日々寒さがぶり返している荒れ模様な日和ですが……皆様はお元気ですか?

私の方は、元気はそこそこにイイのですが、『意外と時間が無い?』といいますか、久々に病院通いのスケジュールが重なりましてバタバタしていますw

 

さて、世間ではトランプ大統領就任から一ヶ月だの、金正男暗殺!? だのと騒がしいですが……案外平和なモンです ┐( ̄ヘ ̄)┌ 

心配するほど大きな混乱騒乱が起きているワケでもありませんし、逆に「一部の好き勝手が、横車が通る」ほど世の中は甘くないワケで――トランプ大統領も、金正恩もその辺の計算違いに頭を抱えてるんじゃないでしょうか?

 

しかし、大きな時代の流れは――世界の趨勢は『グローバル化への疑念と否定。各国各個人が“自己優先主義”を堂々と主張する』方向へ流れつつあります。

……っと、いいますか「同じ利益、価値観」共有できる同盟、共同体――から人間関係に至るまで露骨に“区別”がつけられるようになっていっています。

 

区別――そう、あくまでも『区別』であって『差別』ではアリマセン。

少し前までは、「他と……多と、社会の多数派と“違う”“異質”な出っ張った少数のはみ出し者を『異なってる』と指摘しただけで“差別主義者”扱い」でした。

無論、 例えば生まれついた肉体は男性だが心は女性である――あるいはその逆の性同一障害者なんかを「差別」する気はアリマセン。

昔は数万人に一人とか数百万人に一人だったそーいう人たちが『人類が70億人を越え、百億人を目指そうという』この時代w 極少数でも一定の数が社会の中に生まれジェンダーとして少数の“例外”として自分たちの悩みを打ち明け、社会に理解と認証を求めようとするのは間違っていませんし、当然かと思います。

……が、世の中の99.9%は依然として『普通の人』で形成されているコトも忘れてはならないと思います。

あと、人類は『理性の生き物』であると共に『快楽を貪欲に求める』動物でもあるのですから、人間大なり小なり異常な――アブノーマルな性向というのをたいていの人間は程度の差こそあれ持っています。

それはバイセクシャルなゲイ・レズから、ロリコンその他、口に出すのも憚れるような分野まで対象としてはそれこそ言い出したらキリが無いでしょう。

さて、ですが永らく人類はその共同体や社会が円滑に平穏に、上手く運営して行けるように、問題が起こらぬように『常識(タブー)』という建前を大事にしてきました。

その中では当然、男女の性の営みは異性がその対象となされ、普通は一夫一妻、一部の自然環境の厳しい地域では一夫多妻の認められる例もありましたが、家族の一単位として“つがい”が奨励され、生物的には出産可能年齢になっても『成人』と認められるまでは子供はその対象から外され、保護され。

また、近親交配を防ぐ為にも近親者も恋愛婚姻の対象から外されるのが暗黙の了解として共有されていました。

これは生物として、人間に限った話ではなく、野生動物の世界でも一つのグループから繁殖適齢期を迎えたオスはいったん群れから追い出される――などという形で本能レベルで行われる自然なことです。

もっとも、ボノボ等の人間に近い高等類人猿には、群れを円滑に運営する潤滑油として“同性愛”的行為を行うコトが観察されていますから、人類が古代から「不道徳」と位置づけながらも同性愛等の行為が無くならないのも意味があるのかも知れません。

 

さて、それでもグレーゾーンとして、生殖ではなくあくまで一時の快楽や欲求を満たす意味で同性を性の対象にする事はいつの時代もありました。

それは表立っては認められていないものの半ば公認されていたり、逆に『死罪』を覚悟せねばならぬくらい禁じられていたり――と、時代と地域によってさまざまでしたが、社会の中で明確に普通の性行為とは『区別』されていました。

で、です――近年の世界の問題は、そうした「当然の“区別”『区別ではなく差別だ!』なんて意見がまかり通る」ような自制の効いた自由と、身勝手な権利の要求の傲慢さが履き違えられる論法がまかり通り、逆にそーした「少数の異質な価値観や意見」を認め守るコトが、人権を認め守ろうとする先進的な進歩主義者の「正しい姿だ」と勘違いされ、幅を利かして来ました。

 

