とらまめ日記 -27ページ目

とらまめ日記

古い料理本の写しとか、治療中の病気(間質性膀胱炎と乳癌)のこととか、思いつきで色々書いています

「間質性膀胱炎の痛みは、食べた物と繋がっています。」

 

受診の翌日、夫と近所のお店でスリランカカリー(辛口)を食べるという失態を犯した私は、その夜ジ、クジクとした鈍い痛みとトイレから出たとたんに沸き上がる「トイレに行かなきゃ!」という焦燥感と戦いながら、先生の言葉を噛みしめていました。

泌尿器科のwebサイトを見ると痛みリスクのある食品が紹介されているのですが、読みながら「この病気になると食べるものがなくなるな」と、他人ごとのように考えていました。

 

厚生労働省のガイドラインを見ると、患者の90%がコーヒー,紅茶,チョコレート,アルコール,トマト,柑橘類,香辛料,ビタミン Cで痛みが増悪すると書かれていました。

他の泌尿器科のwebサイトでは「大豆製品、加工肉、クランベリーやキウイなどの果物、防腐剤入りのパン、人工甘味料等など…今まで体にいいと思って口にしていた食材が痛みリスクの食材として挙げられていました。

ただ、食べると痛みが出る食材は人によって違う…人どころか体調やストレスで痛みが出る事もあるそうです。

本当に理不尽です。

 

辛口のカレーと痛みが頭の中で繋がったので、恐らく自分は間質性膀胱炎なんだろうと自覚しました。

病名の確定は膀胱内視鏡検査を受けるしかない事は診察の時に聞いていました。内視鏡検査で病変が見つかると「ハンナ型間質性膀胱炎」、何もなければ「非ハンナ型間質性膀胱炎若しくは症候群」になるそうですが、病院で処方してもらった消炎鎮痛剤も座薬も効かないし、食事で痛みがコントロールできるなら検査を受けなくてもいいかな、とも思いました。

膀胱内視鏡検査に対する恐怖心は病気の確定より勝りますよ。

検査を受けると考えるだけでストレスで痛みが増すような気がしたので、とりあえずは棚上げにして、次の診察までにリスク食材を割り出すことにしました。

 

紹介されているリスク食材を3日程出来るだけ経って、それから1品ずつ試してみるという総当たり戦です。

基本はご飯か麺に蒸すか焼いた魚、肉、温野菜、野菜スープ。

甘いものが食べられるのは本当にありがたかったです。

 

話はそれますが、私の夫はⅠ型の糖尿病なので豆腐や厚揚げはかさ増しの食材として重宝していたし、ここしばらく食欲がなかった私は、お茶碗半分くらいのご飯に納豆をかけて栄養を摂っている気になっていました。

そんな訳で4日目には、油抜きした厚揚げをカリカリに焼いての野菜あんかけをかけたおかずを作りました。

厚揚げは別に好きじゃないけど、ダメかもしれないと思いながら食べたら本当に美味しい。

厚揚げとか豆腐、納豆は酸味がある訳でもないし、痛くなる理由がないよ。

夫にそう言った日の夜、久しぶりに痛みが出ました。

 

厚揚げNG。

 

その後の自分対象の人体実験で、ケチャップ、ヨーグルト、酢、柑橘類、コーヒー等など、リスク食材が判明しました。

今は食べた物を記録に残して、痛みが出た夜に見返して食材を割り出すという方法で割り出しを続けています。

 

そんな事をしたり、ことある毎に夫に「やっぱり検査を受けた方が良いと思う?」とウザがらみをしているうちに2週間は過ぎ、再診の日になりました。

 

 

もう一回続きます。

 

 

 

 

 

 

春になって、気が付けば膀胱炎の症状に気づいてから1年近くが経っていました。

この頃は14年一緒に過ごした愛犬の看取りと新しく増えた仕事の事が原因で軽いうつ状態になっていて、診察の時に「落ち込んだりイライラした時に痛みが出るんですよね」と話したのを覚えています。

