あやかさん(小5)はしょうま君(小3)のお姉さんです。

ずっとスイミングに通っていて私から見ればとても水泳がお上手なお子さんです。

これまで通っていたスイミングをやめてしょうま君の5時間目から一緒にレッスンを受けることになりました。

 

 

あやかさんは「平泳ぎが思うように進まない」と言っています。周りから見るとうまいのですが本人は進まないと感じているようです。

泳いでもらうと、確かに息継ぎの時に止まりそうになり、なかなかスピードに乗れないようです。

 

手をかいた後に胸の前で一瞬止まってキックを待ってキックの時に手を伸ばしているような感じになっています。

 

タイミングを少し変えればスムーズな平泳ぎになります。

 

まずは、足を動かさず伸ばした状態で「浮いてパッ」の繰り返し。

「手をゆっくり動かす」「下を見て伸びる時間を長く」

「手をかいて顎の下に持ってきたらすぐに伸ばす」

上半身のタイミングがものすごくよくなりました。

 

次は

「息をするまで足を伸ばしておく」

「息をしたら足を曲げてキック」

を付け加えます。

普通はこんなふうに次々に練習を進めると混乱して訳が分からなくなるのですが、さすがスイミングで何年も頑張ってきたあやかさん。すぐにコツをつかみました。

 

これで「手をかきながら息をして、手を伸ばした状態でキックをする」という平泳ぎの絶妙のタイミングが出来てスイスイ進むようになりました。

 

「いつも進む!」

とご機嫌です。泳ぎこむうちにキックの時はもちろん、手をかいて息継ぎをしているときも水に乗って進むのが見ていてもわかるようになりました。

 

 

平泳ぎは手と足の動かし方が難しいと言いますが、実は手と足と息のタイミングが一番難しいと思っています。

あやかさんはこのやり方ですぐに出来ましたが普通はなかなか簡単にはできません。

 

水泳の経験が少ない人が簡単にこのタイミングを覚えるには、

ドル平から、キック1回のワンビートドル平、そして平泳ぎ

と移行するとすぐにできるようになります。

 

 

この時間にあやかさんはクロールの姿勢練習もしましたが、「スーパーマンハーイ」で足の位置が高くなりかかとが水から出ているときもありました。

 

「かかとがひんやりする!」

とキャッキャ言いながら楽しく練習してくれました。

 

 

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