75%超のオーストラリア人が夕食に変化を希望!調査結果を受けて国民を啓蒙する豪マスターフーズ | 【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

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■今号のスゴい★PR事例■

 


 

75%超のオーストラリア人が夕食に変化を望んでいる!
調査結果を受けて国民を啓蒙する豪マスターフーズ
|スゴい★PR《世界のマーケティング最新事例》

 


 




読者の皆様、こんにちは。

 



突然ですが、昨日の夕食はどこで誰と何を食べましたか?


そして、その夕食の時間は楽しいものでしたか?


 


 

 



お付き合いの食事会だったという方、友人と外で食べたという方、
一人でオフィスで食べたという方、自宅で家族で食卓を囲んだという方、
それぞれに様々な夕食のスタイルがあったことと思います。



 

食事をバランスよく、健康的に、またできることなら楽しくとりたいと
思っている人が多いと思います。

しかし、時間に制約もあり、また一人一人の生活スタイルも多様化している中で、
家族や親しい人とともに満足度の高い食事をとることは、多くの人にとって
難しいことになっているのも現実のようです。


 

 

そんな夕食の実態が、オーストラリアで行われた調査で判明しました。


 

調査を主導したのは、オーストラリア、ニュージーランドで食料品・調味料などの
製造販売を行っている、

 

MasterFoods/マスターフーズ


 

です。


 

 
※MasterFoods写真01
 

※Master foods official website
http://www.masterfoods.com.au/



 


同社はもともとルイスファミリーによって1949年にオーストラリアで創業、
その後1967年に、米巨大企業Mars, Incorporated/マーズ社の傘下となり、
現在では、オーストラリア・ニュージーランドで展開している食品・調味料
のブランドネームとして存続しています。



 

そして同社が先日リリースしたのが、

 


"Lifting the Lid on Dinnertime"


 

という名のオーストラリア人のディナーに対する認識や実態について調査を行った
報告書です。


 

 
※MasterFoods写真02




 

ウェブ上でも66ページにわたるPDFで公開されているこちらの調査は、2015年9月に
オーストラリアの単身世帯、ファミリー、カップル、ハウスシェアなど様々な
環境に暮らす18歳から64歳の1506人に対して行われました。


 

その結果判明したいくつかの調査結果は以下の通りです。

 


・夕食は家族や大切な人とつながりを深くする最も重要な活動である・・・78%

・毎日家族や友人と夕食をとっている・・・35%


・過去1週間に一度以上は家族や友人と手料理の夕食を食べた・・・46%

・週に一度か二度以上は、手料理の夕食をつくる・・・73%

・週に一度も手料理の夕食を作らない・・・27%


・週に一度以上はテレビの前に座って夕食を食べる・・・50%超


・夕食に何らかの変化をもたらしたい・・・75%超


 


調査結果からは、家族関係、友人や大切な人との人間関係の維持、結びつきと
相互理解をより深めるために夕食は最重要のファクターであると認識している
オーストラリア人が多いのですが、それと同時にまた現状に満足している
わけではなく、何らかの変化を起こしたい、改善したいと意識している人が
多数いることがわかります。



 

そして、この結果を重要視したマスターフーズでは、


 

" #MakeDinnertimeMatter "


 

と名付けた啓蒙キャンペーンをスタートさせました。


 

 
※MasterFoods写真03




 

そこでキャンペーンのメインコンテンツとして制作したのがこちらの動画でした。



 


" Who would you most like to have dinner with? | #MakeDinnertimeMatter | MasterFoods   "


https://youtu.be/2wfbY3i4FY0




 

動画はあるインタビューを行った場面を編集して構成されています。


 

まず登場するのは何組かの夫婦(カップル)。




インタビュアーは彼らに、


「もし、地球上の誰かと(生死は不問)夕食を共にできるなら誰を選ぶか?」



と質問します。





すると、「カイリー・ミノーグ」、「マリリン・モンロー」、「キム・カーダシアン」、
「ジャスティン・ビーバー」など著名人の名前が口々に出てきます。

 



その後、別室でモニターを眺める彼らの前に登場したのは、彼らの子どもたち。

そして同じ質問を子どもたちにも投げかけます。


すると、両親たちとは全く違った回答が飛び出すのです。



「ママとパパ」

「おじいちゃん、おばあちゃん、いとこや親せきも含めた家族みんなで」

「セレブリティを選ばないといけないの?・・家族とがいいな」

 


 


観終わった後に、家族や大切な人と夕食をともにしたいという思いが
素直に生まれてくるこちらのキャンペーン動画。

2月8日の公開から、72万7千回を超える再生回数となっています。

 


 

 

 

※ニュースソース


※Campaing Brief
http://www.campaignbrief.com/2016/02/masterfoods-says-makedinnertim.html#more

※Bandt
https://www.bandt.com.au/marketing/adorable-masterfoods-ad-asks-kids-who-they-most-want-to-have-dinner-with

※The Stable
http://www.thestable.com.au/clemenger-bbdo-show-parents-that-kids-makedinnertimematter/

※The observer
http://www.gladstoneobserver.com.au/news/how-technology-killing-our-most-precious-moments/2931314/

 


※写真出典(記事内掲載順)


※MasterFoods写真00
Picture:Screeen shot from MasterFoods Official Facebook

※MasterFoods写真01
Picture:Screeen shot from Pinterest

※MasterFoods写真02
Picture:Screeen shot from MasterFoods Australia Official Website

※MasterFoods写真03
Picture:Screeen shot from MasterFoods Official Facebook

 

 


 


■編集後記■


 

読者の皆様、こんにちは。

 


スゴい★PR編集担当の秦泉寺 明佳です。


 


今回は、「夕食」にまつわるトピックスをオーストラリアからご紹介
しました。


食習慣の変化や家族のライフスタイルの変化に迷い、また疑問を感じ、
改善したいと思っているのは、日本だけではないようですね。

 

私自身も、実は夕食を一人でとる頻度がかなり高いのですが、
それだけに、家族や友人と食卓を囲める夕食はとてもありがたく、
またその満足度の高さから、改めて重要性を認識します。


食卓に上がっているものなんて、突き詰めた話なんでもよくて、
誰と一緒に、どんな時間(雰囲気)を共有できているのかが
大事なんですよね。


 


たまには、議論や重たい空気が食卓にあがってしまうこともありますが、
今回の調査結果や動画を見て、自分からそんな空気を持ち出すのは
なるべく控えようと思いました。

 


今夜の夕食を、皆さんは誰と、またどんな風にとりますか?

 


 


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