ハッキリいいますが、それは「ただの驕り」です。

今回、初っ端から『性と性的趣向』なんてのを取り上げ持ち出して来ましたので「面食らってる」方も多いでしょうが――現代人の、特に欧米などで人権やら差別反対を持ち出す人間は、人間の業であり、根本的に避けて通れない“性”の問題からして“コレw”なのですから移民や難民から国際平和や自然環境保護、原発などの『問題も多いが今の社会に必要悪』な課題に対しての向き合い方の底が知れますw

 

ハッキリいいしょう――偽善、それも自己満足の独善にすぎません。

サヨク、マスゴミ、市民団体、市民活動家……まあ、特にこう名乗り呼ばれる“連中”というのは、独善、偽善の塊です(キッパリ

そして、そーした連中が特に多く発生するのは差別や迷信による狭量、理不尽が“貧しさ”ゆえに蔓延る発展途上国ではなく、憲法や法、国家の社会制度の下、「人権や言論の自由が保障され、基本的権利を謳歌できる」日欧米の先進国などです。

そして、自分たちが『たまたま生まれついた国や場所が幸運で時代が良かったダケ』というコトも自覚せず、「上から目線の独善的な善意」から「可哀そうで虐げられた人々」「救ってやるのだ」と、あるいは自国の自分たちが属する社会に損害を与えても気にするコトも無く、むしろ進んで『国を売る』ようなコトを平気で行います。

 

それは移民難民の受け入れから、環境保護活動や平和反戦運動、さらには宗教の信仰の自由や果ては“ジェンダーなどの性差別、性的趣向の少数派の権利保護”まで数え上げればキリがありません

さて、とはいえど「難民の保護」や「環境問題や平和反戦運動」に「宗教の自由を尊重する」コトは別に「悪い」とはいいません。

むしろマイノリティの弱者少数者の保護は人道上の人類の課題であり改善は義務でしょう!

 

問題は、『程度の問題』と『区別と差別をゴッチャにしている』点にあります。

 

先進国がいくら“豊かだ”とはいっても、際限なく貧困国からの移民難民を受け入れれるワケではありません。

また、例えば欧米では「異教徒(この場合はほぼイスラム教)に配慮するあまり、クリスマスをわざわざ“ハッピーホリデーと呼ぶようになって来ている」といいますが、“コレ”などは『差別と区別を履き違えた』代表例でしょう ┐( ̄ヘ ̄)┌ 

 

「公共の場で特定宗教の行事をおこなうのはいかがなものか」 といった考え方が広まりつつあり、特にアメリカ合衆国などでその動きが顕著なのですが、正直いいまして「アホゥか?」としか言いようがありません。

元々、アメリカは建国以来、アングロサクソンでプロテスタントの白人が主流の国です。

しかも国のそもそもの成り立ちがアメリカ原住民から土地を奪い迫害し、さらに旧大陸から独立後も黒人奴隷や苦力(クーリー)などで中国人を奴隷労働力として使い今日の繁栄を築いてきた――いわば業と血でまみれた国なのです。

そして今でも国民の六割が白人ですが、その白人の間でも社会階層が暗黙の裡に分かれています。

それが、現代になって、それもこの数十年かそこらで「差別はいけない。アメリカは移民国家なのだから!」ですって?w

ハッ。

鼻で笑わせてくれますw

 

そして、そ~ゆ~“偽善者ぶった善人ヅラ”をしてられたのも短かったですね~(棒

南米からのヒスパニック系の移民が大量に流れ込み、ユダヤ教、イスラム教徒に遠慮して『信仰の自由』を履き違えた結果、『異教異習がアメリカ社会に雪崩れ込み、テロの恐怖と、異教徒に社会を乗っ取られる不安』が高まり、結局のところ「偽善者でエセ黒人のオバマ政権から、トランプ現大統領が生まれる」形で本音が噴出しています!?