抗生剤の服用もなくなったのに続く痛みと不快感に、自分は本当は心因性膀胱炎じゃないかと疑ったりもしていました。

PCに今の症状を入れ込むと幾つもの疾患名が出てくる便利な世の中ですし、仕事の合間にネットショッピングよろしく自分の症状に近い病名を探していた頃です。

 

そんな頃、泌尿器科で担当の先生がおじさん先生(院長)から女医さんに代わりました。今病名がついてるのは過活動膀胱だけだから、非常勤の先生に代わるんだろうな、と軽く考えていたのですが。

女医さんは、尿検査の後の診察の時に白血球も潜血も正常の範囲だと言った後に。

「間質性膀胱炎の疑いがあると考えています」と。

 

かんしつせいぼうこうえん。

 

病名ネットショッピングの時に確かに見ましたが、治療方法に「生理食塩水を注入する」「レーザーで内部を焼く」とか書かれていて、あ、これは絶対嫌だと思った病名です。

身勝手だとは思いますが、私の中の病名探しは、薬を変えたら劇的に痛みが治まるのが目的だったので、そんな治療が難しい病名はお断りしたかったんです。

私がPCで見た症状と自分の症状の違うと思う所を伝えると、先生は話を聞いてくださって「痛みは膀胱が膨らんだ時だけではなく、排尿後に続くという方もいます」と、説明してくれました。

間質性膀胱炎には膀胱内にハンナ病変という特徴的な紅斑があるものと、症状だけのもの(膀胱痛症候群)がある、など色々話してくれた後。

「症状が長く続いていますし、診断のためにも内視鏡検査をお勧めします」

と、言われました。

先生は丁寧に話を聞いてくださって、間質性膀胱炎だと考えた理由をしっかり説明してくれた上の提案だったのですが、それを受け止めるだけの度量が私にはなくて、考えあぐねた上で出した答えが。

「しばらく考えさせてください」

という、かなり情けないものでした。

 

「すぐには決められませんよね」

「…すいません」

 

結局二週間後に再診の予約を入れたのですが、別れ際に先生から。

 

「間質性膀胱炎は食事で痛みが増減する事が多いんです、インターネットで調べたらたくさん出て来ますから試してみて下さい」

と言われて、膀胱炎と食事という謎の言葉に頭に?が浮かんだ状態で診察室を後にしました。

 

 

 

もう少し続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

8月末にハンナ型間質性膀胱炎の診断が下りました。

色々と思うところはありますが、治療の記録代わりに何年も使っていなかったブログを開いてみましたので、たまたま目に入った方はしばしのお付き合いをお願いします。

 

最初は確かに膀胱炎でした。

在宅で主に事務の仕事をしているので座りっぱなしが多く、一度PCに向かうと数時間そのままという事が結構ある生活でしたが、半年くらい前までは「そろそろ休憩するか…。」のタイミングでトイレとお茶の用意という普通の事務員生活だったと思います。

それが昨年末位から、立ち上がった瞬間に尿意が沸き上がり、ヤバいのこままじゃトイレに間に合わない、という緊急事態に見舞われるようになったのと、全身の怠さ、トイレの後に何とも言えない痛みが出始めて近所の泌尿器科を受診しました。

診て下さった男性医師の診断は「膀胱炎と過活動膀胱」でした、白血球も高かったし年齢を考えると過活動膀胱はあるよね、と納得して抗生剤とトビエース(尿意の切迫感と頻尿を改善する薬)の服用が始まりました。

膀胱炎は仕事の知り合いからもよく聞くし、私自身若い頃から何回かやっているので、お腹周りを暖かくして、水分を摂っていれば落ち着くだろうと思っていました。

 

最初は一週間で白血球は落ち着いたもののすぐに再発、今度は抗生剤を二週間服用して再発を2~3回繰り返していると、3ヵ月経った頃には数値的にかなり改善されました。

抗生剤を飲むと怠さは落ち着くけど痛みはそのままだったのが不思議でした。

 

内服を続けても切迫性の尿意と痛みは、ほとんど変わりませんでした。

 

 

続きます。