さぁ、今日はラスト!
最終日に皆さんへお伝えしたメッセージです♪
目に見える言葉にとらわれて、裏に隠された気持ちがなくなる。
三日目も音響監督さんから、
最初に指令が出ましたw
テンプレ演技と解釈は間違えてくれるなよw
どんどんハードルが上がっています!(*≧艸≦)ププ☆
でもね、これって…言われなくてもわかっていて当たり前の事。
なので、オーディション前に何も言われなかった1日目の人が、
万が一、「ずるい」と思ってしまうかもしれませんが、
ちっともずるくないのです。
だって、現場に出るレベルの声優さんは、
皆さん、言われなくても最低限、こんな事はちゃんとやってらっしゃるのですからね。
まぁ、それが出来ていれば、
とっくに売れっ子になってるって話でもありますけどね。
(*≧艸≦)ププ☆
さてさて。
ハードルの上がった三日目。
だからこそ、みなさん必死に食らいついてくださいました。
そんな中、見え隠れしたのが、
台詞の文字にとらわれすぎて、
根底に流れる感情がなくなってしまうという事が多々ありました。
例えば、
おちゃらけてる台詞。
あきれている台詞。
そんな台詞があったのですが、
シーン的にどんな言い方をしようとも、
主人公を心配しているキャラの台詞なのです。
だから、心配している気持ちを出しつつ、
おちゃらけたり呆れたりのコラボ技で演技するべきなのですが、
台詞の文字に引っ張られてしまって、
ただ単におちゃらけただけの演技、
あきれるだけの演技になってしまう事がありました。
すごく勿体ないし、
惜しいなって思いました。
キャラの全体の立ち位置まではきちんと理解しているのに、
最後の最後で気持ちを忘れてしまっている。
やる事が多かったし、
オーディションで緊張しているので、
普段できている事でも出来なくなってしまっている。
などなど。
そんな感じだったと思うのですが、
声優って、舞台役者なんかとは違って、
目には見えない気持ちを「声だけ」で演じる役者です。
それなので、気持ちを間違えてしまうと、
その時点でシーンもキャラもストーリーも破綻してしまうのです。
舞台なんかでも気持ちは大事ですが、
身体で気持ちを表現する事も出来たりと、
意外と表現の媒体が多かったりします。
でも、声優は違う。
声だけです。
なので、1つの間違いが、すべてを壊してしまう。
そんな難しいお仕事なんだと、
再確認できました♪
これも審査員側にいて、
めっちゃ冷静にオーディションというものを俯瞰的な目線で見れたからこそ、
再確認できた事だと思いました♪
でね、三日間を通して思ったのは、
100回のレッスンよりも、
1回の現場経験にまさるものはない
なんて言われる事もありますが、
オーディションも同じだと思いました。
100回のレッスンよりも、
1回のオーディションは、
レッスンの何十日分の価値があると思ったのです♪
オーディションは合否だけじゃなくて、
学べる事もたくさんあるんですね。
そしてたくさんの事を教えてくださった皆さんに、
還元したいと思いつつ、
とても感謝しました♡
そんなわけで、
今回『らせんかいろ』キャストオーディションに来てくださった全員の方に、
本当に感謝しています♪
本当の本当にありがとうございました!
合否はこれからですが、
収録日当日は原作者として現場にいるはずですので、
合格された皆さんと、現場でお会いできるのを楽しみにしています♪