 

……まあ、誰もが泡沫候補だ、誕生する事など「間違ってもない」と思われていたトランプ氏があれよあれよという間に「アメリカの大統領の座」に上り詰めてしまいましたが、“アレ”こそが米国民の本音をよく表していると思いますネー ┐( ̄ヘ ̄)┌

同じように、ブレグジットでEU離脱を国民投票で決めた英国や、欧州で台頭する右翼や地域分離独立派の蠢動など、欧州でも『その実際の本音』が表に出始めています(棒

 

さて、こーした動きは2008年のリーマンショック以降、顕著になりました。

奇しくも時期を同じくして『アラブ春』から今の中東・アフリカ地域での紛争と難民問題が大きくなっていますが――これは、不運にも2010年のメキシコ湾原油流出事故を契機にメキシコ湾流から大西洋海流の流れが滞り、季節風の蛇行が常態化した結果、世界規模での異常気象気候変動が一気に進み、これら中東やサハラ以南のアフリカ、中央アジアなどで「農業が成り立たなくなり」一気に難民流民が増えました。

そしてこの難民流民は、同じイスラム国であり豊かな石油収入のあるサウジアラビアなどではなく、トルコやリビアを経由して「欧州を目指し」てダッと雪崩れ込んでいます。

 

その理由は簡単で、「同じイスラム教の国でも豊かな国は、貧しいイスラム教徒の難民を拒み」ますが、人権や自由が『偽善的な建前』の上でも謳われた欧米は、その建前上、移民はもちろん難民となればなおさら受け入れざるを得ない! からです。

よ~するに「人道主義の足元を見られてツケこまれている」んです ┐( ̄ヘ ̄)┌

さらに、難民として認定されると、その日から先進国の欧米の致せりつくせりの福祉制度や移民向けの支援や学習プログラムの恩恵を受けるコトができます!

 

無論、シリアや南部アフリカ地域から来る難民も「元居た土地で食っていける」なら別に「命がけで砂漠を横断し、地中海を渡って欧州を目指しません」しかし、雨が降らない、農業灌漑を賄っていた国際河川の大河が干上がり、元いた土地で生きて行く事が出来ず土地を捨て流れ出ざるを得ないのです――ただし、その流民難民とかした欧州を目指す規模は数百万どころの騒ぎではなく、最大最悪4~6億人となると予想されていますが(棒

 

さて、現在欧州EUの人口規模がだいたい5億人ホドだといいます。

ここにその欧州現人口に匹敵する難民が押し寄せればどうなるでしょう?

また、欧州の外だけの話ではなく、今現在の欧州EU圏以内でも、加盟国間で経済格差が大きく、ハッキリしており、勝ち組負け組で分かれていますが、その負け組の発展の遅れた、あるいは旧東側で社会制度もインフラも劣る国々から、独仏英などの欧州でも特に豊かで産業も盛んな国へ働き口を求め移民が雪崩れ込んでいます。

 

このように旧東欧や南欧の国々など中欧や北欧と比べて産業や福祉制度の整い具合で見劣りする国からもドッと「移民希望者が押し寄せて」います。

欧州域内ではこうした国単位の格差が歪みを産み、EUユーロの壮大な社会実験が欧州の空中分解という形で破滅に向かいつつあります。

いえ、欧州の一国、一国でその内情を見てみればスペインのカタリューナ地方などのように地域単位で分離独立の動きが燻っています。

 

実際には『分離独立して』さらに細分化して小さくなってやっていけるワケがないのですが、同じ国家内でも豊かな地方地域による貧しい遅れた地方の切り捨てが公然と議論される事態となって来ています。

 

 

欧州は外からの移民難民、内側での移民の移動の自由によって“自壊・自己崩壊”の道を着実に辿っています。

しかし、崩壊の道を止めようがないのと同様に、欧州はEUとしてユーロ単一市場としての体を可能な限り保とうとするでしょう。

いえ、EUユーロの欧州統合を続けざるを得ません!?

何故なら、日欧米と事実上先進国は日本、アメリカ、欧州の三極で構成されていますが、日米と欧州では大きく違う点があります。

それは「日米がまがりなにも一個の国家を形成」しているのに対して「欧州はまだ国家連邦の統合途上にある」のであって「経済を中心に緩やかに結びつく地域連合」にすぎません。

イギリス人、ドイツ人、フランス人、イタリア人……というように「いまだ各国、それぞれ独自の国家意識はあって」もいわゆる一つの欧州市民や国民といった帰属意識は未だ育っていません。

もう少し時間があれば……早くて半世紀、遅ければ一世紀以上時間をかければ『統一欧州連邦』とでも呼ぶべき“欧州合衆国”とでも呼べる国家観や帰属意識が生まれていたのでしょうが、いかんせん時間が足りなすぎでした。

