欧州でEU議会の選挙がありました。

 

 

●欧州議会選、極右が躍進 親EU会派は過半数維持
2024年6月10日
[ブリュッセル 9日 ロイター] - 

欧州連合(EU)の欧州議会選(定数720)は9日、大勢が判明し、極右勢力が躍進した

これを受けフランスのマクロン大統領は仏国民議会(下院)の解散総選挙を発表

EUの政治的な先行きが一段と不透明になった
親EU会派が引き続き過半数を維持する見通しだが、今回の選挙結果はフランス、ドイツ両政府にとって痛手となった。
マクロン氏は6月30日に総選挙の第1回投票を実施すると表明。

ドイツのショルツ首相も、自身が率いる与党・社会民主党(SPD)が過去最悪の結果となり、中道右派や極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」に敗れた。
一方、出口調査によると、イタリアではメローニ首相率いる右派「イタリアの同胞」が首位に立つ見通し。
欧州議会の右傾化が進めば、新たな法律の制定が難しくなり、安全保障問題、気候変動、米中との産業競争への対応が遅れる可能性がある。
ただ、ユーロ懐疑派がどこまで発言権を強化できるかは、各政党が見解の相違を乗り越えて連携できるかにかかっている。

 

 

上の記事を見れば分かるように欧州議会選は極右が躍進、フランスやオーストリアなどで国内第1党になったのですが、フランスに至っては国内選挙でマクロン大統領が率いる与党連合が極右政党に大差(右派獲得票数30%)で敗北したのを受けてマクロン仏大統領は仏国民議会(下院)の解散を表明した……というのですが、博打師ですなぁ(呆れ

 

「国民の信を問う……」といえば潔いように聞こえますが、マクロン仏大統領……自分の人気を分かってるんですかね?(-_- )

再選から1年が過ぎたフランスのマクロン大統領の人気は低迷しており、4月の世論調査では支持率が26%と約4年ぶりの低水準に落ち込ちこんでます┐( ̄ヘ ̄)┌

ですので人気回復の起死回生を狙って、先日は南太平洋のフランス領ニューカレドニアで分離独立派による暴動が起きた際、自ら現地に乗り込み事態の収拾を図るなどしましたが今一つで、そして今回の欧州議会選挙でいわば『NO!』を突き付けられたのでしたっ(爆

 

……さて、しかし欧州議会で右派勢力が議席をのばしたといっても、 与党勢力 (中道右派左派)は過半数を確保しましたし、マスコミが騒ぐほど(すぐには)欧州議会の指針が大きく変わるコトはないでしょう。

なのでマクロン大統領は逆にフランス国内で解散総選挙に打って出て、 苦戦が避けられそうにないとはいっても大統領支持会派が勝利(議会での大勢を決める)コトで極右政党勢力の出鼻を挫き抑え込む――というような算段を弾いてるよーですがそう上手くいきますでしょうかねぇ?

 

そもそも欧州で右派が台頭し支持されて来たのは、際限ない移民受け入れその身勝手(犯罪や仕事の奪い合い)『人権!』名の下、野放しにする有様や。

ウクライナ侵攻によって露呈したロシア資源に依存したこれまでのエネルギー政策の失敗とその結果、起こっている電気ガス、物価の高騰による生活苦という現実です。

これに不況やウクライナ支援や再軍備などで負担が増しているというのに、政府はサヨクの頭お花畑の連中に牛耳られてEV促進だの再生可能エネルギー普及促進だの脱炭素などといったお題目ばかりが叫ばれ国民目線の政治から離れてしまっています!

 

……まあ、それは日本も政治家から政党、霞ヶ関の官僚にいたるまで同じなんですが、欧米の場合は政府にカネが無いのにサヨク連中が横行し、日々の生活レベルで困窮しています。

さらにもはや十年以上前から癌のように欧州社会を蝕んでいる中東やアフリカからの移民難民の群れや、EUの理念と言えば聞こえがいいのですがEU域内でヒトモノカネの行き来を自由にした結果、儲け栄えるのはグローバル企業や経営者ばかりで、欧州では独仏ですら押し寄せる移民難民や、あるいは域内の経済的に遅れた国々からの出稼ぎ労働者によって、ブルーカラーの肉体労働や工場勤務どころか、医者や教師、電気や機械工などのホワイトカラーや高等熟練技術者まで‟待遇と賃金を安売りする貧困化競争”に晒され仕事を奪い合っています!?

 

これに元々、白人系の人種でキリスト教徒の国だった欧州へ、アラブ人や黒人がそれもイスラム教徒が押し寄せてきたことによる地域社会の治安と共同体の崩壊や悪化……安易な移民促進や「可哀想だから」と難民を受け入れたツケを支払うのは上級国民ではなく、いつでも一般国民ですから救いようがアリマセン┐( ̄ヘ ̄)┌

 

そしてこーした背景に加え、サヨクの行き過ぎたジェンダー政策やらポリティカル・コレクトネスの極端に幅を利かす現状は、社会の多数派であるマジョリティーを、まるでマイノリティの身勝手な主張を容認する免罪符と化しています。

まあポリコレ(マイノリティや社会的弱者の立場に立ち、人種や宗教、性別などに対して寛容であろうとする考え方)は、それ自体は『大変、美しくご立派(棒』なんですが、今の欧米の有様は、大多数の普通の国民を少数派に隷属させる‟道具”――あるいは一種の宗教と化しています。

 

そしてポリコレや脱炭素だの気候変動問題への政策などが、本来の目的を離れ特定の集団や企業の‟利権権益”と化してしまっています。

これにグローバル化への信仰富の偏重資本を増やすコト自体を目的としたエコノミー活動へと無制限な方向に向かっており、経世済民の――共同体の必要とする需要を満たし、民度や治安を安定させ、暮らし良い社会を形成するという本来の目的から逸脱して暴走してしまっています( ̄へ  ̄ )

 

それは先進国では欧州だけでなく、日本やアメリカでも同じですが、欧州ではそれぞれの国民が我慢の限界に来ていると思います。

……まあ、日本もマグマが沸々(ふつふつ)と煮立って来ていますし。

アメリカに至っては、「サヨクと右派で国を二分する内戦前夜か!?」と危惧される有様です┐( ̄ヘ ̄)┌

 

ですが……今回の欧州議会選挙で右派強硬派が議席を伸ばしたのは間違いなく、欧州の各国国民が我慢の限界と、今の政治家や市民団体などの現実を直視しないやり方に愛想が尽いている表れでありましょう。

そんな現状の空気の中、仏大統領のマクロンは解散総選挙という賭けに打って出たのです(棒

果たして思惑通り、ルペン氏をはじめフランス国内の右派勢力の鼻っ柱を叩き折り、勢いを抑えるコトができるんでしょうかねぇ?

むしろ逆に‟極右政党出身の首相誕生!”なんてことになって泡を吹かなければいいんですがw

欧州議会での勝利の勢い極右政党が下院の第一党となれば、マクロン大統領は極右政党から首相を選ばざるを得なくなる恐れがあるんですが?

フランスでの下院選は6月30日に初回投票、7月7日に決選投票が行われるといいます。

まあ、お手並み拝見……というか、フランスは元より、欧州の今後の行方がどうなるのか? まあ見物ですなぁ(呆れ

 

 

タイトル鬼子っ

 

 

 

 



 

 

 

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