6時頃に起床。

昨日の日記を書く。
タイトルは、
「感動なんてチンケなもんじゃなく、
感覚が激する「感激」が大事なんや!」

前田日明の言葉の引用だ。

7時、食卓へ。

ママが作ったお弁当。

 

 

軽くコーヒーを飲んだだけ、すぐに屋根裏部屋へ。

 

 

今日のLIVEに向けて、活字を写経して、
頭の中に前田日明の言葉を染み込ませる。

 

 

○その頃のプロレスの世界は「チンケ」だったもん。

 

○前田日明はすぐ「ムキ」になる。
今の時代は「ムキ」になることはカッコ悪いこと?
だとしたら前田日明は相当カッコ悪いはずだ。
しかし、そういう人をワタシは「プロレスラー」と呼びたい。
そういう人の「闘い」や「生き方」を見たいのだ。
感じたいのだ。(山口日明)

 

○ウソか、ホントか見分けるポイントは1つだけ。
その人間が、そのひとのためにどれだけ恥をかけるか!
自分のプライドとその助けようとしている人のプライドが
重なったときに
どちらを取るか、だけ。
そのときに自分のプライドを捨てれる奴は
ホントに人を助けようとしている人ですよ。
それ以外はみんなニセモノ、利用しようとしてるだけ。
プロレス界で誰かいました、そんな人?

(大仁田厚の)


○「ファイアーデスマッチ」なんて
俺からみたら「底抜け脱線ゲーム」ですよ。

 

○UWFが解散して全部を否定したら、
オレ頭狂うと思った。
全部を否定して火を点けて燃やしてしまったら、
その灰は自分の形をして絶対崩れると思った。

 

○現状のプロレスは「スタントマンのメロドラマ」ですよ。
みんなそれらしく見せているだけで
スタントすらしないじゃないですか。

 

○猪木さんから学んだことは「諦めない」こと。
良くも悪くもあのバイタリティは凄いよ。

 

○前田日明は綺麗だよね(糸井重里)

 

○巨大なフィクションがアントニオ猪木だとしたら、
オレは巨大なドキュメンタリーだ。

 

○猪木さんは俺に言ったんだよね。
「今度、村松友視さんっていうエラい作家の先生から
社会勉強をかねて話を聞いたらどうだ?」って。
なんでやねん!俺なんて高校生の時に
小林秀雄読破している人間だからね。エッヘン。

 

○いや、俺は知ったかぶりが嫌いなの。もっと嫌いなのが、
現場の人間が、知ったかぶられて喜んでるのがもっと嫌いやねん!

 

○自分で孤独な闘いをして「そうじゃない」っていうところで
自分のために生きてきたんだよ。
「アタシの世界はそんなもんじゃないわ」って。

 

○センチメンタルというのはね、日本古来の日本人の精神思想、
「物の哀れを知る」っちゅうこっちゃ。

 

○欲の中でもあまり、俺が俺が、自分が、自分が、
が出てくるとみっともないよ。
今言われているロマンというのがね、損得の気持ちがあんねん。
ロマンの中にね、センチメンタルな要素。
自分ってのを入れる隙間のないようのね。
センチメンタルな空間があるんだったらね。
それはいいもんですよ。それが理想。
それがないロマンって単なる空想。でも損得の紐付き。
どうしようもない。そういうものは。

 

○感動なんてチンケなもんじゃなく、
感覚が激する「感激」が大事なんや!