そして欧州の不幸は英国も含めて28の主権国民国家で構成されていますが、逆をいえば「日本やアメリカ一国と、欧州は28ヵ国でまとまってようやく対抗できる」ありさまとなっているのです。

ですから、これから先、英国のように離脱する国や逆にウクライナやトルコのようにEUユーロに加わろうとする国も現れその規模や形は変化していきますが、矛盾が極限に達するまで欧州諸国は嫌でもお互いに結び付き、統一地域国家を仮にでも形成維持し続けるしかない――という運命にあります。

まあ、ヒト、モノ、カネの順でこれまでのような国境を無くし、自由な行き来を許すコトができなくなり、『移動の規制と認可』が縛りが強くなって行くでしょう。

そして、内側のこれまでの『規制や際限のない自由化』が見直され修正されると同時に、欧州域外からの移民の流入は「たとえそれが“難民”であっても規制され、拒絶される」ようにならざるをえないでしょう ┐( ̄ヘ ̄)┌

 

 

もはやこれまでの脳内お花畑の人権派サヨクが夢見ていたような『リベラルでグローバル化推進』をひたすらに追い求め、理想を掲げていられる余裕など無くなるのは確定しているのですから(´_`。)

逆に、今、欧州に流入しているイスラム教徒が、難民が追い出されかねません!?

この辺は、EUが将来、トルコをその域内に取り込むかどうかで決まって来ます。

現欧州EUの構成国は例外なく“キリスト教国家”ですが、ここに例外的にトルコを加えた場合、欧州は現トルコ・シリア・イラクをまたがる地域に復興支援を(それこそ世代単位、半世紀~数世紀単位で)行うことで、今、欧州に雪崩れ込んだイスラム教徒の“難民”を故地に戻す&移住させることで緩やかに解決するか?

あるいは、トルコのEU加盟を認めない場合は、20世紀初頭WWⅠで滅ぼし解体したオスマン帝国を世紀を越えて復活することを認めるコトになります。

現イラン領を除くトルコ・シリア・イラクに中東諸国を束ねたイスラム国家が再生するか? あるいはイランや北アフリカ諸国も加えて元のオスマン帝国を越える版図を有するイスラム超大国が地中海を挟んだ欧州の対岸にできるのを承認するか?

まあ、アメリカやロシアの意向もかかって来ますが、選択する時がおそらく来るでしょう。

 

もし、そうしたイスラム社会の国家再編を欧米が望まず認めなかった場合、欧州はダラダラとイスラム教徒に社会を侵食され、さらにキリスト教圏の国家で分裂と統合を繰り返し、緩やかに衰退してゆくしかないと思います。

 

 

 いずれにしても『〇〇ファースト(自国優先第一主義)』は、アメリカがトランプ政権下で公然と言い始めていますが、世界的な傾向となって行くでしょう。

日本?

日本はずっと「マイペ~スでw 日本ファースト」をやって来ましたから、これからもそれで行くでしょうw

日本の場合は、「自国優先」とはいっても対外的に内政干渉してまで自国の利益をガツガツと貪るのでなく、他国に干渉しない代わりに、他国に自国のコトを極力干渉させないというやり方です。

日本の国家も日本人自身もほとんど気付いていませんが、その方が気楽ですし、日本人は幸せです。

 

なにせ「戦前、世界の趨勢を決めるメインプレイヤー」として、列強の競争に加わり世界への影響力を持つ代わりに相応の責任を負うゲームに参加して、中国、ロシア、欧州に勝ったもののアメリカに最後は負け、明治の開国以降に手に入れた海外領土をほとんど手放す羽目になりました。

しかし、「戦前、満蒙は日本の生命線」といい海外領土無くては日本は成り立たないと思っていたのが、意外と海外領土を手放しても日本本土内だけで資源は輸入で、加工輸出でやっていける――むしろ、台湾や満州、半島の海外領土の経営や維持管理に費やしていた分のリソースを『自国の……日本国内の発展成長』に注ぎ込めて負担から解放された上に、本土の経済的成長と繁栄に――戦前の日本帝国時代以上に栄え豊かな国を作る事ができたんで、スッカリ海外への覇権争いへの野望も、日本が世界に復帰して欧州を始めアメリカ以外の国をゴボウ抜きにして経済大国となっても、その国力に相応の地位も権力も興味を失いました。

