メリークリスマス✍️ | ”ピースの讃歌”

”ピースの讃歌”

毎日が写真展、世界はギャラリー!

 今年は肖像写真家、吉川富三先生の生誕120周年記念の大佳節の年。私にとっては、東京厚生年金会館の写真室でお世話になった大先輩であり、写真史という檜舞台に寿を彩る、尊敬すべき一筋の眼差しでもあります。

 写真の大切なテーマの一つに、人間性の追求があります。例えば「その場に居合わせたら、あなたならどうする?」といった、時に写真は完結した作家のメッセージであり、ワンフレーズ、ワンクローズという表現を通して、見る側にある種の連帯感を使役する、思考の道具であるからなのです。「何かの時には手を貸して貰えないか?」といった、バイスタンダーを協力者に加えてしまうような話の機転、それが写真のメッセージであり、老弱男女、お茶の間を通して語り合える話題こそが、写真の全てであります。作家の常日頃、その言動によって育まれる、王道たる品位。正に、このことが連帯感の証明であり、その年輪、尊い歴史の源に人間性を追求した、作家先生皆様方の輝く命を、垣間見ることが出来るのです。

 また、写真は覚醒の装置でもあります。見る側の感性に揺さぶりをかけ、何かを呼び覚ます、追憶の武器でもあるのです。忘れかけていたこと、やりかけていて、未だ終えていないことなど、相手側の見通しを推し量りつつ、隣人としての一助、それが写真というメッセージであるかも知れません。






 時代を駆け巡る、最も大切な合言葉。そう、それはシェアすること!でした。その目的とするところは、同じ認識に立つことであり、つまり事実を知ることにあります。宇宙船地球号、同じ一つ屋根の下、皆で見てどう思うのか?社会の公器として、一社会人の基本、そのエチケットを武器にしつつ、大いなるギブ&ギブの精神で、公共の時間に活況を描いて参りましょう!

 さぁ、大いなる選別の一助としての写真、正に節度!それは新時代を駆け巡る為のパスポートであり、唯一無二、真心の履歴書でもあります。そう、エキシビション!そして熱意!熱意!熱意!そりゃ、もう!私も一意専心、新たな作画に挑戦して参ります!

メリークリスマス🎁🎄