今回、紹介しますのは、笠井一男先生の
『水彩動画塾 Lesson 3:奥は、薄く描く? 暗く描く?』動画です。
こちらの動画は3分ほどですが、奥行きについて分かりやすく説明されています!ぜひ見てみてください。
動画の内容を簡単に紹介します!
今回は、奥行きをどうやって出すかについてのお話です。
香水瓶が沢山置いてある絵で説明します。
この絵は、後ろから光が来ていて逆光です。後ろの方が光源に近いので、コントラストが強くなります。手前に来るにしたがって光が弱くなります。後ろの方で、明るいところは明るく、暗いところは暗く激しく差があります。光を感じさせることで奥行を出しています。
奥に建物があり、手前の路地に車が停まっている絵で説明します。
奥の建物に光が当たっていて、手前の路地は奥の建物の光が来ているので、逆光に近い状態になっています。奥にある建物は明るいところ暗いと
ころのコントラストが強く出ます。逆に手前の方はぼやけて光が足りない状態になっています。
あとはパースをしっかりすることで、奥行感が出てくるということです。
光が出てくる、光を感じるということは、
そこに空間が出来るということです。
光を抜きにして空間を語ることは出来ません。
4台のバイクが横一列並んでいる絵で説明します。
画面左側から光が来て、右側に長い影が出ています。バックにある建物には光はほとんど当たっていませんので、よく見えないということです。そのためコントラストを少なくしています。
光が当たっている手前は、コントラストの差を強くつけています。
空気遠近というのは、遠くの方は青く薄くなるということですので、近くのものはただ薄くしただけでは雰囲気は出ません。
空気遠近は、凄く距離がある、間に凄く沢山の大気があるということです。
ポイントは、
光を感じて、光の方向をきちっと描いてあげること
影の方向をきちっと描いてあげること
それが空間を表す一つの方法です。
奥は暗く、奥は薄くと思い込むのではなく、実際のものをよく見て描きましょう。
私も色々参考書をみて、単純に遠くのものはとにかく薄く描けばいいんだ!と解釈していましたが、それは遠景の話だったですね!!
もっと近くのものはコントラストの差と影の方向、なにより光をよく見ることが大切なんですね!すごく勉強になりました!
この事をいつも頭の中に置いて、描いていきたいと思います。
空間をうまく描けるようになりたいです!!
あと、こちらのサイトでおすすめの講座が紹介されているので、
よかったら参考にしてみてくださいね♪