だって、地位や権力には相応の責任が付きまといますものw

日本は、戦前と“真逆”で完全に内向きの国家になってしまっています。

今度はそれこそ戦前とは逆で、「世界の国々は、日本にどーやって世界の中で責任を果たさせるか? 発言をさせるか? という引っ張り出すコトに苦労して」います。

なにせ豊かで安定した日本に、単に工業産業力に優れて高品質のモノを作るだけではなく、その国としての歴史や文化においても見習い真似すべき素晴らしいモノを多く持っている事に気付きました。

また、日本人はいったん戦うとなると恐るべき戦士となりますが、その一方で戦端を切るまではギリギリまでは辛抱強く最後まで我慢する稀有な国です。

さらに外交やルールは律儀なホド守り、信義と礼節を守ります。

反日を国是とする特亜の中国朝鮮ですが、彼らがああして『反日を安心してしてられる』のも日本に対する“信頼・信用”の裏返しともいえます ┐( ̄ヘ ̄)┌

 

さもなくば、普通の国なら『キれる』ようなあからさまな捏造や侮蔑を歴史戦とかいって仕掛けてなど来れないでしょう。

 

 

……まあ、日本もネットの普及とそれに伴う『自虐史観からの脱却』にともない、特亜の都合がいいようにお人好しのままではなくなりましたが。

それでも日本と日本人が、世界基準でみると「恐ろしく辛抱強く、度量の大きい」国であることは間違いありません。

さらに、海外への領土的、覇権的野心が無い代わりに、日本は世界でも例外的に善良で公平であろうと外交の場で勤めて来ます。

ですので、国連なんかでは「さして重要ではないけども、無視することのできない」問題や議題が出た場合、日本を見ろ! なんて言葉まであります。

これは、直接地域や国と国の利益や権益がぶつかり合うような議題ではアリマセンが、国連の場で議決を取る必要性のある問題とかテーマとかが時々出ます。

そーした時は、日本がどのような判断をしたか? どちらに賛成票を投じたか見て、とりあえず追随しておけば『間違いは無い』というのですw

ま~日本は、どんなつまらない問題でもキチンと調べ、検討した上で是非を判断しますし、あまり欧米や中国ロシアのように「自国の我を通す」真似はせず、常識的な判断を普通下します。

ですから、日本の判断に追随しておけば「まあ、間違いないさw」というのですが……どう思われます?w

 

 

さて、今後、世界中が『自国優先主義』に走り出すということは間違いないと観ていいでしょう。

それは先を走り出している(すでに自国優先主義に切り替えている)日米を見てもハッキリしていますし、欧州もなんだかんだいってすでにその兆候は目に見えて現れだしています。

……いえ、すでにいち早く英国がブレグジットで「一抜けた!」と足抜けし、日米の後に続こうとしています。

そしてそれは日欧米の先進国だけの話ではなく、中国やインド、アフリカ諸国や中東にアジア、東南アジア諸国の発展途上国も同じです!

 

 

ただ、先進国と発展途上国の違いは、「貧しい国が豊かになろうとすれば、豊かな国が割を食う。その結果、戦争が起きるか? あるいは内乱内紛が広がる」コトになるということです。

たとえば中国の急成長は「世界に大きな負担を強いる」モノでした。

先進国には中国からの安い工業生産製品の輸出でその消費マーケットとして利用され、一方、中国以外の発展途上国は中国からの食料や資源の爆食いで資源を求められ。

 

で、欧米が「金融工学」でその国内と中国やその他の第三世界への投資の“上り”で気前良く中国に工場を移転し、中国製品を買ってくれて、さらに発展途上国の資源国も中国の爆食いで国際的なエネルギー価格、資源価格が高騰している内はそれなりにWin-Winで幸せでした。

しかし、資源価格が吊り上がるだけ吊り上がり、先進国が産業空洞化で中流層が没落した上に金融や土地バブルが弾け、さらに中国国内で経済成長に見合う物価と生活水準の向上により安い人件費等の“強み”が喪われると、一転してこれらが逆流し始めます。

 

まー、皆さまもご存知の通り、国際的なエネルギー・鉱山資源価格が暴落し、先進国でもバブルが弾け、産業空洞化が問題と化し、さらに中国が輸出に頼らない産業改革を、内需拡大を迫られることになりました。

