ちらし寿司にうってつけの日 -2ページ目

三遊亭小遊三 vs こっくりさん


『ちょっと奥さん、何か忘れてなぁい?』

万引きGメンをしていた母が、病院のベッドで亡くなる直前に言った言葉だ。その時私は高校二年生であった。


中学時代に暴走族に入り悪いことばかりしていた私は、母には兄弟の中でも特に迷惑をかけたと思う。
高校までは何とか卒業することが出来たが、その後は何をするでもなく毎日プラプラとしていた。


気付けば私は二十歳になっていた。


二十歳の誕生日の日、父から一本のテープを渡された。
そのテープには、生きていた時の母の声が録音されていた。二十歳の誕生日に私に渡すように母は父に頼んでいたという。


私は急いで自分の部屋に行き、テープを再生してみた。




『カズくん、二十歳のお誕生日おめでとう。おそらくカズくんがこのテープを聴いている時には母さんはカズくんの側にはいないでしょうね。二十歳になったっていうのに何も買ってあげられなくてゴメンね。お…お母さんがい…なくても、カ…ズくんは強い子に…なってるので…しょうね…あっ、そこ…。今頃は…、そこっ…店長っ、そこは…大学生になってるのかな…はっ…ちょっちょっ店長っ…まだ録音中なんですから…あんっ、まだお昼なのにぃぃぃ…あぁぁんっ…カズくぅぅぅぅぅん!ごめぇぇぇぇぇん!お母さんイッちゃうよぉぉぉぉぉ!店長ぉぉぉぉぉ!』



10分ぐらいのテープだったが、そのほとんどは母が店長(?)に対して喘いでいる声であった。



おそらく私は現実逃避したかったのであろう…次の日の朝まで無心でスラムダンクを1巻から読み返し続けた。




【本日の私】



春を意識して、全体的に赤で統一してみました。
無駄なものを省き、あえて上半身を裸にすることで春の訪れに対する喜びを表現しています。
ファッションチェックお願いします。

白鵬の性癖

~兄の処刑まであと2日~


『オマエらの中に、野茂の給食費を盗んだ奴がいる!』
担任の先生は声をあらげた。

野茂が体育の授業から教室に帰ってくると、カバンに入れていた教室費がなくな
っていたというのだ。

担任『はぁい、それじゃあ皆、目を閉じて机にうつぶせになりなさ~い』

担任『絶対に目を開けるんじゃないぞ~』

担任『それじゃあ聞きます。野茂の教室費を盗んだ者、手を挙げろ』



担任『おかしいなぁ~。何か知ってる者もいないのか?』


担任『そんなはずはないのになぁ~。犯人が見つかるまで今日は帰れんぞ~。』


担任『人の物を盗むというのは犯罪だ!泥棒なんだぞ!大変な問題なんだぞ!』


担任『先生は悲しいよ。自分のクラスでこんな事件が起こってしまうなんて…』


担任『先生は、教師になって20年だが、こんな問題は初めてだぞ』


担任『絶対に目を開けるんじゃないぞ~』


担任『これは完全に泥棒なんだぞ!大変な問題なんだぞ!』


担任『先生は悲しいよ。自分のクラスでこんな事件が起こってしまうなんて…』


担任『先生は、教師になって20年だが、こんな問題は初めてだ…。』


僕は、何回も同じ言葉を繰り返しているだけの先生に怪しさを感じ、コッソリ目を開けて先生のことを見てみることにした。








…先生は、教壇から女子生徒の方向を見てチンチンを出していた。





カブトガニの育て方

「7番~、セカンド~、吉田くんに代わりまして~、代打~、中島くん~」

ツーアウト、満塁、一打逆転の場面で、監督が代打として送り込んだのは、永友でも寺山でもなく…中嶋だった。
正直驚いた。どうして監督は、こんなに大事な場面で中嶋を起用したのかと…。

確かに中嶋は、この中の誰よりも努力していた。毎日誰よりも早くグラウンドに来て整備をし、誰よりも遅くまで自主トレをしていた。しかし、中嶋は3年間でレギュラーになるどころか試合に出たことすらなかったのだ。

だが、きっと監督には何か考えがあるのだろう…。僕達は高校最後の夏を中嶋に託すことにした。



1球目をピッチャーが投げた。

…「バスン!」…空振り…。

2球目をピッチャーが投げた。

…「バスン!」…完全にスッポ抜けたボール球を、まさかの空振り…。

2球目にして、もう後がなくなってしまった…。やはり中嶋には無理だったのかもしれない…そんな不安が頭をよぎった。

3球目をピッチャーが投げた。

…「カキッ!」…ボールはバットの先っぽをかすり、前に転がった。

ショートに向かってボールはゆっくりと転がっていく…

「ナカジマぁぁぁ!!!走れぇぇぇ!!!」僕達は必死に叫んだ!

