「楽しい・嬉しい・面白い」を日常に
遊びや成功体験がもたらすポジティブな感情は、学びの意欲と感覚を鋭敏にします。
褒めるべきは結果より「やってみようとした意思」であり、
怒る・叱るよりも“安心感”を届けることが行動変容の土台になる─
この視点は家庭・学校・地域で共有したいエッセンスです。
発達障害について正しく理解し、みんなが大切にされる社会を目指して、
私たち一人ひとりができることを考えていきたいと思います。
私も府議会議員として、保育・教育・福祉の連携強化や保護者支援の充実に取り組み、
子どもたちが「安心して挑戦できる環境」を地域全体で育む政策を進めてまいります。
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