強引 | 平凡なようで平凡じゃない主婦の話

平凡なようで平凡じゃない主婦の話

同居嫁歴35年。
老害いまだ衰えず。
おまけにダンナもクセ強で
もはや周りは敵だらけ。
最近は実家じーさんのことで
頭を悩ませることも多々あり。
穏やかに暮らせる日が来るのはいつ?!


こんばんは。

今日も記録として書きます。

実家じーさんがグループホームに
入所して以来
実家仕舞い的なこと始めている。

実際は名義がじーさんなので
認知症となった今
私や兄では売ることが出来ない。

後見人制度も調べたけど
認知症と診断された場合に
申し立てをしても

今の制度では実の子だろうと
後見人になれる確率が低く
そうなると弁護士や司法書士など
第三者が選任され
その場合、じーさんが亡くなるまで
報酬を払い続けないといけない。

まぁ、それはさておき。
今、片付けをしている最中で
昨年今年と立て続けに買い替えた
2台のテレビが残っていて
それをどうしようか
兄と話していた。

そんな矢先、今日
長女から連絡が入り
家のテレビが寿命で壊れたから
もしまだ貰い手がいないのなら
じいじのテレビ売った欲しい
と言われた。

こちらとしても空き家に高価なテレビを
いつまでも置いておくのは心配だし
他人に売るより
身内で必要としている人がいるなら
しかも娘だし
兄も承諾してくれたので譲るつもりでいた。
(もちろん譲る)

で。
明後日の日曜日。
1番下の孫の誕生会として
長女の家に行くことになっているから
その時に実家から
ロミオと2人でテレビを運んで
持って行ってあげようと思い

その旨をロミオに伝えた。

そうしたらロミオがこう言った。

なんか、じいじのこと。
いろいろと強引過ぎん?
またあの家に
来ることあるかもしれんじゃん。
そのままにしておいてあげたらいいのに。

と、私を咎めるように言ってきた。


たしかに強引かもしれない。
でもそれは私とじーさんの8年間を
何も知らない人が言う言葉であって

あんたは少なからず
私とじーさんの末路を見てきたはず。

私だってあんな形で
入所をさせたくはなかった。

だからたくさん悩んだし
心も揺れたし。

このブログにも書いていたし。
でも書かなかった日でも
思い悩んで

どういう方法を取ったら
じーさんが運転をやめてくれるか
火事の危険性をわかってもらえるか
一人暮らしの限界に気付いてくれるか

ずっとずっと悩んで来た。

出来る限りの対策を
無い知恵を振り絞り
1人で探しては実行して

世話と言えばおこがましいかもだけど
それなりの面倒は見て来た。

それをするにあたって
家のことを疎かにもしなかったし
仕事も頑張ったつもりだし
その中でやりくりしながら
じーさんの暮らしをサポートしてきた。

だけど私に限界がきた。

私にしか見せない
とんでもない行動や言動で
追い詰められてしまった。

この家(実家)から告知もなく
突然施設に入れることへの罪悪感は
今だってないわけではない。

怒りスイッチの入ったじーさんが
目の前からいなくなった今
その気持ちは余計に強い。

憎い部分もある。

でもそれでも親だから。
育ててくれた恩だってある。

せめて騙して入れた分
余生を幸せに過ごして欲しいから
施設探しの時もたくさん悩んだ。

円満な入所だったら
家の中も少しは片付けるだろうけど
そのまま残していたと思う。

ホームは外出もオッケーだし
時々自宅に連れて来て
娘や孫(じーさんにとってはひ孫)に
集まって貰ったりも出来たはず。

だけど、じーさんは納得していない。
今まで通り1人で暮らしたい。
車も運転したい。
畑もやりたい。
誰の迷惑にも誰の世話にも
なってないと思っている。

病院での治療で(薬で)
その思想が無くなるとすれば
それはもう
じーさんがじーさんでは
なくなるということなのかなと思っている。

自宅としっかりお別れをさせて
あげられなかったことも
可哀想だったと思ってる。

だけど。

だけどもう
どうすることも出来なかった。


腹が立ったから
ロミオにはハッキリ言った。

そんな軽い気持ちで
施設に入れたわけじゃない。
悩んで悩んで悩み抜いて
苦渋の決断だったし
家の片付けだって
兄妹で相談して始めたこと。
悪いけど、これ以上口出さないで。


てか、こんなこと言わせんな。

ロミオは親のことで
そこまで大変な目に遭ったことないから
綺麗事を言ってるんだろうけど

強引なんて言われて
こっちがビックリだわ。

呆れたので記録として残す。