スーパーボウルのCMラインナップに早くもメディアが注目!米マースはスニッカーズで挑むと宣戦布告 | 【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

【スゴい★PR】PRの本場アメリカ発 最新情報&事例

今、戦略的にPRに取組む企業が売上を伸ばしている!
ということでPRの本場アメリカを主に海外メディアに取り上げられた最新PR事例を中心にブランディングやマーケティングの成功(時には失敗)事例をお届けしています。

■今号のスゴい★PR事例■


 

スーパーボウルのCMラインナップに早くもメディアが注目!
米マースはスニッカーズで挑むと宣戦布告
|スゴい★PR《世界のマーケティング最新事例》


 


読者の皆様、こんにちは。


 

2014年の年の瀬も迫ってきていますが、アメリカでは来年2015年の
2月1日(日曜日)に開催されるNFLスーパーボウル
に向けた戦いが
熱を増してきています。



 

Picture:Screen shot of Gaming Zion.com



プレイオフ進出やシード順位の決定を左右する正念場の試合に各
チームがしのぎを削り、ファンの声援にも熱が入る一方、スーパー
ボウル当日のもう一つの面白い戦いである、各社のCM合戦の内容
についても、様々な発表や憶測が飛び交い始めています。



毎年、スーパーボウルのCMと言うと、その放送枠価格の高さも
去ることながら、各ブランドの気合の入った新しいCMのクオリティ
にも注目が集まります。



※2014年スーパーボウルのCM合戦についての過去記事はこちら
http://nipponmkt.net/2014/02/06/sugoipr-33/


 


そんなNFLのファンでなくとも注目するCM合戦の内容について、先日
最新情報が流れてきました。

 


「マースはどのブランドをスーパーボウルのCMで取り上げるのか?」



「2015年のスーパーボウルは、「スニッカーズ」でいく」





 

Picture:Screen shot of Coupon Clipnista

 

数多くの人気ブランドを抱える企業にとって、限られた枠・時間内で
どのブランドを取り上げるのかという決断は大きなものです。


「Mars,Inc.」は、「Snickers/スニッカーズ」の他、「Milky Way」、
「M&M's」、「Twix」、「Skittles」といった、数多くのキャンディ・
チョコレートブランドを抱える一大企業。



日本でも、ここ数年「スニッカーズ」の人気が再燃しているという話題、
その背景にあるマーケティング活動について、にっぽんのマーケター
でも取り上げました。




※’80年代から親しまれる定番商品が今、なぜ元気なのか。
「マーケターの企み」Vol.10:マース ジャパン 渡邉貴子さん(全4回)

http://nipponmkt.net/2014/05/07/takurami-10marsjapan_watanabe01/



 


本国アメリカでももちろん定番人気の商品ですが、2011年から2014年の
3年間にわたり、同社は「M&M's」を3年連続でスーパーボウルのCMで
取り上げました。

そう、「スニッカーズ」がスーパーボウルのCMで最後に取り上げられた
のは、2010年。




"You're Not You When You're Hungry"


「お腹が空いているとき、君は君じゃない」




というキャッチコピーの初登場とともに、人気コメディ女優の「Betty White
/ベティ・ホワイト」を起用したCMは、その年のスーパーボウルCM好感度・
人気ランキングで一位を獲得するなど、その年の「スニッカーズ」の売り上げ
UPに大きく貢献しました。

 

※Snickers Super bowl XLIV 2010 Commercial

http://youtu.be/VLy4qzV1gL0



残念ながら、2015年のスーパーボウルコマーシャルには、「ベティ・ホワイト」
は登場しないことがマース側から既に明言されていますが、キャッチコピーは
そのままでいくとのこと。



最近放送されていた、「スニッカーズ」の同コピー下でのコマーシャルは、
NFLチーム「クリーブランド ブラウンズ」のクオーターバック
「Johnny Manziel/ジョニー・マンジール」を起用したこれまた面白いもの。



