仕事を増やしていくためにやったこと40 滑舌の練習に戻る。 |    すぐログ!!

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ナレーターの勝呂美和子(スグロミワコ)です^^
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今回は滑舌の練習に戻る。
基礎って大事だなぁ。と思う。

テーマ
滑舌の練習に戻る
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『仕事しだすと練習しなくなる人、演技を磨かなくなる人、たまにいるんだよ。君たちは常に磨く事を忘れていけない』
随分昔、言われた言葉です。確かに学校を卒業すると学ぶ場は急に無くなります。技術の向上や開発は自分でやらなければ、求めて行かなければ、何も変わりません。

ナレーションの仕事をする様になって、最初はPRから始まり、今は長い番組なども任せてもらえる様になりました。細かい技術的な面や表現する面は別にしてまずナレーションを読むには、とにかく色々な番組やVPやCMを見て聴いて触れ、読む訓練をする。それを増やしていくことだと思います。初見に強くなるには初見の原稿を沢山読んで練習するしかありません。地味な作業ではありますがそれが一番だと思います。

基本的なことって大事だな。と思うことが増えて最近見直しをしているのが『滑舌』について。それは普通の人よりは滑舌は良いですがオンエアーのチェックや、サンプルを聴き直ししたりすると「あ、ここは弱い」という箇所を発見することも。全体的な技術の向上を求める事も大切だけど一つ一つの言葉の使い方も大事だな。と思うようになり、滑舌について改めてやり直しています。

始めてみたのは、養成所の時の本やスクールで頂いたテキストを全て引っ張りだてきて『ここからココまで』は『毎日やる』と決めて実行。最初から全部をやってしまうと私の場合中々続かないので慣れたらその分量を増やし、繰り返す。

発声の仕組み、舌の位置、テキストにも図は載っていたりしますが実際に自分で絵に描いてみて、口の中で起きている現象をイメージする。

最近ランニングをやり始めたのですがその時に、教えて頂いた口を動かしての筋肉トレーニングも一緒にしています。飴玉を頬張ったみたいに舌を左右に動かしたり、歯と唇の間に入れて回したり。反対回しも。これ結構辛いです。走ったり歩いたりしながら同時にやると気がまぎれるのか割と続けられます。ウーの形に口をすぼめてイーの口にして左右に引っ張る。それを繰り返したり。
口の運動、舌の運動をしてから滑舌をやるとしていない時よりも滑らかに動く気がします。女性は、ほうれい線にも効くらしいですよ!(^O^)/歯ブラシをする時も少し大きめに動かして口の空間を広げる意識をする、私は口が小さいのでなるべく大袈裟に口を動かしてみるなど。
口角を意識して笑う様にする事。(滑舌とはあまり関係ないかも。。)俳優さんや声優さんが若くみられる、というのは毎日顔の筋肉を使っているから、では無いかと思います。


今回気をつけている事は早口言葉を言えるよりも、口の中や舌の位置を意識してゆっくりと言い、一音一音を確かめながら確実に発音出来る様にです。

前は何も考えずに教えられたから、という事で繰り返しやっていました。今はやる意味と、目的とを考えてやっています。
理想の自分を作って行く上で大切な訓練だと改めて感じています。滑舌は直ぐには良くなりませんよね。
毎日の積み重ねが未来の自分をつくる。コツコツと続けて行きます(*^^*)


それでもかなり酷い、治らないという方は一度整体をお勧めします。普段から首や肩の筋肉が凝り固まっている人は呼吸も浅く、発声の部分で支障が出ます。身体のコンディションを整えてから取り組む。それも早く上達する為の第一歩かもしれません。




勝呂 美和子