またまたYAMAHA CDX-2000のジャンク品を入手。

 

最近、ヤフオクでも人気が出てきました。YAHAMAファンにはたまらない一台です。

 

トレイが開閉しないジャンクは多いので、べとべとに溶けたトレイベルトとローラーゴムを交換すれば、復活するパターンが多いですが、トレイの開閉が直っても、肝心の読み込み、再生ができなくては元も子もありません。

 

読み込み再生のトラブルは、サーボ基板のコンデンサーの劣化や半田クラックが多いですが、それでも改善しない場合は、半固定抵抗の調整を試みます。これで改善すれば、症状は軽い方です。

 

それでも改善しない場合は、禁断のレーザー出力を調整するのですが、大抵これでは改善しないことが多いです。つまり、ピックアップの寿命ということで、修理不能ということになります。

 

今回入手したものは、いろいろやってみましたが、結局ピックアップの寿命でした。

 

いつもなら、ここで部品取り用に倉庫行になってしまうのですが、他が綺麗で問題ないのでもったいないと思い、ピックアップの交換にチャレンジしました。

 

このモデルには、製造ロットによって2種類のピックアップが搭載されています。

 

一つは、三菱製のMLP-7。

こちらの方が、多いかと思います。

 

もう一つは、オリンパス製のTAOHS-HG1。

今回入手したCDX-2000には、こちらが搭載されてました。

 

そして、ドナーにするプレーヤーは、CDX-500です。CDX-700やCDX-900にも搭載されていますが、一番リーズナブルに手に入るCDX-500をチョイス。

 

これが、CDX-500のピックアップメカです。700も900も同じメカだったと思います。搭載されているピックアップはMLP-7です。

 

赤丸のネジを外すと、ピックアップが外せます。非常に外しやすいピックアップです。

 

これは、CDX-2000のピックアップメカです。これは、オリンパス製で、レンズの形が異なりますので、一目でわかります。

 

同じように赤丸のネジを外すと、簡単に取れます。

 

裏側の赤丸に接続されているコネクターを取り外して、プラスチック製の保護板?を少しめくれば、外せます。

 

ここで若干の問題が発生。実は、2000と500のピックアップは、同じ型番でもコネクターの形状が異なります。ピン数は一緒なので、無理やり押し込むようにして嵌める必要があります。しっかり嵌るので、特に実用的には問題はありません。

 

逆手順で組み戻して、動作確認!

 

若干、サーボの調整をして、無事再生するようなりました\(^o^)/

 

ドナー機のCDX-500は、定番のトレイが開閉しないというジャンク品でしたので、正直ピックアップが生きているかどうかは賭けになりましたが、大抵トレイが開閉しないというジャンク品のピックアップは生きている可能性の方が大きいです。

 

特に、エントリモデルのジャンクは、長い間使用されていない、あるいは使用頻度が少ないパターンが多いと思われるので、比較的良好なピックアップに巡り合えます。

 

CDX-2000のピックアップは、TAOHS-HG1とMLP-7ですが、TAOHS-HG1は一つ前のTAOHS-DG1と互換性があるようなので、CD-1000やCD-750などもドナー機として使用できます。

 

また、TAOHS-DG1は、三菱製のMLP-3Cとも互換性があるので、YAMAHAのCD-550、CD-350、CD-X3、TEAC ZD-6000、ZD-4000、ZD-5000、ZD-3000、KENWOOD DP-2000、DP-1000などもドナー機として使用できるかもしれません。

 

こういう古いピックアップは入手困難ですので、少しずつドナー機を集めておいた方が良いかもしれませんね。