とらまめ日記 -26ページ目

とらまめ日記

古い料理本の写しとか、治療中の病気(間質性膀胱炎と乳癌)のこととか、思いつきで色々書いています

治療までの事を書きたかったので病気の事ばかり書いてしまいましたが、元々は旅の記録と料理に関する事を残しておきたくてブログの登録をしました。そして年単位で忘れていました。

その中でも料理は、本を読むのも動画を見るのも実際に作るのも好きです。

この頃は時短と偽って手抜き料理ばかり作っているような気もしますが。

 

 

話は変わって…。

数は少ないですが戦前の料理本を集めています。

 

きっかけは、子どもの頃に実家に合った昭和初期の料理の本だと思います。

今でも忘れられないのはご飯に醤油を入れて炊いた『さくらご飯』…これは関東圏では今でも食べられているそうですね、やキャベッジライス(キャベツご飯)、等が古めかしい言葉で紹介されているのを面白おかしく読んでいた覚えがあります。

母は自分の実家から持ってきたと言っていましたが、引っ越しの時に処分してしまったらしく今でも嘆いています。

 

古い本の中で家庭料理として紹介される四季折々の和食も魅力的ですけど、まだ洋食が一般的じゃない時代のレシピには当時の奥さんたちの夢と憧れが詰まっているような気がして、読んでいるだけで楽しくなります。

 

これから暫く紹介する予定の『家庭総菜料理十二ヶ月』は、昭和6年に刊行された『婦女界』という雑誌の新年号付録です。500ページ超えの本が付録に付くなんて豪気ですよね…現在の感覚だと有名料理研究家のDVDがついている感じでしょうか。

 

価格は本体となる雑誌込みで八十銭です。『コインの散歩道』というwebサイトさんで調べたところ、木村屋のあんぱん(現在242円)は当時2.5銭だったそうです。あんぱん32個分といえば結構高価な気がしますが、現在でも刊行されている『文藝春秋(現在1100円)が四十銭と書かれていたので、感覚的には2200円位…手が届かないとまでは言わないけど、庶民の奥さんが気軽に買える値段ではなかったような気もします。

 

団体名義の書籍の著作権は70年となっているので著作権的には大丈夫だと思います。とはいえ、内容を丸写しする事は避けて、当時の生活を想像できそうなコラムの要約や現在の分量に変換したレシピを残せたらと考えています。

 

こちらでもお付き合い頂けたらうれしいです。

 

 

今月は色々と忙しくて、気が付けば前回の診察から一ヵ月近く経ってしまいました。

福岡では筥崎宮で「放生会」という秋のお祭りがあって、毎年お参りと屋台を冷やかしに言っていたけど、今年は行けませんでした。

たこ焼きも、焼きそばも、ビールもダメなんて…。

 

当日は、起きた瞬間から緊張でガチガチでした。

吐き気があるなんて聞いてないけど、もしもの事を考えてパン半分と麦茶という何とも侘びしい朝食の後、無駄な事をしていると思いつつ、朝シャワーで禊を済ませました。

婦人科もそうだけど、こういう時はスカートになりますよね。

何となくですが、守られている感が残っているような気がします。

 

 

覚書でもあるので、箇条書きで書いていきます。あくまでも私が受けた治療なので、全ての病院がこの通りではないと思います。

 

①問診

担当の先生は、体調の変化や痛みの事をかなり親身に聞いてくれます。今日は私にハンナ型の間質性膀胱炎という病名を付けた理由と、今回ジムソ治療を行う理由について説明されました。

そういえば前回からレディース外来の診察室に呼ばれるのですが、部屋が広くて壁紙が可愛いだけじゃなくて、看護師さん達の優しさが女神でした。

なかなかデリケートな治療なので「大変ですが頑張りましょうね」と言ってもらえるだけで羞恥心に寄り添ってもらったような気持ちになります。

私はチョロいのかも知れません。

 

②準備

前回は婦人科でおなじみの『内診台』でしたが、今日は診察台でした。使い捨てのシートの上に腰を置いて、下着はずらすか足にかけるだけで良かったです。看護師さんから治療の流れを説明されて、使う薬剤や診療材料を見せてもらいました。理解は出来ても緊張がほぐれる訳ではないです。治療中の時間つぶしにとイヤホンと携帯を手元に置きました。特に何も言われなくて助かりました。

 

③麻酔薬

治療の初めに簡単な消毒をされて、カテーテルが挿入されました。慣れる事はないでしょうが痛み等はなかったです。その後「麻酔薬を入れますね」という言葉と一緒に注入が始まりました。

診察台の上で足が揃えて寝られるのがありがたかったです。この後麻酔が効くまで15分待つのでYouTubeを観ていました。腰にはタオルケットも掛けてもらっているしカーテンで遮蔽されているので羞恥心を感じる事もなかったです。結構近くで他の患者さんの声がしたので、室内には何人かいらっしゃったようです。

 

④抜き取り

15分後、麻酔薬の抜き取りがあります。多分ですが、プラスチックの注射器で吸われたんじゃないかなと思います。血圧や脈をとる事はなくて、「お変わりはないですか?」と聞かれただけです。普通に話していたので心配もなかったでしょうが。

 

⑤ジムソ注入

麻酔薬と同様の手順でジムソの注入が始まったとたん、下腹部に『冷え』を感じました。同時に腿の震え?痺れ?と膀胱の痛みが一気にやってきました。

日頃は気にしたこともない膀胱の内側が痛くて、結構呻いたと思います。「大丈夫ですか?」「もう辛いです!」「我慢できなかったら排出しますから、出来るだけ頑張ってください」という会話の後、麻酔は何だったんだろうという痛みと痺れの中での15分が始まりました。今思えばつらかったのは最初の5分位だったように思います。

