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「日本一死なない男 （以下K君）」にアメブロで出会ったのは昨年7月。
自己紹介に、K君は映画「マザー」の主人公が自分みたいですって教えてくれた。
しばらくして「マザー」をみたとき、K君の方がずっと孤独だったと感じた。「マザー」の主人公は妹、祖父母、叔母がいる。学校に通ったこともあるし、行政につながったこともある。
K君は行政にみつかることもなく学校へ通うこともなく、母親と二人きりで旅を続けてた。
16才で家を追われてからはたった一人で生き抜いてきた。
切羽詰まって警察に助けを求めたこともある。でも「困ったときだけ頼み込むのか？」と一笑（いっしょう）された。
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今、SNSを通してみせてくれるK君はとても美しい。
かわいらしい笑顔
優しい物言い
人を気遣う力
聞き上手
面白い
料理が上手い
テキパキ無駄なく仕事をこなす
清潔感あふれるかっこいいコーデ
たった一人で数々の修羅場をくぐりぬけてきたサバイバーとは誰も信じられないだろう。そして皆がK君をうらやましがる。いいなあ、K君は。
でもK君はうらやましがられることが嫌い。
K君の全てはK君が生き抜くために身に着けるしかなかったこと。
「いいなあ」と言われると「その裏の苦労もいいのかよ」という気になる。
でも表では笑顔をつくる。
昨年7月に出会ってからもK君をとりまく環境は過酷だった。
K君のフォロワー達はK君に逃げてほしい、と願った。
でもK君は動かなかった。
その場所にとどまって、一日一日、淡々とK君らしく目の前のことに対処しながら過ごした。
そのうちにリアルでK君を好きな人たちが増えた。
K君の環境を良くしたい、という人達ができうる限りのいろいろな方法で動いた。
誰も見返りを求めない。
ただK君が好きで笑顔でいてほしいから。
K君は自分は動かなくても人を動かす力があるのだ
（本人にはわからなくても）。
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ふうりん-かざん【風林火山】
戦いにおける四つの心構えを述べた語。風のように素早く動いたり、林のように静かに構えたり、火のような激しい勢いで侵略したり、山のようにどっしりと構えて動かない意。転じて、物事の対処の仕方にもいう。時機や情勢などに応じた動き方。
「動かざること山のごとし」
美しくそびえたつ日本一の山、富士山。
富士山は活火山（生きてる）。動いたらすごいことがおきる笑
その美しさに魅かれ、たくさんの人が訪れる。
中には自分勝手にごみを捨ててく人もいる。
それはひとりひとりが気をつけなければならない。
生き抜いてくれたこと、その美しさへの敬意と礼儀を忘れてはならない。
日本の宝なのだ。
でもどんなにたくさんの人が訪れても、人と違う人生を歩んできたK君はいつも深い孤独を抱えていることだろう。K君に楽になってほしくて、私も私なりに話しかけるけど、私はずいぶん年上でK君はしっかり礼儀をわきまえているし、私の近寄りがたい美しさもあり（それは心配ない）、気軽に本音で話すのは難しいだろう。
願わくば、今まで誰とも分かち合えなかった孤独を抱えてる若者たちがK君のところに集まってそれぞれの孤独を分かち合ってほしい。
安心できる、否定されない場所でただ話すだけできっと少し楽になるから。
K君にはあなたの孤独をうけとめる大きな器がある。
K君とK君の仲間たちが
心の底から安心して笑える時間が増えますように。
本当の声を聴かせておくれよ