※SNICKERS® - “Johnny JamBoogie”

http://youtu.be/B0_aBMgBo_k

 



同社ブランドの「M&M's」のコマーシャルもそうですが、ユーモア溢れる
コマーシャルは同社の得意とするところ。


そのDNAは、遡ること1996年のスーパーボウルコマーシャルでも見られます。



※Snickers Superbowl "K. C. Chefs" Commercial (1996)

http://youtu.be/Rle4ivrTMfw



NFLのAFC西地区に所属するミズーリ州カンザスシティに本拠地を置く
「Kansas City Chiefs/カンザスシティ チーフス」のホームスタジアム
グラウンドに、チーム名「Chiefs」とペイントすべきところを、「Chefs/シェフ」
とペイント
してしまった・・・というもの。

 

近年のコマーシャルと比べるとシンプルなものですが、面白いですよね。



 

3年ぶりに久しぶりにスーパーボウルの表舞台に登場することになった
「スニッカーズ」。


ここ2年連続で、好感度第一位を獲得している「バドワイザー」からその
栄冠を奪還できるのか、来年2月1日が楽しみです。


 


※ニュースソース

※Ad Age
http://adage.com/article/special-report-super-bowl/snickers-coming-back-super-bowl-betty-white/296081/

※Campaign US
http://www.campaignlive.com/article/campaign-daily-download-friday-dec-5/1325416

※USA Today
http://usatoday30.usatoday.com/MONEY/usaedition/2010-02-08-admeter08_ST_U.htm

※Superbowl Commercials Organization
http://www.superbowl-commercials.org/

 


 


■編集後記■


 

読者の皆様、こんにちは。スゴい★PR編集担当の秦泉寺 明佳です。


 

クリスマスまであと2週間。


ホリデーシーズンのショッピングも佳境に入ってきました。




この時期、どうしても緩みがちになるのがお財布の紐。
家族や友人を招いてのディナーやパーティーなど、食料品への出費も
増えがちな頭の痛い時期です。



アメリカでは、「紙のクーポン(割引券)」を始め、食料品や日用品を
購入する際に、スーパーやドラッグストアで使えるクーポンが数多く
存在しています。


これらを店頭の安売りセールなどと合わせて使用することで、割引率を
最大化するのが賢いショッピングの一つですが、その他にも節約術には
欠かせないのが、



「キャッシュバックアプリ」



です。




これは、指定の商品(食材)を購入すると、その金額の一部がキャッシュ
バックされるというもの(銀行口座に振り込まれたり、小切手の形で
届けられる)です。




私が使用しているものは以下の通り。



※ibotta
https://ibotta.com/

※Checkout 51
https://www.checkout51.com/

※Savingstar
https://savingstar.com/

※Snap by Groupon
http://snap.groupon.com/

※Shrink
http://www.shrinktheapp.com/


 

該当商品を購入したレシートを写真に撮り送信する形で請求するもの、
お店のロイヤリティカード(ポイントカード)と紐付いていて、
自動的にキャッシュバックが請求されるものなどがあります。

野菜や果物、牛乳、パンといったものから、掃除用品、コスメなど
本当に様々なものが対象になっています。




ちりも積もれば山となるとはまさにこのこと。


気づけば数十ドルになり、ちょっとした主婦のお小遣い、また外食の
資金などになります。




小売大手ウォルマートも、


「Saving Catcher」


というアプリをスタート。




「いつも安い、どこよりも安い!」をモットーとする同社の姿勢を
体現しているこのアプリでは、ウォルマートのレシートについたQR
コードをアプリでスキャンすることで、競合店での同じ商品の販売
価格と比較。

もし競合店の方が安かった場合には、その差額がキャッシュバック
されるというものです。




様々な形で家計の節約を助けてくれるアプリ。
手放せません。



 

 

※にっぽんの熱いマーケターの連載コラム、アメリカの旬なマーケティング
ニュースをタイムリーにお届け。

『にっぽんのマーケター』

http://nipponmkt.net/