熊本視察 | 金澤 俊(すぐる)のブログ

金澤 俊(すぐる)のブログ

苫小牧市議会議員 金澤 俊(すぐる)の日記、主張

12月23日、24日の行程で、熊本市の熊本城ホールと熊本県の「くまもと家庭教育支援条例」に基づく家庭教育支援の施策について視察を行ってきました。

 

熊本城ホールは、2年前に苫小牧市議会の特別委員会で熊本市の復興計画について視察させて頂いた際に建設中だったもので、苫小牧市で検討している市民ホール建設に活かせる点はないかとの思いから視察させて頂きました。

 

熊本城ホールは、熊本市の繁華街にある熊本城近隣の再開発事業の一環で、民間資本の開発段階から市が参画し、民間事業者が建設し、熊本市が300億円で買い取る形で進められ、この12月にグランドオープンとなっています。

ホールの施設には、マンション、ホテル、公共交通機関、商業施設や駐車場が隣接し、複合的な施設となっています。

ホール自体はメインホールは2,300席という大きなものを用意しておりますが、その他にも国際会議に対応するべく、多彩な利用が可能となる会議室が数多く用意されています。

注目したのは、運営について。

ホールの管理運営はコンベンションリンケージが指定管理受託しているとのことですが、指定管理料は0円。

すなわち、管理運営事業者がみずから収入を確保し、運営し行政からは施設の修繕などを除き支出はないということでした。

運営経費は約5億円ということでしたが、その収入を確保するために事業者の取り組みがこれから試されるところです。

この点については今後も経過を観させて頂きたいと思いますが、参考となる取り組みであったと思います。

 

熊本城ホールを視察した後は、熊本県議会にお邪魔し、同県の「くまもと家庭教育支援条例」に基づく家庭教育支援の施策についてその取り組みを聞きました。

同条例は、平成24年から検討が進められ、議員提案で制定されたものです。

その間、賛否ある中で議員間はもちろん、関係する専門家や各関係団体としっかりと協議しているプロセスを踏んでいるところが素晴らしかったです。

また、条例制定後の取り組みとしても、教育機関や行政が一体となって、くまもと「親の学び「」プログラムを推進してきており、家庭教育支援にかかわる県の支出も伸びてきていることから、理念条例に終わらず具体的な事業展開ができているのも注目すべき点でした。

 

今回で熊本市への訪問は3度目でしたが、再建中の熊本城を参拝で訪れた加藤神社の境内から見上げて、私も「まだまだ頑張ろう!!」と決意を新たにしたところです。

今回の視察にあたっては、自民党若手の同志である橋口海平県議会議員及び同志社大学アイスホッケー部の尊敬する先輩で県職員の方に大変お世話になりました。

この場をお借りして心から感謝を申し上げます。