１２月２３日（旧暦１１２９）金曜日（壬子）
日本紀元２６７１年７８歳の日本天皇のお誕生日です。
おめでとうございます。「天」…この文字は日本人にとっても、
アジアの民としてもかなり重要な文字なのではないか！？
水分 古代文字メモ「天皇」「皇」が甲骨にはないので、初期金文風に書しました。
現存最古の象形性豊かな殷の金文を見れば、はじまりの｢天｣がわかる！
【天】［音］テン［訓］あめ・そら［象形］大は人の正面形。
その上に大きな頭をつけ、人の巓頂（てんちよう）をあらわす。もと人の頭部をいう。
天を神聖とする観念はすでに卜辞にみえ、殷はその都を「天邑商（てんゆうしょう）」と称している。
そして周の時代の金文の文字。周初の〔浩尊（かそん）〕や〔大盂鼎（だいうてい）〕には天室の祭祀や天命の思想がしるされており、〔周書、五誥〕の文は、天命の思想をその政治理念の基本としている。
戦国時代は多様性の時代である。天地は古くは天堕といい、怜（嶺）とは天上の神が降下するところに、土（社）を設け、犠牲を供え、これを迎えるところを意味した。すべてのことは、天命によって決する。それで人為の及ばぬことを、すべて天という東洋思想はこのころに完全に生まれたのではないか？そして秦の国の文字。
泰山刻石である。
紀元１００年に説文解字（字書）で統一された文字の基本はこの国におかれている。そして文字を刻むより、早く書くようになる。漢字代の隷書。
楷書の手本にもなっている虞世南の孔子廟堂碑。
今年は２０１１年＝日本紀元２６７１年である。
文字は３３００年以上前から存在する
この天の文字の言霊の長い歴史の上に僕等は立っている。
忘れないで、先祖や本当の過去を祝福したいものである。
現存最古の象形性豊かな殷の金文を見れば、はじまりの｢天｣がわかる！