 

○古武道オタクで、
俺は骨法の向こうを張って「珍法」を作ろうと思って。

 

○やっぱり一期一会のこと会を大切にせんとな。
井伊直弼が言っているやん。
「同じ主客と交会するも、再び、
この会に帰らぜることを思えば、
我まさに一期一会の会なり」
ああ、怖い、また言ってしまった。
知識がボロボロ溢れ出るもんで。

 

 

書き始めたら、キリがない。
『紙の前田日明』は、名言の宝庫だ。

 

 

 

 

 

しかし、ボクが30歳のとき、
読んだ、このフレーズは忘れられない。

 

 

1992.04.24
「つまり、猪木イズムがカッコウのヒナなんだよ」

 

 

自著「誰のために生きるか」
で語ったアントニオ猪木評。


他の鳥の巣に卵を生みつけ、
孵ったヒナが周りの卵を全て巣の外に落としてしまう
というカッコウになぞらえて、
猪木イズムという毒を他人の人格の中に浸透させる
猪木の個性をこう喩えた。
猪木を公然と批判することも少なくない前田だが、
一方で他人が猪木の悪口を言うのは許さない。
「自分の父親母親がどんなダメな人間でも、
子供が言う分にはいいんだけど、
それを他人に言わしたらダメなんですよ」
「それはもう全人生、全人格をかけて怒らな!」
と語っている。

 

 

また、こういう言葉も。

 

1997.05.29
「俺を見るな! 自分を見ろ!」

 

 

『紙のプロレスRADICAL』vol.4のインタビューで、
ターザン山本へ送ったメッセージ。
かつては
「髪の毛掴んで引きづり回して、
その辺のたうち回してやる」
と公言もしていたが、
その山本が『週刊プロレス』
編集長辞任に追い込まれた際には
「世話になった人間が
今の彼に力を貸してるという話は聞いたこともない」
とその身を憐れんだ。
しかしもちろん心を許したわけではなく、
同インタビューでは
「俺、アイツ(=ターザン山本)と
一卵性双生児だったら
1分後に自殺してるわ」
と問答無用で斬り捨ててもいる。

 

 

こんな活字プロレスの時代に
うっとりとしてしまう。

 

 

昼、屋上部屋で
夢中で仕事をしているボクにママから差し入れ。

 

 

 

何、これ? 美味い!絶妙な辛さじゃん!

 

 

 

前田日明だけではない、
ボクとターザン山本との想い出も整理。



妻の浮気で部下に寝取られ、
私生活も最悪、
会社は左遷され、最終的には辞任。



人生のどん底で呆然とするターザンは、
浅草キッドが主催する『浅草お兄さん会』に入り、
老芸人&老レスラーとして、
若手と共に抗争し大活躍した。



この写真、見てみぃ!!

 

 

 

 

これは、昔、浅草キッドが率いた
お笑い団体『浅草お兄さん会』
の最終回の写真だ。



21年前。
2000年5月9日──。

 

 

大乱闘の末、
大団円でターザン山本が
ボクにマンぐり返しを決められる。

 

 

 

 

あの時の高揚は忘れられない。


54歳のターザンが
若手に混ざって、
フリチンを晒して、
必死で自分の生きざまを教えていた。


あれから21年、
傷だらけのターザン山本が
今も「不滅の男」として、
LIVEの舞台にあがるのだ。

 

 

今日のLIVEのOPビデオには、
このふたりの不滅の男の輝かしい日々、
今も不滅の勇姿が、
遠藤賢司の歌と共に、
刻み込まれている。


YouTubeには残らない、
これだけでも見て欲しいと思えるものだ。
誰もが、
涙がチョチョ切れるだろう。

 

 

14時に関口さんが来宅。
トークで話す、画像資料などを確認。



15時にドルフィンのミキが迎えに来る。



アド街ック天国チェック。
今日は、前田日明RINGSのトレーナーですね。

 

 

 

荷造りして、歩いて阿佐谷を目指す。


途中からドルフィンの佐野も合流。


そして、阿佐谷ロフトへ。

 

 

 

さぁ、
今日の会場を来なかったことを
後悔させるような、
伝説のLIVEにしてみせるぜ!!

 

 

水道橋博士のライブ 「阿佐ヶ谷ヤング洋品店vol.3」 生配信は終了しましたが29日までアーカーブで全編見れます。
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