こんにちは勝呂美和子です。
最近講師でお世話になっているスクールの生徒さんからブログ読んでます。とのお声をいただきとても嬉しいです^^ありがとうございます。前にも書きましたが、私のやり方は「正解」とうわけではありません。あくまでも私のやり方で、上達の仕方や、練習の仕方は様々あって良いと思っています。やり方を足していって、引いていって、残ったもの、その人から滲み出るものが個性ではないかと思います。
今回はボイスオーバーの重要性。
ナレーションと同じ。大切なボイスオーバー。
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TV番組を見ていて、よく外国の方がインタビューに答えていたり、外国ものの再現ドラマVTRだったりに日本語の吹き替えが当てられているのを目にしたり、耳にしたりしませんか。それが「ボイスオーバー」。
他にも記事の朗読や、短い文章を読んだりすることもありますが基本的にはセリフのことを指すのだと思います。
これはVTRの中に2、3行だけ出てきたり、簡単じゃない?と思われがちですが非常に重要です。きちんと内容に沿った言葉、表現、することができないとVTRの流れを一度止めてしまいます。そうすると良いVTRでもなんとなく気になって頭に入らなくなってしまいます。それではいけません。
私のボイスオーバーの練習法としてはまずそういったボイスオーバーがたくさんある番組などを自分でピックアップし、録画して、書き起こし練習、画に合わせて練習することです。私は女性なので、女性のパターンが多い映像を録画します。また、ボイスオーバーの場合は、その場で一人で何役も兼ねることが多いので、子供からおばあさんまで幅広い役柄が求められます。30代を何人かやってください。などもあります。
また原稿はその場で渡されることが多いので瞬発力が必要です。慣れている人ならすぐにできますが新人さんなど、ある程度自分のパターンや引き出しを持っておかないと現場で対応できません。なので慣れていないと自分が思うならば自分で引き出しを用意する、準備する、といったことが必要です。普段の演技でもそういったことは必要なので非常に大切になります。「パターンをそんなに持っていないよ」と思う人は口の形を普段より大げさに曲げて見たり、ウイスパーで出して見たり、わざと声を枯らして見たり、声のみで変えられないなら物理的に手を口に当てて口の形を変化させて喋ってみる、姿勢を変えてみるなど、練習の仕方はたくさんあると思います。練習してみて採用できるものを現場に持っていきます。
2020年に向けてこれから外国選手のインタビューもたくさん増えていくことでしょう。そういった事にいち早く対応することも準備の一つだと私は考えています。また、ナレーションで自分が入っている場合、ナレーションは一定の立ち位置で話していることが多いので、ボイスオーバーは自分の新しい面ををスタッフさんに聞いてもらえるチャンス、とも思っています。たくさんパターンをもっていればそれだけ使われる場所も増やすことができるということです。「パターン」というのは「表現できる」という意味で、です。
自分が出来る、出来ないを自覚して、準備する。
良いボイスオーバーをできるようになるには、まずは準備と瞬発力と思っています。
勝呂美和子