 

日頃、痛みと一緒に何度もトイレに行きたくなるのはどうしてだろうと思っていましたが、過敏になった脳みそが膀胱の中で感じる刺激を『尿意』とはき違えてるのかもしれないと、変な納得をしていました。

 

近くの患者さんを怯えさせないように「あー…」と小さく声を出して(これをすると痛みが和らぐ気がします)、深呼吸をしながらスマホで時間を見ていました。最初のびっくりするような痛みが治まった後も鈍い痛みと尿意と足の震えでYouTubeを楽しむ余裕はなかったです。

時間って、時計を気にしていると経たないんですよね…次回はヒーリング音楽でも聴こうかと思います。

 

⑥抜き取り

15分のタイマーと同時に看護師さんが入ってきました。「こちらで抜くのとお手洗いに行くのと、どちらが良いですか?」と聞かれて、何も考えずにお手洗いに行くことにしました。歩いていると腰やら脇腹にズンズンと響いて、抜いてもらった方が良かったかもと後悔もしました。

これで今回の治療は終わりです。

食事も水分も、いつも通りに摂っていいそうです。

 

一回目のジムソは結構痛かったです。麻酔をかけてこれなので、もしなかったらどの位痛かったのか…考えると恐ろしいです。

2回、3回と続けるうちに体が慣れてくれるとありがたいのですが…。反射が強いのは効いてる証拠、と思いつつ消炎鎮痛剤をもらって帰宅しました。

半日経った今は、腰に鈍い痛みと微熱がありますが寝込むほどじゃないです。

 

とりあえず今日はゆっくりお風呂に浸かって、早く寝ます。

 

 

 

受診日になりました。

 

カバンには日々の食べた物、痛み、トイレの回数を書いた表。

 

尿検査の後、2週間ぶりにお会いした先生に痛みと食事が繋がっている事、間質性膀胱炎だと思うようになった事、鈍い痛みが続いて夜が寝られなくて困っていることを話したら、先生は途中で口を挟むこともなく聞いてくれて。

「分かりました。これからの治療方針を決めるために、膀胱内視鏡検査をしましょう。」

と、言われました。

これはもう、逃げたらダメなんだ。

そう思わせる毅然とした物言いに、まだ決められません、等とは返せませんでした。

「あー…はい。」

「大丈夫ですよ、頑張りましょう。」

先生は何をもって大丈夫なんて言ってるんだろう、と思う間もなく。

 

「では、検査の準備がありますからしばらくお待ちください。」

と言われて待合室に戻された私に、新しい不安がよぎります。

…検査っていくらかかるんだろう!?

何も考えずにいつもの診察費と薬代位しか持ち合わせていなかったので、慌てて会計に行って自分が持っているクレジットカードが使えるかを確認しました。

受けるかどうか迷っているなら現金を多めに準備していたはずなので、検査を受ける気がなかったんだろうなと嘆息しながら落ち着かない時間を過ごしていると、看護師さんから「お手洗いに行って検査室にお越しください」と声をかけられました。

日頃は他所でウォシュレットを使うのは抵抗がある私ですが、その日ばかりはしっかりと使わせて頂きました。

 

検査室に入ると、婦人科でよく見る椅子型診察台(?)があって、看護師さんの指示通りに靴をと下着を脱いで座りました。サンダル履きだったので素足が宙に浮くのが嫌で、次からは靴下を持って来ようと冷静なんだか分からない事を考えていると。

「消毒しますから少し冷たいですよ」

という言葉と一緒に何か塗られた感触があって、体内にスルスルっと何かが入って来た感触がありました。

痛みは全くありませんでした。

私が膀胱内視鏡検査を嫌がっていた主な理由は、数年前に受けた手術の時に使われたバルーンカテーテル(抜けないように膨らんだ管を尿道に入れて尿を排泄する事)が痛くてつらかったことでした。

内視鏡が細いのと、留める必要がないから膨らんだ部分がない事が主な理由なんでしょうが、動いている事はわかるけど痛みも不快感もそんなになかったです。

やりたいかと言われると、やりたくはありませんが。

特に声掛けもなく静かな中に、時々角度の事とか「ここで」とか、画像を撮ってるんだなと思われる声が交わされています。

その後「水を入れます」と言われて、ニュニューとした感触が下腹にありました。

「今150ml入りましたが、尿意はありますか?」

「いえ、分かりません」

「…今200ml入りましたが」

「尿意はわかりませんが、痛いです」

「分かりました」

ここで検査は終了、膀胱に水が入った状態なので検査室を出たらトイレに直行です。

検査時間は10~15分位でした。

 

しばらくの待機の後呼び出された診察室で、画像と一緒に「ハンナ病変が認められましたので、ハンナ型間質性膀胱炎と確定しました」と診断名が告げられた時は、これからの事を考えて少しだけ間の前が暗くなりました。

「ハンナ型の間質性膀胱炎は保険適用の薬がありますので、次回からそれを始めたいと思っています。」

ジムソ、という薬を膀胱内に直接使う事で、痛みが軽減するらしいです。全員じゃない、という付け加えもありましたが。

これからジムソを2週間毎に6回使って、効果があれば様子見、なければハンナ病変を焼灼する手術になる、との事です。

ハンナ病変がなければジムソも焼灼術も使えないので、やる事があるだけマシなのかもしれません。

便秘が痛みにつながるのでカマグを処方して貰って、夫に何て言って説明しようかと悩みながら帰途につきました。

 

そして、今月24日に最初のジムソ治療が決まりました。

 

 

検査費用はカマグ込みで4000円しなかったです。