令和5年11月20日
私は大学病院で、遠隔転移性のすい臓がん、いわゆるステージ4の告知を受けた。
同席していた夫は、帰宅後
「あきらめないからね。道は色々あるはず」と言った。
12月19日に退院し、以後、外来通院が始まった。12月25日のクリスマスアブゲム翌日、夫の運転で我が家に戻り、年末年始を過ごした。
そして今朝、ふたりでしみじみと
「激動の5ヶ月間」を振り返った。
夫が最も頭がパニックだったのは、地元で検査の日々だった1ヶ月。
そして、最も悲しい気持ちになったのは退院後家に連れて帰ってきた時。
私が「なんで?」と聞くと、「退院はこれが最後なのかも。次は退院出来ないのかもと思ってた」
まさか、こんな自宅で笑い合える日常があるなんて、想像しなかったんだろうね。
夫「ネットの情報はあてにならないね。がん医療は進んでるね」
告知後、夫の涙を初めて見た。
そして夫が出勤した後、私も泣いた。
窓の外を見ると
あれ?ハシブトガラの奥にいるのは、なんと!渡り鳥の「カワラヒワ」が我が家の庭に戻ってきた。
まだ、早くないか?ヒワコ。
雄だからヒワタロウか。
ヒワコが戻ってきたら春も近い。
さて、雪が溶けたら、何処に遊びに行きましょうかね?
まずは会いたい人・モノに出会う旅をするよ。