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『本物を知っておく事の大切さ』
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人は自分の近くにある物を基準に考えますよね。自分の周りにある物で価値観が構成され、それが正しいと思うからです。
でももし自分の現状に満足していない場合はどうしたら良いでしょうか?
そうしたら自分の現在の価値観をぶっ壊すしかありません。
たとえばナレーション。昔の私はナレーションなんて全て同じだと思っていました。だからVPも、CMも番組の読み方も全て同じだったしテレビをみても自分と違うだなんて少しも思わなかったです笑。笑事では済みませんね。でも学びに行って全く別物だと知りました。感じました。ショックでした。レベルは違うだろうとは思っていました。が、自分なんて本当足元にも行ってないということを知りました。根本的な事から違う。
だからそれからは全部変えてテレビナレーションを学びました。
日常生活も変えた事があります。それは本物を知る努力をすること。それ迄は安い服、靴、小物、居酒屋、舞台、にばかり行っていたり買ったりしていました。今はなるべく高い基準の物を選んでしています。これを言うとちょっと敵を作るかもしれないのですが、でも自分は重要だと思うから書きます。
単に値段が問題、というわけでは無くてそれを続けて行くと自分の中にある程度の基準が出来るんです。考えてみて下さい。名のあるブランド品のバッグ、服、靴、時計。パッと見ただけでこれは高級品だ!と解るくらい。それを日常的にしている人って『それなりの収入を日常的に稼いでいる』ということなのです。そして本物を知っている人ほど目が肥えているのですぐに気付くのです。
前にビジネスセミナーを受けたときに、待ち合わせ場所はある有名ホテルのラウンジでした。床は絨毯ばり。照明はシャンデリア。椅子はフカフカで、人を呼んだらスーツの髪を固めた人が来てくれます。他の人たちはランチをしながら英語でミィーティングです。正直、場違いな所に来てしまった。と思いました。
そんな思いを知ってか知らずか主催の方は言いました。『こういう所で話すと信頼されるんですよ』と。そうなんです。格式ある所に招待する=その場を知っていると相手が思う=信頼できる人。になるのです。
だから私は自分の中に基準を作る為にお金を使う様にしています。勿論全てがそれではないです。仕事に関する事はそうする様に心がけています。
ナレーションに関して耳についてもそうで。テレビで日常的にトッププロ達のナレーションは流れていますよね。でもただそれを聴き流していただけでは自分の耳は育たないのです。それを分析して、細かく聞いて、どうやってやっているか、間を取っているか、自分はこうやりがちだけど、この人はあえてこうしたんだ。など、違いを感じる様にならないといけません。違いを感じて、実感して初めて進めるのです。
前に日舞を習っていました。日舞って知らないで観ていると眠くなりませんか?
それって多分 その人の踊りが完成形で美しいから、だと思うのです。流れる様な流暢な動き、音楽に見事合わせた振り。完璧なもの程自然過ぎて普通に見ているだけでは実はその中に技術や要素がたくさん詰まっているのに全く気付かない。でも、学んで色々解ると凄く面白いのです。綺麗って思うのとはまた別に凄さを感じる。
ナレーションで言うならその凄さの違いを今現在の自分が感じられないならそれは自分の耳の無さ。だと思うのです。
だからより多くの違いを感じられる様に日常を過ごしていく事を私はして行きたいです。