中嶋は走った。これまでの3年間の全てを出し切るかのように無心で走った。ズボンがずり落ちているということも気付かずに…。

中嶋は全速力でファーストベースを目指した。

あと2メートル…

あと1メートル…

その時、全速力の中嶋の下半身は、完全に剥き出しになっていた。

何も気付いていない半裸の中嶋は、ファーストベースに向かって頭から飛び込んだ。





球場はざわめいた。
…しばらくして、砂ぼこりの中から下半身を丸出しにして寝転んでいる中嶋か見えた。



…結果はアウトだった…

しかし、チンポコを削ってまで決死でファーストベースに飛び込んだ中嶋に、球場は大歓声に包まれた。


数日後、中嶋は生きることからもドロップアウトした。






イルカの調教師の方に思いっきり叱ってほしい。

~前回までのあらすじ~



チャカ・カーン星人を倒した僕らは、ユッケ姫が捕われている城を目指した。


しかし、先程の戦いでフィリピーナ恵は立っていることすら精一杯の状態であった。それもそのはず、フィリピーナ恵はチャカ・カーン星人のチャカチャカビームをまともに浴びているのだ。


心配する僕らに、フィリピーナ恵は言った『ワタシノコトハ…キニスルナ…オマエタチハ…サキヘ…ススメ…』


私は言った『バカ野郎!仲間を見捨てて行けるわけねぇだろ!!』


フィリピーナ恵は言った『アナタタチノ…モクテキハ…ヒメヲ…スクウコト…デショガ…』


わさび太郎は言った『辛いけど…ここでフィリピーナ恵とはお別れしよう。』


平成のスフィンクス長谷川は言った『テメー!!なんてこと言うんだ!!フィリピーナ恵の命はどうだっていいって言うのか!!』


ブーツイン男爵は言った『落ち着け!わさび太郎が本当にそう思って言っていると思うか?フィリピーナとわさびは幼少時代から、時には親友、時にはライバルとして常に一緒に過ごしてきたんだ。そんな仲間と別れるわさびの気持ちも分かってやれよ…。』


Jリーグチップス兄弟は声を揃えて言った『フィリピーナの命は、絶対に無駄にはしねぇから!』


肛門末吉は言った『巨乳でスケベな家庭教師って実際にはいるはずないよなwww』


釣りバカ金太郎は言った『さぁ行くぞ!日がくれちまうぜ!!』



この時僕らは、仲間内に敵のスパイがいるということに、まだ気付いていなかった…。













いささか先生vsカマイタチ

~高校受験当日~




今後の人生が決まるかもしれないという大切な日に、私は寝坊をしてしまった。
いつものように食パンをくわえて、ブラウスに片手を通して「遅刻だぁぁ~!」と叫びながら走って家を出た。


試験会場に向かって走っていると、道端でうずくまるお婆さんがいた。どう見てもお腹が痛そうにしている。


私は時計を見た。…もうとっくに試験は始まっている時間だ…。


しかし、私はそのお婆さんを見て見ぬふりをすることはできなかった。


…私はお婆さんをおんぶして病院に運んだ。


…案の定、試験には間に合わなかった…。


しかし、助けたお婆さんは…なんと私が受験に間に合わなかった学校の学長だったのだ!


私は学長の特別推薦で志望校に入学することができた。


卒業まで、学長の性奴隷として身体を捧げるという条件で…。






一度でいいからヌーブラを付けてみたい

私の自宅には毎年、1月22日のカレーライスの日にカレーの国からカレーの王子様がやってくる。
ある年の1月22日、同級生の猪木と共同生活をしていた私は、この日もカレーの王子様が来るのを楽しみに待っていた。



…しかし、その日王子様は来なかった。
私の家に来る途中の電車の中で痴漢行為をしてしまったらしいのだ。



王子様だって人間だもの。












チョコバットって何で美味しいんだろうね。

兄の処刑まで…あと3日



その頃私は、親友の一休さんとフルーツバイキングに来ていた。そこで大好きな苺のミルフィーユを食べながら2時間ほど恋バナをした。
一休さんは「フルーツ食べたら何だかエッチな気分になっちゃったよぉ~」って言ってたけど、無視した。



その後二人でヒートテックを買いにユニクロに行った。レジに向かう途中に一休さんが財布がないと言って慌てだした。…結局財布は一休さんの靴の中にあった。カツアゲされないように靴の中に入れてたのを忘れてしまったそうだ。
一休さんは「財布見つかって安心したら何だかエッチな気分になっちゃったよぉ~」って言い出したから、無視した。






ハクナマタタ

私の幼少時代の話をしてもよろしいでしょうか?



海賊王の父と、お弁当屋の母との間に生まれた私は、生まれながらにして世界政府に命を狙われる身となった。しかし、どうしても海賊王の意志をこの世に残したかった父は、私をある森に隠すことにしたのである。


私は8歳になるまで、その森で動物達に育てられた…
森の中で毎日のように仲間達と意味不明な歌を歌いながら過ごした。
いつしか私は、森の中心的存在になっていた。






幼少時代を一緒に森で過ごしたイノシシとリスみたいな奴、元気にしてるかな…。