まあ、そうでなくとも中国の富裕層が増えれば増えるほど、中国が必要とする食料や資源が質量ともに大きくなり、国際価格が逆に天井知らずに吊り上がれば、日本のような黒字国ならともかく、輸出入で収支トントンで来ていた国は先進国でも必要な資源を購入するコトが難しくなり破綻したり、あるいは中国から輸入する余裕が無くなったでしょうから、どのみち辿る未来は同じようなモノだったのでしょうが ┐( ̄ヘ ̄)┌

 

さて、「世界の富(資源)は限定的なモノである」というまあ、当たり前といえば当たり前なコトを考えてみれば、新興国(中国)などの発展は食料や資源の爆食につながり、結果として先進国から富を剥奪する形でバランスを取ろうとすることになります。

それは新興国の発展によって需給のバランスが崩れ、資源価格が高まることで資源産出国も豊かになりますが、その事によって同時に先進国と新興国のそれまでのパワーバランスが経済的にも国際外交や影響力面でも変化をもたらします。

 

ここで先進国が日本やアメリカのように特定の高付加価値分野で新興国の追随を容易に許さない高技術の開発研究を続け、新興国にそれまでの中流品から低級品を譲る代わりに高品質、高付加価値分野で棲み分けを図る――なんてことができればいいのですが、韓国や南欧のようなそこその技術力で標準品をそれなりの価格で作るような国は中国のような新興国に追い込まれ、経済的に苦しくなります。

また、資源エネルギー価格の高止まりは、資源産出国にただ資源を輸出するだけで稼がせ好景気をもたらすでしょうが、新興国以外の世界のほとんどの国には、それまでの先進国にはこれまた負担になります。

結局、やがて資源価格の高騰――資源バブルも崩壊します。

この時、キチンと儲けている時に社会インフラの整備や産業投資にカネをかけれていた資源産出国は「チャンス」を得ますが、残念ながらインドネシアやブラジルなどを見るに、資源価格高騰時にその好景気にかまけて利益の再分配を、社会インフラの整備よりも福祉等のバラマキで使う例の方が大きく、一転して国際価格の暴落に苦しんでいます。

 

さて、こうして今、新興国では成長が鈍化し、人口の肥大化が逆に足枷となり重しになっています。

さらに先進国と新興国の間で今度は一転して縮小場面に移った世界市場を、限られたパイを奪い合う形で争うことになるのですが、これから豊かになろうとする新興国よりも、既存の権益を奪われる先進国の方が、利益を奪われることを嫌います。

そこで先進国では権益を守らざるを得ない為、そのような国際状況、環境下では内向きになりやすい。

有り体にいえば『排斥の動き』が出て来ます。

これが人に向けば移民難民の受け入れの制限となり、モノに向けば関税をかける上げるなどの政策になるワケです。

さて、カネに関していいますと、これは普通は新興国より先進国の方が過去からの富の貯えと信用の積み重ねがあるのでふつう有利です。

そしてその差は、海外市場への融資の縮小という形で現れます。

結果として、新興国はそれまでの成長期よりも高い金利でないと国際金融市場で資金調達ができないばかりか、今度は一転して通貨安を狙われるコトになります。

普通、通貨安は「輸出に有利」なのですが、新興国から先進国への輸出は多くの場合、排他的な関税等の引き上げによって帳消しにされます。

一方で、資源価格がある程度“資源バブル”の崩壊で価格が下がっても、食料品やエネルギー資源のように『生活水準が上がったので消費量を引き下げられない』資源の場合、需要がひっ迫し売り手市場になります。

その結果、ある程度は自国通貨価値を保持し続けないと、輸入面で不利となり競り負けます。

また、外貨建ての負債が重くなりますので中国などの新興国は、それまでに儲け積み上げて来た外貨準備を取り崩してでも通貨価値を防衛する必要に迫られます。

こうした悪循環にハマっているのがまさに今の中国や韓国……なのだともいえるでしょう。

 

 

さて、今回は経済的にも移民や難民問題などでも『本音』をむき出しにし、内向きにある世界を見て来ました。

ま~いままでのような『口先リベラルの偽善、エエカッコシイがしてられなくなる』でしょう。

その一方で、こうした『自国優先』が世界的な趨勢の主流を占めるのは、むしろこれからが本番です。

その時に、偽善と本当の善意の差が化けの皮と共に剥がされることでしょう。

そのように思うのですが……いかがでしょうか?

 

 

タイトル鬼子っ










 

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